ニュース
東芝、7年ぶりにフルモデルチェンジしたオーブンレンジ「石窯ドーム」
2016年6月14日 16:49
東芝ホームテクノは、7年ぶりにフルモデルチェンジした過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム ER-PD7000」を8月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は18万円前後(税込)。
オーブン・レンジ・スチーム機能を備えた過熱水蒸気オーブンレンジ。庫内の天井を湾曲にし、熱風をすばやく循環させる「石窯ドーム構造」が特徴で、食品を前後左右から包み込み、ムラなく焼き上げる。
ER-PD7000は、7年ぶりにフルモデルチェンジした製品で、すべての機能を一から見直したという。高温350℃の熱風やスピーディーな解凍機能、奥行きをカットしたコンパクトサイズ、操作が簡単なタッチパネルなどを採用している。
あらゆる機能に特化したワガママで欲張ったモデル
東芝ホームテクノ 代表取締役社長 増山 泰正氏は、同社の電子レンジ・オーブンレンジについて以下のように語った。
「東芝は、1959年に日本初となる電子レンジを完成させ、これまでにさまざまなモデルを販売してきました。その中で追求し続けたのはお客様目線で開発するということです。今回フルモデルチェンジした石窯ドームは、あたためや解凍などの基本機能はもちろん、ヘルシー・時短調理にも特化した、とてもワガママで欲張った商品になっています」
オーブン機能では、セラミックコートの壁面から遠赤外線を放射する「庫内まるごと遠赤」を搭載。業界最高温度の350℃で調理でき、200℃の予熱を約5分で可能にする。高温で焼くことで旨み成分を閉じ込め、焼き上がりもキレイになるという。
また、湾曲天井の石窯ドーム構造には、ワイドな熱風ユニットを上下2段に配置。広い庫内のすみずみまで熱風を行き渡らせる。従来モデルでは角ばっていた四隅も丸くし、さらに熱風循環を促進させるという。
レンジ調理では、解凍機能に特化し、2つのセンサーを組み合わせた「高精度ダブル赤外線センサー」を新搭載。庫内1,024箇所を検知する「1024ポイント赤外線センサー」と、食材の置かれる中央を常に検知する「センター赤外線センサー」によるもので、スピード解凍に対応する。
解凍機能は、「スチーム全解凍」「お急ぎ解凍」「さしみ(半解凍)」の3モードを用意。スチーム全解凍を選択した際、100gの薄切り肉を解凍するのに、2015年モデルでは約15分必要だったが、ER-PD7000では約7分にカットされている。
外はサクッ、中はふっくら焼き上げるスチームトースト機能を新搭載
スチーム調理は、庫内温度に合わせてスチーム発生量を調節する「石窯スチームコントロール」を新搭載。温度が低い加熱直後はスチームを減らして結露を抑え、温度上昇に応じてスチームの発生量を増やす。少ない給水で効率よく蒸し上げるという。
また、トースト調理において、スチームを利用した「スチームトースト」も新たに備えている。表面をサクッと、中はふっくら焼き上げる。スチームトーストは2枚まで同時に調理でき、調理時間は約7分。
このほか、自動調理メニューは約450種類を用意。新採用のカラー液晶タッチパネルで、簡単に操作できるという。
メニューは、パエリアやノンフライヒレカツ、プリンなどのスイーツ調理まで対応している。庫内は2段式なため、同時調理も可能。上段は深皿で煮込みカレー、下段は角皿で焼き野菜のグリルなど、時短調理を可能にする。
庫内容量30Lながらコンパクトサイズを実現
本体サイズも刷新。奥行きサイズは、庫内容量30L以上のオーブンレンジにおいて、業界最小の39.9cmとしている。小型化は、従来は本体背面に配置していた熱風モーターを、底部に配置しなおすことで実現したという。
このほか使いやすさを追求した機能として、庫内の様子がわかる2段LED灯や、大きな音がしないスマートダンパー扉、3分間のスチーム噴射で庫内の汚れを浮かす「手間なしお手入れコース」などを搭載している。
本体サイズは、498×399×396mm(幅×奥行き×高さ)。庫内容量は30L。消費電力は1,430W。角皿2枚と深皿1枚、焼網が付属する。本体カラーは、グランホワイトとグランレッドの2色。
下位機種として、オーブン温度が最高350℃で自動メニュー数が153種類の「ER-PD5000」を9月上旬に、オーブン温度が最高300℃で自動メニュー数が108種類の「ER-PD3000」を8月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、14万円、10万円(税込)。