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進化したパナソニック「ビストロ」なら、大火力で本格料理も簡単にお手の物!

進化したスチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ NE-BS1300」

 パナソニックは、新機能「大火力極め焼きヒーター」を搭載したスチームオーブンレンジの新モデル「3つ星ビストロ NE-BS1300」を紹介するセミナーを開催した。製品の発売は6月1日で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、17万円前後(税抜)。

 本製品は、レンジ・ヒーター・スチームの3つの熱源により、1台で「焼く」「煮る」「蒸す」「揚げる」の調理が簡単にできるオーブンレンジ。2006年に発売以来、順調に売り上げを伸ばし、2015年12月末には累計販売200万台を突破している。

独自のヒーター線密度とハニカム天井で熱伝導率がアップ

 新モデルの特徴は、平面形状の「大火力極め焼きヒーター」を搭載した点。従来モデルは、ヒーター部に高火力を生み出す光ヒーターを採用していたが、お手入れがしにくいなどの理由から、ヒーターの形状をシンプルな平面にしてほしいという声も多かったという。

 一方で平面ヒーターは、ヒーター線を巻いた発熱部と、その熱を庫内に伝える天井部で構成されるため、高温になった際に天井部が熱変形し、発熱部との密着度が低下するため、熱伝導率が低くなるという問題があった。

 そこで新モデルは、ヒーター線の密度を22%アップすることで、ヒーター最高出力を従来平面ヒーターモデルの1.6倍にアップ。さらに天井部に、ハニカム形状を採用することで、熱変形が起きてもなめらかに盛り上がり、発熱部と天井が密着するようにしたことで、庫内温度が加熱3分時点で500℃近くまで上昇するようになったという。

写真右が新モデル。ヒーター線の密度が高いヒーター部をハニカム構造の天井部が覆っている
ハニカム構造だと加熱時に熱ムラも少なく、しっかり熱を伝えられる

 お手入れしにくい天井部には、セルフクリーニング塗料によるオートクリーン加工」を施した。飛び散った油が広がって酸素に触れやすくなり、加熱することで二酸化炭素と水に自動分解され、お手入れの手間を軽減することができるというもの。

3つの素材と3工程の下ごしらえで簡単調理の自動コースも

 もう1つの特徴は、3つの素材を使い、3つの手順で下ごしらえするだけで、あとは自動調理してくれる「3素材3ステップ」調理コースを搭載した点。仕事や家事に忙しい開発者らが中心となり、自らが作りたいと思えるレシピを多数考案し、厳選した33メニューを搭載している。

 セミナーでは、「揚げる」「蒸す」「煮る」「焼く」の実現が行なわれたほか、「3素材3ステップ」調理コースなど自動コースで調理された試食も振る舞われた。手間をかけずに調理されたものばかりだが、いずれも本格的な仕上がりで、忙しい人はもちろん、料理が苦手な人にも重宝しそうだと感じた。

会場には、ビストロで調理された美味しそうなメニューが並んだ
肉にパン粉をつけて焼いたノンフライ料理もこんがり焼き上がった
試食は3品。料理が苦手な人も火加減やコツいらずでここまで作れる

ビストロの特徴がひとめで分かる実機やパネル

 そのほかセミナーでは、ビストロの進化の歴史から、瞬時に食品の分量を見分けて、自動で加熱する「64眼スピードセンサー」、食品の中央部からおだやかに解凍する「サイクロンウェーブ加熱」など、ビストロならではの機能を多数紹介していた。

「64眼スピードセンサー」なら、温度帯の違う食品も一度に温められる
「サイクロンウェーブ加熱」で、冷凍した挽き肉をほろほろに解凍

田中 真紀子