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東芝、3つのセンサーと熱風量アップで調理時間が短くなったオーブンレンジ「石窯ドーム」

 東芝ホームテクノは、3つのセンサーと熱風性能の向上により調理時間の短縮を実現した過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム ER-RD7000」を7月上旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、17万円前後(税抜)。

過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム ER-RD7000」。左からグランホワイト、グランレッド

 オーブン・レンジ・スチーム機能を備えた過熱水蒸気オーブンレンジ。庫内の天井を湾曲にし、熱風をすばやく循環させる「石窯ドーム構造」で、業界最高350℃の高温調理と、200℃まで約5分という予熱時間の短さが特徴。食品を前後左右から包み込み、ムラなく焼き上げる。

 新モデルでは、加熱のムラを抑える直径約20cmの大型アンテナに3つのセンサーを組み合わせた「高精度トリプルセンサー」を新たに搭載。スイングする8つ目赤外線センサーで庫内の1,024カ所を細かく検知する「1024ポイント赤外線センサー」、庫内の中央部分を連続的に検知する「センター赤外線センサー」、庫内の温度を検知する「温度センサー」と組み合わせることで、解凍時間を短縮した。たとえばひき肉100gを解凍する場合、従来は3分台かかっていたのに対し、新モデルでは2分台の解凍が可能になった。

加熱のムラを抑える直径約20cmの大型アンテナに3つのセンサーを組み合わせた「高精度トリプルセンサー」を新たに搭載

 また、熱風ファンの回転数を増やし、熱風量をアップさせたことで、パンなどの焼き上がり時間も短くなった。従来では丸パンの焼き上がり時間は予熱6分、焼き上げ11分かかっていたのに対し、新モデルでは予熱6分、焼き上げ9分になった。

熱風ファンの回転数を増やし、熱風量をアップさせたことで、パンなどの焼き上がり時間も短くなった

 スチーム調理では、庫内温度を35~95℃の5℃刻みでコントロールする「低温蒸し」機能を搭載。柔らかい食感の肉や茶碗蒸しなど、温度管理が難しい調理もできる。

 本体には470の自動メニューを搭載。2段同時調理や、主菜1品と副菜2品、汁物とごはんに混ぜるもの1品が同時にできる「一汁三菜」メニューや、下ごしらえが簡単な「時短・お手軽メニュー」などを新たに追加した。メニューの設定は4.3インチの「カラータッチ液晶」で行なう。

 本体サイズは、498×399×396mm(幅×奥行き×高さ)で、庫内容量は30L。奥行き39.9cmは業界最小のサイズで、奥行き45cmのレンジ台にも収納できる。本体カラーはグランホワイトとグランレッド。

 下位機種としてセンター赤外線センサーを省略し、自動メニュー数が153の「ER-RD5000」を7月上旬に、庫内最高温度が300℃で、1024ポイント赤外線センサーを省略した「ER-RD3000」を8月上旬に発売する。希望小売価格は順に130,000円前後、90,000円前後(いずれも税抜)。