【年末特別企画】

ライター陣と編集部員が選ぶ「今年のベスト雑貨 2011」

by 編集部

 生活雑貨や小物など、家電製品の枠に捉われずご紹介している「やじうまミニレビュー」。家電製品ミニレビューと並び、今年も多くの製品が登場したが、今回は一年の締めくくりとして、ライター陣とスタッフそれぞれの、今年一番印象に残っている製品をご紹介したい。新年の買い物のご参考になれば幸いだ。

 

オフィスでご飯が炊ける「HOTデシュラン」 ~by すずまり

琳聡堂「HOT デシュラン HDS-1」

 今年のやじうまミニレビューの中で、忘れられないのは琳聡堂の「HOTデシュラン」である。1.4合までのご飯が炊けるミニ炊飯器で、専用器におかずを入れてセットすると、炊飯中の熱でおかずも同時に温められる。炊飯器本体がポータブルサイズなので、おかずさえあれば、オフィスで温かい食事が味わえるのだ。

 


メーカー琳聡堂
製品名HOT デシュラン HDS-1
購入場所Amazon.co.jp
購入価格3,980

 実は本品は、いったんレビュー品として返却したものの、忘れられず、その後自分で購入してしまった。といっても、筆者はいわゆる在宅ワーカーで、台所にいけば5合炊きの炊飯器がある。それでもHOTデシュランで炊きたくなるのは、要するに、HOTデシュランを使うと楽しいからである。「ああご飯炊けたよ~おかずこれだけだけど温かいよ~」という特別な気分が味わえる。そして、「今日も食べるだけ炊きました」という満足感も得られる。

 おもちゃのようなサイズながらも、まともな炊飯器として動作してくれるのも、妙な感動を呼ぶ。特別な機能はないので、炊いた米の仕上がりだけ見ると、もちろん高性能の炊飯器には及ばない。しかし、ついついHOTデシュランを使いたくなってしまうのだ。

気がつけば、再び本品が一層活躍する季節になっていた。検索してみると、レビュー当時よりかなりお買い得になっている! (注;レビュー掲載時、Amazon.co.jpでの価格は6,980円だった) これはプレゼントにちょうどいいのではないか。

 例えば自炊させたいご子息、単身赴任のダンナ様、オフィスの近くに手軽なランチ場所やコンビニがない方、お弁当を用意する時間がないほどいつも忙しい方、残業ばかりのあの人、いつも深夜帰宅で、わびしいご飯になりがちという方に贈るのもアリだ。日本人のソウルフードであるご飯が短時間で炊けて、場所も取らない炊飯器をもらって、迷惑がる人はいないのではないか、と勝手に想像している次第である。

 来年もまた、ユニークな製品に出会えますように! 

やじうまミニレビュー 琳聡堂「HOT デシュラン」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajreview/20110107_418035.html
琳聡堂
http://www.rinso-do.jp/
製品情報
http://rinso-do.jp/SHOP/51527/51528/list.html


“備えあれば憂いなし”を体現するスニーカー「ラドラートレイルキャンパー」 ~by 小林 樹

ティンバーランドジャパン「ラドラートレイルキャンパー」

 今年を振り返ると、やはり3月に起きた東日本大震災の記憶を抜きには語れない。揺れの際は会社で勤務中で、当日は長時間に及ぶ徒歩帰宅を余儀なくされた。

 10km、15kmと歩くうちに、履いていた靴のヒールが痛み出した。ヒールといっても2、3cmのごく低いものだったが、それでも長距離となると歩き辛い。せめて、会社のデスクに非常時用の靴を1足でも備えておけば良かった……そんな思いから手に入れたのが、ティンバーランドの「ラドラートレイルキャンパー」だ。


メーカーティンバーランドジャパン
製品名ラドラートレイルキャンパー
購入場所小田急百貨店 ハルクスポーツ
購入価格5,250円

 ラドラートレイルキャンパーは、本体を2つ折りできるスニーカーだ。1足の重量は368gと軽く、コンパクトで持ち運びにぴったりだ。

 履き心地は、本格的なスニーカーに比べれば靴底の厚さこそ劣るが、日常使いには十分だろう。非常時用のためだけに、デスクに忍ばせておくのは惜しいので、ジム用の運動靴として、毎日持ち歩いている。仕事用バッグに入れて持ち歩いても、大して重くならないし、かさばらないのが良い。

 バッテリーチャージャー、蓄電池、ランタン……今年は、非常用を謳った製品に特に注目が集まった。多くの方にとって、もしものための備えがいかに大切か、否応なく痛感した一年だった。あの日の記憶が色褪せぬよう、これからもこのスニーカーを傍に置いておきたいと思っている。

 

やじうまミニレビュー ティンバーランド「ラドラートレイルキャンパー」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajreview/20110912_476396.html
ティンバーランドジャパン
http://www.timberland.co.jp/
製品情報(直販サイト)
http://shop.timberland.co.jp/shop/mens/item/list/category_id/212

 

収納時コンパクト! なのに丈夫でたくさん干せる理想の部屋干しツール「どこでもポール 天井タイプ」 ~by 阿部 夏子

ツウィンモール「どこでもポール 天井タイプ

 今年もたくさんの雑貨を使ってきたが、中でも印象に残っているのがツウィンモールの「どこでもポール 天井タイプ」だ。共働きで、平日は部屋干しが基本となるため、この手の製品はこれまでいくつも使ってきたが、収納性、使い勝手、頑丈さにおいて「どこでもポール」が一番優れていたように思う。

 


メーカーツウィンモール
製品名どこでもポール 天井タイプ
購入場所楽天市場
購入価格7,800円

  特に収納性には、感動した。どこでもポールは、壁と天井の間にポールを突っ張って、その枝となるアーム部分に洗濯物を掛けて使用する。部屋干ししない時はアームを畳んで収納するため、収納スペースは最小150mm以内。部屋の片隅のわずかなスペースに収納できるのだ。アームの収納もスムーズに行なえるほか、収納時のデザインがすっきりとして、目立たないのも良い。この収納サイズで2人分の衣類をしっかり干せる製品はなかなかない。

 部屋干し専用の製品としては8,000円近い価格は、高額になるが、使い勝手や収納スペースを考えると、自信を持ってお勧めできる製品だ。なお、購入の際には設置スペースやサイズの確認をお忘れなく。

 

やじうまミニレビュー ツウィンモール「どこでもポール 天井タイプ」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajreview/20110615_453019.html

 

カレーやシチューをたっぷり持って行ける弁当箱「カレー・丼物専用ランチボックス」 ~by 石井 和美

スケーター「カレー・丼物専用ランチボックス」

 ほぼ毎日、自分でお弁当を作っている。お弁当箱が好きなので今年も色々購入したが、何かと出番が多く、我が家のヒット商品となったのは、カレーを入れられる「カレー・丼物専用ランチボックス」だ。購入してからずっと愛用している。

 


メーカースケーター
製品名カレー・丼物専用ランチボックス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,428円

 お弁当にカレーというと、ニオイが気になるところだが、このカレー・丼物専用ランチボックスは、フタが開いたり、汁漏れを防ぐロック機能が付いているので、今まで一度も汁もれで困ったことはない。

使えば使うほど「よくできているなあ」と感心するのはご飯入れ容器。カレーを上にのせて食べられるよう、深皿を採用しているのだ。さらに、容器は楕円形で、カレーをすくいやすく、使用後も隅々まで洗いやすい。

 容量も大満足。これまでも似たようなコンセプトのお弁当箱はあったが、どれも容量が少ないのが不満だった。「カレー・丼物専用ランチボックス」は、ごはんもおかずも量がたっぷり入る。男性にもおすすめできるお弁当箱だ。

 付属の先割れスプーンも、しっかりした大きめのつくりで、気に入っている。フタの部分にスプーンを収納できるのも、さりげなくポイントが高い。

 一番嬉しいのは、やはり残りモノのカレーやシチューを持っていけること。家計的にも助かるのもあるが、カレーやシチューの翌朝は、おかずを作らなくてもよくなったので、非常にラクになった。

 最近では、カレーや冷やし中華だけでなく、ビーフシチュー、親子丼、中華丼、麻婆豆腐など、色々な料理で使っている。「カレー・丼物専用ランチボックス」を購入してから弁当のレパートリーが広がり、日々のお弁当作りが楽しくなった。

 

やじうまミニレビュー スケーター「カレー・丼物専用ランチボックス」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajreview/20110725_462025.html
スケーター
http://www.skater.co.jp/
製品情報
http://dpi.ne.jp/skater/cgi-bin/webcatalog/guest_main.rb?action=detailAction&serial=13866

 

針なしステープラーの進化は止まらない! 「ハリナックス(ハンディ8枚タイプ)」~by 正藤 慶一

コクヨS&T「ハリナックス(ハンディ8枚タイプ)」

 今年のベスト雑貨は、レビュー後から現在まで使い続けているという点から、コクヨS&Tの「ハリナックス ハンディ8枚タイプ」を挙げたい。

 


メーカーコクヨS&T
製品名ハリナックス(ハンディ8枚タイプ)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格945円

 ハリナックスは、針が不要のステープラー(ホッチキス)だ。普通のステープラーのように紙を挟んでガッチャンと握る点は変わらないが、針の代わりに紙の一部をカットして織り込むことで、紙が綴じられる機構になっている。

 ハリナックスを使い始めたのは2010年。原稿やら資料やら、紙をたくさん扱う仕事をしている身としては、面倒くさい針の交換がなくなるし、シュレッダーにもそのまま入れられるので、ガシガシ挟んで使っていた。しかし、初代のハリナックスは「ハンディ4枚タイプ」。針を使わなくて済むものの、たった4枚しか挟めないというカット枚数の少なさは物足りなかった。長めの記事をプリントすると、それだけで5枚、6枚は楽勝に超えるからだ。

 しかし、今年4月に発売された「ハンディ8枚タイプ」は、従来の倍となる8枚。これで長い記事をプリントしても、楽勝で綴じられるようになった。しかも、持ちやすいようにデザインも改良された。普段使いに何ら不便が感じられないほど、初代から確実に進化したのだ。かくしてハリナックスは、私のデスクに欠かすことのできない、レギュラーメンバーとなったのであった。

……と、ここで原稿を終えるはずだったが、何と来年2月に、さらにハリナックスの新製品が登場するとの話が舞い込んできた。新製品は、“業界最多”12枚の紙が綴じられる「卓上12枚」と、5枚綴じで手の平サイズの「コンパクト」。さらにバリエーションが広がるようだ。まだまだハリナックスの進化は止まらない。

 

 やじうまミニレビュー コクヨ「ハリナックス(ハンディ8枚タイプ)」
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajreview/20110603_450130.html
コクヨS&T
http://www.kokuyo-st.co.jp/
製品情報
 http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/sl-stapler/handy/handy8.html







2011年12月26日 00:00