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ハリオが国内生産へ回帰、職人のガラス手加工を若手に継承

日本での若手職人による加工技術を再復活

コーヒー器具やキッチン用品で知られるHARIO(ハリオ)は、茨城県の古河工場で職人による耐熱ガラスの手加工生産を復活させ、若手への技術継承に取り組むことを11月20日に発表した。

HARIOは日本の工場で生産している唯一の耐熱ガラスメーカー。マシンでの生産を行ないつつも、工場の手吹きガラスの技術の継承も大切にしており、現在80代のレジェンドと女性も含む若手チームで、マシンでは生産できないサイズや形状の理化学品の手吹き成形(ハンドブロー成形)を行なっているという。

環境に配慮した煙突のない工場「古河工場」で耐熱ガラスを生産

これまでデザイン性の高いアイテムの取っ手と注ぎ口の加工は、日本で行なうと価格が上がってしまうため海外で行なっていたが、これを見直し、今一度古河工場で職人による手加工生産を復活させた。

ハンドブロー成形部門のレジェンド達にとっては、取っ手や注ぎ口の加工はお手の物で、図面通りに寸法・形状を作り上げることが可能。この技術を継承すべく、20代・30代を中心にした若手チームで加工成形にチャレンジしているという。

レジェンドによる理化学製品の手吹き成形