年末特別企画

玄関のスマートロックを買い替えて防犯力をアップ!【私の2024】

スマートロック「SESAME 5」

早いもので、筆者が家の玄関の鍵をスマートロックにしてから6年くらいが経つ。スマートロックを導入したのは、もともと筆者が自宅の鍵を閉めるのを忘れて外出してしまうことが多々あったためだ。そのたびに妻が猛烈に怒ることから、CANDY HOUSE(キャンディハウス)の「SESAME mini」を使い始めた。

以来、「SESAME(セサミ)」シリーズを使っているのだが、先日、調子が悪くなり、鍵の開け閉めができなくなった。スマートロックのない生活を久しぶりに体験すると、不自由この上ない。いつもは何かを買うとなると渋る妻だが、スマートロックに関しては「早く買いなよ」というので、同社の「SESAME 5」を購入した。直販価格は3,980円。

取り付けや設定は簡単

「SESAME 5」はこれまで同様に、玄関の鍵(サムターン)に取り付けて使う後付けできるスマートロック。アプリの操作で、内蔵モーターがサムターンを回すというもの。

まずは説明書のとおり、本体の溝がサムターンにハマるように玄関ドアに設置する。次にインストールした専用アプリを設定していく。アプリのホーム画面は、接続された対応機器が表示されているだけのシンプルなもの。なお筆者は、同社の自転車用のスマートロック「SESAME サイクル」を使っているため、既に「サイクル」というアイコンが表示されている。同社機器を初めて使う場合には、何も表示されないはず。

画面右上の「+」ボタンを押して「新規デバイス」をタップ。数秒後に、アプリに「セサミ 5」と表示される。もし表示されなければ、スマートフォンのBluetoothがONになっていることを確認しよう。

次にサムターンの開閉時の角度を設定する。試しに玄関のサムターンを回すと、アプリ画面上のサムターンが同じように動くはず。まずはサムターンを施錠位置にして、アプリの「施錠の位置を固定する」をタップする。次にサムターンを解錠位置にまわして、同じくアプリの「解錠の位置に固定する」をタップする。

これで初期設定は完了。ホーム画面を開き、「セサミ 5」の鍵マークが緑(解錠)または赤(施錠)になることを確認したら、試しにタップしてみる。すぐにウィ〜ンとモーター音がして鍵が解錠または施錠される。

「SESAME 5」の動作テスト

自動で施錠されるように設定(オートロック)

アプリで施錠または解錠できるだけでも便利と言えば便利だが、我が家で最も活用しているのはオートロック機能。解錠した後、設定した時間が経過すると自動で施錠するというもの。デフォルトでは「オフ」になっているので、次のように設定する。

アプリを開いて「セサミ 5」のあたりをタップする。開いた画面の右上の「・・・」(三点リーダー)をタップ。「タイマー式オートロック」を「オン」にして、その下に表示される秒数を変更する。筆者は様々な時間を試してみたが、大人だけの世帯であれば10秒がおすすめ。例えば10秒に設定すると、部屋を出る際にセサミを解錠して、ドアを開けて外に出てドアを閉めた数秒後にオートロックされるイメージ。もし幼児や動きが緩慢な高齢者などがいる家庭であれば、もう少し長めに設定すると良いだろう。

アプリを開いて「セサミ 5」のあたりをタップし、開いた画面の右上の「・・・」(三点リーダー)をタップ
「タイマー式オートロック」を「オン」にして、その下に表示される秒数を変更する

家族のスマートフォンからでも開けられるように設定する

そのほか家族のスマートフォンからでも開けられるように設定できる。例えば休日などに子供に持たせているスマートフォン(iPhone 7)からも開けられるように設定してみた。

まずは元となる自分のアプリを開き、「セサミ 5」のあたりをタップして開いた画面の右上の「・・・」(三点リーダー)をタップする。「このセサミの鍵をシェア」をタップし、子供用には「ゲスト鍵」を選択した。画面いっぱいにQRコードが表示されるので、ここからはシェアしたい相手……ここでは子供のスマートフォンを操作していく。

アプリを開いて「セサミ 5」のあたりをタップし、開いた画面の右上の「・・・」(三点リーダー)をタップ
「このセサミの鍵をシェア」をタップし、子供用には「ゲスト鍵」を選択

シェアしたい子供のスマートフォンで専用アプリを開き、画面右上の「+」ボタンを押す。表示された選択肢の中から「QRコードのスキャン」をタップ。アプリ内でカメラが起動するので、先ほど自分のスマートフォンに表示されたQRコードを読み込ませる。QRコードを読み込むと、瞬時にホーム画面に切り替わり「セサミ 5」という項目が追加されている。これで設定は完了。子供のスマートフォンからでも操作可能になった。

シェアしたい子供のスマートフォンで専用アプリを開き、画面右上の「+」ボタンを押して、表示された選択肢の中から「QRコードのスキャン」をタップする
アプリ内のカメラが起動したら、QRコードを読み込む
QRコードを読み込むと、ホーム画面に切り替わる。「セサミ 5」と表示されているのを確認する

妻とも鍵をシェアできるが、頑なに「必要ない」というのでシェアしていない。頻繁に「バッグから鍵が見つからない」と言って玄関のチャイムを鳴らして解錠するように言ってくるので、入れてほしいのだが……。

「SESAME 5」の導入で玄関鍵の閉め忘れゼロ

ほかにもiPhoneのSiriに「セサミを開けて」と言うと、解錠するようにできたり、iPhoneのウィジェット画面に表示させたり、対応するスマートリモコンと連携させて、そちらのアプリから解錠/施錠ができるようにすることも可能だ。

とにかく、改めて「SESAME 5」を導入したことで、玄関の鍵の閉め忘れはゼロになった。これにより我が家の防犯力は、著しく向上したと言えるだろう。

特に地方では、防犯意識が低いと聞くことがある。まずは気軽に導入できる「SESAME 5」のようなスマートロックの導入を検討してみることをおすすめする。

河原塚 英信