年末特別企画
シャークで実感! スティック掃除機のゴミ自動回収はズボラ派の救世主【私の2022】
2022年12月29日 10:05
家電ライターという仕事上、自宅にはつねに5台以上の掃除機が常備されています。そんななか、今年発売された掃除機で個人的に一番のヒットと感じたのが9月発売のシャークニンジャ「EVOPOWER SYSTEM iQ+」(以下、iQ+)です。EVOPOWER SYSTEMシリーズといえばスリムでスタイリッシュな本体デザインと、使いやすい機能で従来から人気のシリーズ。そんなEVOPOWER SYSTEMの最新モデルであるiQ+最大の特徴は、なんといっても自動ゴミ収集ドックの搭載です。
床用掃除機はもちろんハンディとしても優秀なEVOPOWER SYSTEMシリーズ
そもそも我が家ではiQ+発売以前からEVOPOWER SYSTEMシリーズを愛用していました。その最大の理由がハンディクリーナーとしても使いやすいこと。最近はさまざまなハンディ専用クリーナーが発売されていますが、家電の多い我が家ではハンディ専用機を置く場所とコンセントを確保するのが困難です。このためスティッククリーナーを選ぶ時に「ハンディクリーナーとしても使える」ことは意外と重要なポイントでした。
もちろんEVOPOWER SYSTEM以外にもハンディクリーナーとして使えるコードレススティッククリーナーは多数あります。しかし、多くの製品はハンディクリーナーとして使うのに「クリーナー本体から延長パイプを引き抜く」といった使用前のひと手間が必要だったり、ハンディクリーナーとしては本体が大きいなどの使いにくさがあります。
一方、EVOPOWER SYSTEMシリーズはボタンを押した状態で充電台から引き抜くと、すぐハンディクリーナーとして利用可能。また、シャークといえばスリムでパワフルなハンディクリーナーEVOPOWERシリーズが人気ですが、EVOPOWER SYSTEMはハンディ時はこの専用ハンディクリーナーと似た形状。つまり、EVOPOWER SYSTEMのハンディは、ハンディ専用機に近い使いやすさなのです。
ただし、この本体のコンパクトさを実現するため、EVOPOWER SYSTEMシリーズはダストカップがかなり小さめです(容量は非公開)。このため、従来モデルはこまめにゴミを捨てる必要があり、それが少々面倒に感じることもありました。そこで新しいiQ+は、自動ゴミ収集ドックでこのゴミ捨ての手間を軽減しています。本体をドックに戻すと、ダストカップに溜まったゴミをドックが自動的に回収してくれるため、我が家でよく発生していた「家族が掃除後にゴミを捨て忘れる」という問題もなくなりました。
新iQ+は待望のヘッドライト搭載でより使いやすく
ここまでは特徴的な機能について説明しましたが、もちろんスティッククリーナーの基本である床掃除機能も気に入っています。一番の魅力が掃除時の安定性。iQ+はスティッククリーナー時の重量が約2kgで、今どきのクリーナーとしては軽量とはいえませんが、その分ヘッドがグラつかず安定して掃除できるのです。
最近は超軽量クリーナーも増えていますが、ヘッド部分が軽すぎると直進が難しかったり、ヘッドがバンプして掃除残しが発生しやすいという弊害もあります。iQ+はこのヘッドのバランスが非常によくできていて、広いエリアを掃除しても疲れにくく、しっかり掃除できるのです。本体の見た目はスリムですが、吸引力もなかなかパワフル。
ちなみに前モデル使用時は「ヘッドにLEDライトがあったら良いのに……」と思っていたのですが、iQ+は本体(ハンディ部)とヘッド両方にLEDが搭載されました。もともと完成度が高いEVOPOWER SYSTEMですが、どんどんスキのない製品に進化していると感じます。
掃除機は家庭によって求めるものが変わってきますが、我が家は筆者がズボラなので「掃除がストレスにならない」ことが一番重要。その点、iQ+の新機能である自動ゴミ収集には本当に助けられています。
ちなみに、自動ゴミ収集機能はパナソニックのセパレート型コードレススティック掃除機(MC-NS10K)も搭載しています。実際に使ってみると意外なほど掃除の心理的負荷が軽くなるので、この機能を搭載する高機能クリーナーは来年からもドンドン増えるのではないでしょうか。