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パナソニック、ノズルが変形する軽い掃除機。毎回ゴミ捨て不要

MC-NS70F

パナソニックは、家具のすき間に合わせてノズルが変形するスティック掃除機「MC-NS70F」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後。

スティック掃除機本体と、ゴミ自動収集機のクリーンドックを別にした「セパレート型コードレススティック掃除機」の新モデル。掃除の後にスティックをドックに戻すと自動でゴミを収集するため、毎回ゴミ捨てする必要がなく、使用頻度にもよるがゴミ捨ては1.5カ月に1回ほどで済むという。集じん方式は、スティック本体が紙パックレスで、クリーンドックが紙パック式。集じん容積は本体が0.05L、クリーンドック0.8L。

新形状のヘッド部

障害物に合わせて先端が変形する「動くノズル」を採用したのが大きな特徴。ヘッドの左右にある耳のようなノズル部分が前後に折れ曲がる形状のため、家具と家具の狭いすき間やイスの脚まわりなども、ヘッドの向きを変えずに前後に動かすだけで入り込んで掃除できる。

家具のすき間に応じてノズル部分が前にも後ろにも動く
狭いすき間や、イスの脚まわりなどもノズル部分が前後に可動して掃除しやすい

このヘッドにローラーブラシは備えておらず、特殊加工ローラーを搭載したフローリングや畳専用のモデルとなっている。ドック収納時も幅がコンパクトになるため、一人暮らしなど置き場所が限られる部屋や、2台目の掃除機としての利用を提案している。

ドック収納時にもノズルを折りたたむため幅がスリムに
ヘッド部の裏側
クリーンドック収納時はヘッドがコンパクトに

セパレート型のため本体のダストケースを小さくでき、本体は軽く、取り回しやすくなっている。ノズル部分は従来モデルNS10Kに比べて200g軽くなり、スティック時の重さはシリーズ最軽量となる1.2kgを実現した。本体サイズは214×152×1,045mm(幅×奥行き×高さ)、クリーンドックのサイズと重量は134×282×417mm(同)、2.8kg。

連続使用時間はHIGHモードで約6分、AUTOモード約10~15分。充電時間は約3時間。運転音は本体が約64~72dB、クリーンドックは約65dB。すき間用ノズルや、紙パック「AMC-U2」1枚が付属する。

クリーンセンサーも備え、ゴミがある状態は前面のLEDが赤く、キレイになった後は青く点灯する。

クリーンドック付きは選べる3モデルに拡大

同社調査では、従来モデルNS10Kのユーザーから「掃除することが億劫に感じなくなった」「ゴミを見つけたらすぐに掃除するようになった」「掃除機をかける頻度が増えた」などの声があったことから、ゴミ捨ての頻度を減らせるクリーンドック付きモデルを拡大。

フローリングや畳専用となる今回の「MC-NS70F」に加え、長時間バッテリーや大容量クリーンドックを備えたパワフル&スタミナモデル「MC-NX700K」や、これら2機種の中間となるバランスモデル「MC-NS100K」の3モデルを、クリーンドック付きシリーズとして展開する。パワフル&スタミナモデルとバランスモデルについては別記事で掲載する。

左から、パワフル&スタミナモデル「MC-NX700K」、バランスモデル「MC-NS100K」、フローリング/畳専用「MC-NS70F」