家電トレンドチェッカー

自由研究に役立つ! ……かもしれない、大人も楽しい夏休みアイテム

単眼鏡などの夏休みアイテム(写真はリコーの単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」で撮影)

子供たちの夏休みが近づいてきた。家の中で遊びながらプログラミングを学んだり、海や山へ出かけて自然を観察するのにもいい。子供はもちろん、大人も一緒に夢中になれるかもしれない……そんなアイテムを紹介していく。

インドア編

“小さなルンバ”でプログラミングを学べる、アイロボット「Root」

掃除ロボットでおなじみのiRobot(アイロボット)の、小型ロボットとアプリでプログラミングが学べる「Root(ルート)」。価格は29,800円。

Root(ルート)

アプリ上でプログラミングをすると、その通りにロボットが机や床などの上を走るほか、壁のホワイトボードなどに磁石で吸着して、マーカーで線を描くといったこともできる。

ロボット掃除機のルンバと同様にバンパーも備え、壁や物体などにバンパーが当たると動きを変えたり、音が流れるなど特定の動作をさせることも可能。段差センサーやカラーセンサーなども備え、大きな段差で落ちるのを防げるほか、人が書いた線の上を追従して走ることなども可能。

アプリはブロックをつなげて簡単にプログラミングするレベル1から、本格的にテキストコーディングするレベル3まで、3段階のレベルで構成。これらを画面上で簡単に切り替えられるのも特徴。小学校教育の全教科や、中学校でのプログラミング授業で使えるようにデザインしたという。

プログラミングは、3つのレベルを切り替えて利用できる

タブレットと連動したおしゃべり地球儀。タカラトミー「小学館の図鑑NEOGlobe」

タカラトミーの、タブレット付きおしゃべり地球儀「小学館の図鑑NEOGlobe(ネオグローブ)」。価格は32,780円。

タブレット付きおしゃべり地球儀「小学館の図鑑NEOGlobe(ネオグローブ)」

音声ガイダンス機能を搭載した地球儀。地球儀の台座に4.3インチのタブレット「グローブパッド」を備え、付属のタッチペンで地球儀上の国に触れると、その国の情報をパッドに表示するとともに音声で解説する。

パッドには「小学館の図鑑NEO」シリーズの6冊と、旅行ガイドブック「るるぶ」からピックアップした、15,000以上の情報を収録。また世界の文化をテーマにした30のゲーム・学習アプリ、1,000のクイズもあわせて収録している。

パッドは取り外せて、持ち出して端末単体で使用可能。カメラ機能を搭載し、例えばカレーの写真をインドのページに保存するなど、国にまつわる写真を追加して自分だけの図鑑を作成できる。

タッチした国の情報をパッドに表示し、音声で解説

アウトドア編

見たい星に自動で合わせるスマート天体望遠鏡。スマホ/タブレットへ鮮明に表示

通販サイト「+Style」で販売されている、超高感度センサーを搭載したスマート望遠鏡「eVscope eQuinox」。価格は379,800円。

スマート望遠鏡「eVscope eQuinox」

ソニーの高感度CMOSイメージセンサーを搭載し、アプリと連携してスマートフォン画面で天体観測ができるスマート望遠鏡。専門的な知識がなくても、見たい天体に自動で追従して鮮明な画質で観察できるという。位置情報と時間をもとに、おすすめの天体をアプリに表示できる。

ライブ/ダイレクトビューによってリアルタイム映像を確認できるほか、アプリ内では5,000を超える天体の候補を表示。リアルタイムに観測したい天体を選択することで本機が自動で方角を調整し、天体を見つけ出してアプリに表示する。

4.5インチ口径での高い集光性能を実現。三脚を含めた重量は約9kgで、持ち運びしやすいという。バッテリー駆動時間は12時間。

アプリに表示された見たい天体をタップするだけで、本機が自動的にレンズの向きを調整する

単眼鏡としても簡易顕微鏡としても使える「PENTAX VM 6x21 WP」

スマートフォンにも装着できるリコーの単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」。本体のみの価格は18,500円。単眼鏡にスマホ装着用のアダプターなどを同梱したコンプリートキットは28,500円。

単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」

防水仕様で、JIS保護等級7級相当/1m防水。屋外のスポーツ観戦や野外コンサート、水辺や雨天時等で利用する際の耐久性、信頼性を高めた。なお、水中では使用できない。

左右どちらの手でもホールドしやすく、ピント調整もホールドした手で簡単に行なえるフォーカス機構を備えた単眼鏡。倍率は6倍。最短70cmで近距離観察も可能な広いピント調整範囲を実現。マクロスタンドのV-MS1を使うと、約18倍の拡大観察が可能な顕微鏡としても利用可能。遠距離の拡大観察から近距離の微小な対象物の観察など、幅広く使える。スマートフォンアダプターのV-SA1を装着すると、肉眼での観察だけでなく、スマートフォンを用いた撮影にも使える。

スマートフォンアダプター装着時

拡大鏡/顕微鏡/コンパス/ホイッスルなど7つの機能がついた「冒険キット STV-7」

単眼鏡/顕微鏡/拡大鏡/時計/コンパス/LEDライト/ホイッスルの7つの機能を持ったケンコー・トキナーの「冒険キット STV-7」。実売価格は1,880円前後。

冒険キット「STV-7」

顕微鏡/単眼鏡/拡大鏡のそれぞれのレンズ倍率は順に、30倍/8倍/9倍。単眼鏡の対物レンズ有効径は9mm、実視界3.3度、1,000m先の視野57.6m。拡大鏡のレンズサイズは17mm。

本体サイズは43×28×120mm(幅×奥行き×高さ)。重さは52g(電池含まず)。電源は単四形乾電池2本。

ケンコー・トキナー、スマホに取り付けて撮影できる、ハンディ顕微鏡

ミクロの世界をスマートフォンで撮れる、ケンコー・トキナーのハンディ顕微鏡「Do・Nature STV-120M WSA」。実売価格は2,000円前後。

ハンディ顕微鏡「Do・Nature STV-120M WSA」

スマートフォンに本機を取り付けて撮影できる、ハンディ型顕微鏡。倍率は60〜120倍のズーム式で、見たいものに合わせて調節可能。内蔵のLEDライトで、対象物に近づいたときに明るく照らす。乾電池式なので電源の心配もほとんどなく、屋外でも気軽に使える。もちろんスマートフォンを使わずに、肉眼で観察することも可能だ。

本体サイズは37×26×88mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約30g(電池は含まず)。電源は単四形アルカリ乾電池1本。スマホアダプターが付属する。

スマートフォンのカメラに取り付けられる
河原塚 英信