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2人でシェアできるPENTAX双眼鏡、合体で望遠鏡に。スマホ撮影に使える単眼鏡も

双眼鏡「PENTAX VD 4x20 WP」

リコーとリコーイメージングは、分離/合体構造を採用した双眼鏡「PENTAX VD 4x20 WP」と、スマートフォンにも装着できる単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」を9月4日に発売する。価格は双眼鏡が37,000円、単眼鏡が18,500円。単眼鏡にスマホ装着用のアダプターなどを同梱したコンプリートキットは28,500円。

単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」

従来の双眼鏡、単眼鏡の利用方法を超える新たなコンセプトで開発され、MAKUAKEで2月12日~3月2日に出品された製品を一般販売。当初の目標金額100万円に対して200人のサポーターが集まり即日完売、支援の総額は約482万円(達成率482%)に達した。終了後も追加販売や一般販売を求める声が多かったという。「PENTAX Vシリーズ」第1弾として発売する。

いずれも防水仕様で、JIS保護等級7級相当/1m防水。屋外のスポーツ観戦や野外コンサート、水辺や雨天時等で利用する際の耐久性、信頼性を高めた。なお、水中では使用できない。

PENTAX Vシリーズ紹介動画

分離する双眼鏡「PENTAX VD 4x20 WP」

対象物を立体感のある拡大像で楽しめる通常の双眼鏡としての使用に加え、左右の鏡筒を簡単に分離できるのが特徴。分離した鏡筒を直列に接続できる世界初の構造を採用した。

分離して2人でシェアできる

双眼鏡/単眼鏡としての倍率は4倍。分離した状態では、2本の単眼鏡として2人で1本ずつシェアして利用できる。鏡筒を直列に接続した状態では、16倍の高倍率な望遠鏡として使える。不要な光の反射を抑えるマルチコーティングなどによる高い光学性能を備える。

直列で合体すると望遠鏡になる

本体サイズは、双眼鏡の状態では約117×95×36mm(幅×奥行き×高さ)、単眼鏡の状態は約69×95×36mm(同)、望遠鏡の状態は約69×175×36mm(同)。双眼鏡/望遠鏡時の重量は約345g。ケースやストラップが付属する。

スマホに装着できる単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」

左右どちらの手でもホールドしやすく、ピント調整もホールドした手で簡単に行なえるフォーカス機構を備えた単眼鏡。倍率は6倍。最短70cmで近距離観察も可能な広いピント調整範囲を実現。遠距離の拡大観察から近距離の微小な対象物の観察など、幅広く使えるという。

単眼鏡「PENTAX VM 6x21 WP」

外装デザインには左右どちらの手でも握りやすく滑りにくいラバーコートを採用。本体をホールドした手でピント合わせが可能なシーソー式の焦点調整機構を備える。

オプションとして、スマートフォンアダプター「V-SA1」を5,600円、マクロスタンド「V-MS1」を6,800円で販売。これら2つのアクセサリーを同梱した「VM 6x21 WP コンプリートキット」は28,500円。

スマートフォンアダプター装着時

マクロスタンドのV-MS1を使うと、約18倍の拡大観察が可能な顕微鏡としても利用可能。スマートフォンアダプターのV-SA1を装着すると、肉眼での観察だけでなく、スマートフォンを用いた撮影にも使える。

VM 6x21 WP コンプリートキット

本体サイズは、約101×68×39mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約150g。ケースやストラップが付属する。