やじうまミニレビュー
長谷川刃物「段ボールのこ ダンちゃん」
~通販の荷物の処理が楽になる! ダンボール用のカッター
by 藤山 哲人(2013/7/10 00:00)
通販サイトで買い物をすると、商品とともにもれなくダンボールの数々も届く。これを資源回収ゴミに出すのが面倒だ。
バラして束ねようとして、カッターで切ろうとするが、これがメッチャ硬くて切れない。というかウチの場合は、だいたい小学生や中学生の子供たちが「学校で使うから」とカッターを持って行ったままになるので、家族共有のペン立てに置いてあったカッターがなくなることが多い。
そんなご家庭に超オススメしたいのが、今回紹介する長谷川刃物のダンボール切断用、兼荷解き用のナイフ、その名も「段ボールのこ ダンちゃん」。のけ反りそうになるほど直球なネーミングだが、400円もしないのに、超便利に使えるグッズだ。「一家に1本買ってください! 」と読者のみなさんにお願いしたいほど。そのスゴさをこれからお伝えしていこう。
メーカー | 長谷川刃物 |
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製品名 | 段ボールのこ ダンちゃん |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 399円 |
梱包用の固く平たい樹脂テープを、軽い力で切断できる!
ダンボールの荷解きで一番硬いものといえば、家電を買うとよく縛ってある平たい硬いビニール製のバンドだ。荷崩れ防止用に巻いてある場合もあれば、販売店が取っ手を着けるために巻いてくれるものもある。意外に固くて、カッターだとなかなか切れないどころか、カッターの歯が折れてしまいそう。
しかしダンちゃんを使うと、カッターのような手軽さなのに、バンドが簡単に切れる。
その秘密は、ノコギリのようになった特殊な刃にある。ダンちゃんの刃をよーく見てみると、小さなギザギザがついている。ステーキやホットケーキを食べる際に使うナイフのようにも見えるが、ダンちゃんはギザギザ部分も鋭い歯になっているのだ。このギザギザの刃が、ダンボールやバンドにスパッと食い込んでいくという感じだ。
本体サイズは190×8×22mm(縦×横×高さ)で、本体重量は20g。刃渡りは75mmほどで、幅10mm程度。刃の厚さはカッターの刃の2倍ほどあり、とても硬い。持ち手は包丁のように握れるのでカッターより安定している。
このように硬くギザギザのある鋭い刃に加え、しっかり握れる持ち手があるので、カッターでバンドを切るような怖さを感じないのだ。
ダンボールの開封や解体も楽チン
ガムテープで封されたダンボールの開封もお手の物。カッター並みの切れ味とギザギザの刃は、簡単にガムテープも切ってくれる。中身までザックリ切ってしまわないように、刃先は丸く加工され、カッターよりも鋭さを抑えているようだ。
ダンボール自体のカットも全く問題ない。ダンボールを手で引きちぎってバラすと、斜めに裂けてしまったりして、ゴミ出しの際に束ねるのが面倒。かといってハサミでは刃が立たないし、カッターも刃が折れそうになって怖い。
そんなときに便利なのが、このダンちゃんだ。ノコギリのような刃でダンボールがザクザクとキレイにカットできるので、解体したダンボールを束ねるのも手間いらずだ。
ダンボール工作は子どもと一緒に楽しめる
ダンちゃんのパフォーマンスを最大限に発揮できるのは、ダンボールを使った工作だ。小学6年生の娘がどれだけ使いこなせるのかも、写真で見てみよう。
丸や四角を切り抜くのも簡単だ。こちらはムービーで見てもらいたい。
そして子どもが作ったのが、巨大な「シンデレラ城」のようなダンボール作品(笑)。子供が楽しそうに工作していたので、筆者も隣に愛犬の定吉くんの家を作ってみた
居間に必ず1本欲しいマストアイテム
ダンちゃんは、居間のペン立てに必ず備えておきたいマストアイテムだ。荷解きはもちろん、荷造りで紐を切ったり、資源ごみのダンボールを解体して束ねたりと便利に使える。カッターの刃が折れそうになる硬いダンボールやビニールの平たいバンドの切断も、ダンちゃんなら怖さ1つ覚えることなく、楽々切ることができる。
ただし注意しておきたいことが1つある。ダンちゃんは「ダンボールがよく切れて、人の手は切れない」というものではない。使い方を誤ると、手もザックリやってしまう刃物である点には、くれぐれも注意して欲しい。
価格は400円以下なので、近所のホームセンターで見かけたり、通販で見かけたら、他の買い物と一緒にレジへ持っていくことをオススメする。