やじうまミニレビュー
アスカム「新日本目隠し アイマスク」
アスカム「新日本目隠し アイマスク」 |
明るいところでは寝られないタチなので、飛行機に乗る時は必ずアイマスクを持参している。私がアイマスクを選ぶ時のポイントは1つ。「目元を締め付けないもの」だ。年齢を重ねてきて特に感じるようになったのだが、飛行機に乗ると気圧差もあって、必ず顔がむくんでしまう。目覚めたら、アイマスクを固定するためのゴムの跡が顔にくっきり残っていた――なんてことも珍しくない。
そこで、選んだのが今回紹介するアスカムの「新日本目隠し アイマスク」だ。一番のポイントは、その固定方法。一般的なアイマスクでは紐やゴムを耳にかけて固定するものが多いが、アスカムの新日本目隠しでは、後頭部で面ファスナーを使って固定する。そのため、耳に違和感を感じることもなく、多少顔がむくんでも跡がついたりすることもない。
メーカー | アスカム |
製品名 | 新日本目隠し アイマスク |
希望小売価格 | 1,995円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,995円 |
本体サイズは、680×100×2mm(幅×奥行き×厚さ)で、重量は約15g。クッションなどは入っていないので、一般的なアイマスクよりも軽くて小さい。頭の後ろで面ファスナーを調節して固定する仕組みで、装着後はまさに目隠しという製品名通りの姿になる。
また、脱臭・温度調節などの効果がある「セラミック炭シート」を本体裏面に採用している点も特徴だ。実は、製造元のアスカムという会社は、粉砕した木材をセラミックス(粘土)と一緒に焼くことで作る「セラミック炭」を専門に扱っている。炭は昔から、脱臭などの効果があるとされているが、セラミック炭は木炭の約20倍のミネラルを含んでおり、遠赤外線の放射にも優れており、安眠素材としても注目を集めているという。
製品パッケージ | 裏面には、セラミック炭シートが採用されている | セラミック炭シートはごく薄いものだ |
面ファスナーを使って固定する | 面ファスナーを固定したところ。目に当たる方が幅が広くなっている |
デザインもユニークだ。まるで、日本の鉢巻きのような形ながら、モダンなデザインが採用されていて、従来のアイマスクの印象とはかなり異なる。というのも、この製品は、2007年のグッドデザイン賞を受賞した「新日本軍手」を製作したカクタスデザインとの、コラボレーション製品で、デザインは、カクタスデザインの設立者であるグラフィックデザイナーの黒住政雄氏が担当している。
前置きが長くなってしまったが、やはり私の場合ゴムを使わずに固定できるというのが、一番のお気に入りポイントだ。アイマスクによってはゴムが強かったりして、装着時に耳に違和感を感じて、眠りの妨げになるということもあったが、新日本目隠しは目の上にふんわりとかぶせているだけなので、どこにもストレスを感じない。実際、沖縄までのフライトで装着した時も、顔にどこかに装着した跡が付いてしまうこともなかった。
装着したところ | 小さく折り畳むことができる | 化粧ポーチに入れて持ち歩くこともできる |
ただ、クッションが入っていないのでいわゆるアイピロー的な効果は期待できない。内側には、セラミック炭シートが入っていて、どちらかというと“パリッ”とした感覚なので、ここは好みが分かれるところかもしれない。
アイマスクの耳掛け部分や、ゴムが苦手だという人には一度試してみて欲しい。
2012年 1月 19日 00:00
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