ミニレビュー
ライドシーズンに向けて、シマノのカッコいいアイウェアを試してみた
2026年4月27日 09:04
2026年もいよいよ太陽のギラつく季節になってきました。MTBやロードバイクで走り回ったり、ランニングしたりするときに、まぶしくてまっすぐ前を向けない、なんてこともあるのではないでしょうか。
こういうときに便利なのがサングラスなわけですが、フツーの真っ黒なサングラスだとシャレっ気がないというか、ちょっと怪しい人物風になってしまいかねません。
ここはカッコいいサングラス、今風にいうと「アイウェア」でキメたいところです。ということでシマノさんに相談したら、大量にお試し用のアイウェアが届いたので、そのなかから特に気に入ったものを中心に紹介したいと思います。
こんなにカッコいいのにリーズナブル
かつて筆者がバイク(エンジン付き)に乗って文字どおりブイブイいわせていたときも、ライディング時にはスポーツ向けのアイウェアを使っていました。
なぜなら一般的なメガネやサングラスと違い、フィット感が抜群だから。身体を激しく動かすスポーツでは、スポーツ向けのアイウェアがゼッタイにいい、ということは肌で理解しているつもりです。
そうした視点で、主にサイクリングなどのスポーツ向けとされるシマノのアイウェアを見てみると、まずはとにもかくにもカッコ良すぎる。これを装着していると、プロアスリートが使っているアレだ! と他の人に思われそうで、特に何かの選手として活動しているわけではない自分なんかが本当に身に付けてていいのかしら……なんて卑屈になってしまうほど。
しかし価格を見ると概ね1万円前後で、想像していたよりかなりお手頃です。これくらいなら素人の筆者が使っても大丈夫そう。いったん身に付けてしまえば、どんな格好なのか自分では(鏡の前に立たない限り)分からないのでOK、でしょう!
で、我が家に届いたアイウェアの数が8種類もあり、いろいろ見比べたり機能をチェックしたりして吟味したのですが、そのなかで筆者が気に入ったのは2つ。「EQUINOX マットクリスタル/RIDESCAPE BRIGHT」と、「TECHNIUM L マットブラック/フォトクロミックグレー」です。
新作レンズ「RIDESCAPE BRIGHT」がセットになった「EQUINOX マットクリスタル」
2つともシマノの公式サイクリングオンラインストア限定モデルとして販売されている製品で、1つ目の「EQUINOX マットクリスタル」は新しい「RIDESCAPE BRIGHT」というレンズが組み合わされたもの。
上部にフレームのあるハーフリムタイプですが、リムの中央付近はレンズの裏に隠れ、さらにリムの大部分が半透明ということもあり、正面から見るとまるでレンズが浮かび上がっているようなリムレス風デザインが特徴的です。
レンズに採用しているRIDESCAPE BRIGHTは、シマノのなかでも最も低い可視光線透過率(13%)で、これからますます強くなる日差しにも負けません。RIDESCAPE BRIGHTを通して見ると直射日光下でもハイライトが抑えられ、路面の凹凸を解像度高く認識できることで安全なライドにもつながります。
装着してみると、まったく違和感のない軽さ。先ほどスポーツ用のアイウェアは「フィット感が抜群」と書きましたが、EQUINOXをはじめとするシマノ製品もやはりフィット感が非常に高いと感じます。
大きめのノーズパッドで鼻を挟み込み、リムが額に軽く当たる形になっていることで、耳・鼻・額の3点支持でしっかりホールドされているようです。サイクリング中の身体の動き程度ではまったくびくともしませんし、風にあおられてもずれそうな気配がないので、安心して走っていられます。
額や頬のフォルムに沿うようにリムやレンズが湾曲しているため、視界の上と左右をほとんど余すところなくカバーしてくれるのもスポーツ向けアイウェアらしい特徴的な点でしょう(下方向は少し隙間があります)。
特にロードバイクだと前傾姿勢をとったときに上目遣いになるため、普通のサングラスでは隙間から裸眼で見ることになりがち。それだとサングラスの意味がなくなってしまいますが、このEQUINOXであれば限界まで上目遣いにしても隙間ナシです。
この隙間の少なさは視界確保やフィット感の良さ(ズレにくさ)につながっていますが、他にもいろいろな利点があります。走行中に飛んできた小石やゴミ、虫などが目に飛び込むのを防いでくれますし、額に沿ったリムの一部が汗止めとなって、汗が目に直接入りにくかったりもします。EQUINOXはそういった「防御性能」の高さも強みです。
明るいときと薄暗いときを1本でカバーする「TECHNIUM L/フォトクロミックグレー」
ただ、可視光線透過率が13%と低いことで使いにくい場面もあります。たとえば日が落ちる時間帯以降は視認性がどうしても低くなり、安全とはいえなくなるでしょう。
ということもあって、時間帯や天候に関わらず、オールマイティに使いやすいモデルとして筆者的にお気に入りなのが、2つ目の「TECHNIUM L マットブラック/フォトクロミックグレー」です。こちらも上部にのみフレームのあるハーフリム。シンプルなモノトーンデザインも好印象でした。
クリアレンズが取り付けられているように見えますが、実はそうではありません。フォトクロミックグレーは紫外線を受けると徐々に色が濃くなる調光レンズで、太陽光のまぶしいところでは暗めに、反対に太陽光の届かないところでは透明になる仕組みです(可視光線透過率は17~85%)。
サイクリングにももちろんマッチしますが、早朝や夕方のだいたい決まった時間帯にランニングする筆者としては、季節や天候に関係なく使えるこのフォトクロミックグレーの出番が多くなりそうな予感です。
日が早く昇り、遅く落ちるようになってきたこの季節は、早朝・夕方でもけっこうまぶしいですし、日が低いせいで太陽が視界に入りやすかったりもします。しかし、フォトクロミックグレーならそれに合わせてレンズが暗くなってくれるので、より走りに集中できるように思います。
一方で、秋冬は同じ時間帯でも薄暗いですから、クリアレンズに近い透明感を保ったまま走れることがメリットになります。シチュエーションや気分によってアイウェアを変える、というのもアリですが、1年を通じて早朝・夕方にライドやランをするような方は、フォトクロミックグレーのTECHNIUM Lを1本持っておけば間違いないのでは?
トレイル向けのシリーズもあり、夏に向けて1本調達したい!
手元に届いたお試し用アイウェアには「TECHNIUM」シリーズと「PULSAR」シリーズもありました。レンズ全周がリムで囲まれていて、万が一落下させたりぶつけたりしてもレンズにキズや割れが発生しにくい構造です。
枝との衝突や汚れることが当たり前なトレイルライドが中心で、ヘビーデューティな性能を求めるMTBユーザーにはこちらが向いているかもしれません。
ただ、よく見るとリムが上下でツートンカラーになっていることに気付きます。下部のリムはなんと取り外すことができ、他のモデルと同じような軽快感のある見た目に変身。ロードもMTBも両方乗るし、なんならトレイルランニングもする、みたいなユーザーにはぴったりかも。
複数種類のリムにRIDESCAPE BRIGHTやフォトクロミックグレーなど多様なレンズを組み合わせられるシマノのアイウェア。度入りレンズも選べるようになるとうれしいんだけどな~と思いつつ、太陽のギラつきまくるこれからの季節に向けて、早めに1本ゲットしとこうかなと思っています。



















