ぷーこの家電日記

第622回

きゅうりが食べたい! 100均グッズでベランダ水耕栽培

関東も梅雨入りして、気温は少しだけ落ち着いたものの、お天気に振り回されるこの頃。週末は家庭菜園で畑仕事をしたいので、「平日は多少雨が降ってもいいから、どうか週末は降りませんように」と、天気予報と睨めっこしながら祈ったりしている。

とはいえ、去年は梅雨も夏も雨がとにかく少なくて、植物にとっても過酷な夏だったので、そこそこの恵みの雨と、そこそこの週末の晴れ間をお願いしたいと我儘な願望。今年の夏野菜の畑準備は完了しているので、これからの季節は、8割方雑草との戦い、残りの2割は収穫だったり伸びてくる枝を整えたり結んだりする作業だ。

現在畑に植えている夏野菜はピーマン、ししとう、茄子、唐辛子、ゴーヤ、カボチャ、オクラ、とうもろこしくらい。あとは大葉やエゴマを始め、10種類ほど植えているハーブたちと秋以降に収穫する里芋と生姜と落花生。狭い畑にあれこれ少しずつ植えている。毎週毎週夫婦2人では食べきれないほど採れる野菜は色鮮やかで、元気が溢れている感じ。最高に夏で、最高に美味しい。

色々な野菜を育てているけれど、私が畑で絶対に育てない夏野菜、それはキュウリである。食べるのは大好きだから本音は育てたいのだけど、きゅうりは成長も早く放っておくとすぐに大きくなる。

大きくなりすぎたきゅうり、通称「オバケきゅうり」は1~2本だったら美味しく食べる方法はあるのだけど、通常のきゅうりの10本分もありそうなきゅうりを5本も10本も、しかも毎週毎週食べ続けなければいけない生活はかなり地獄(笑)。週末ファーマーはきゅうりと非常に相性が悪いのである。

ということで諦めているけれど、きゅうりって美味しいんだよなぁ。先日お酒のおつまみにやみつききゅうりを作って食べていたら、美味しくて箸が止まらなくなってしまった。「やっぱりきゅうりってめっちゃ美味しいよなぁ。育てていっぱい食べたい!」と言ったら、夫が「ベランダで育てられないの?」と言い出した。

「うーん。ネット張れるようなスペースもない……あるじゃん!」と、今まで無理と諦めて考えたことがなかったけれど、きゅうりを育てられそうなスペースを見つけてしまった。

ただ、通常のきゅうりを育てるには、結構大きめのプランターと20L以上の土が必要になる。片付けも含めて面倒だし、どうしようかなぁと迷ったけれど、「せっかく久しぶりにベランダで育てるなら、水耕栽培やってみるか!」と思いついた。

水耕栽培は土を使わず、水と液体肥料を使って栽培する方法で、私が家庭菜園にハマったきっかけも水耕栽培だった。虫が苦手なので土を使わない水耕栽培にハマったのだ。そのうち野菜作りの楽しみが、虫は嫌という気持ちを上回り、今となっては畑まで借りて苦手な虫とも対峙しているけれど、私の原点は水耕栽培なのである!

土を使わず水の中で根を伸ばすので、根詰まりしにくく、土で育てる時のプランターほど大きくなくても育てることができるので、スペース的にもありがたい。

簡易水耕栽培器を作ろうと、とりあえず100均に向かった。水耕栽培器の本体として、まずはゴミ箱をゲット。次にエアポンプ。根が呼吸するのに酸素が必要なので、エアポンプで空気を送る算段。ただ、夏野菜はかなり水を吸収して頻繁に水を追加することになるので、酸素不足になることはあまりなく、エアポンプは不要かなとも思いつつも、ダイソーにエアポンプがあると知って、試しに使ってみたくなったのだ。

ダイソーのエアポンプは、1,000円のUSB給電タイプと、700円の乾電池で動くタイプの2商品がある。乾電池式だと、ベランダの場所を問わず使えるのですごく便利。ちなみにUSB給電のエアポンプはペットコーナー(観賞魚飼育用品コーナー)に、乾電池式は釣り用品コーナーにと、置いてある売り場が違うので、探す場合は要注意。私は自力で見つけられず店員さんに助けてもらった。

そして苗を入れるためのアクリルボックスとアルミシート、伸びたきゅうりを絡ませるネット、ネットを吊るすためのS字フックを購入した。100均からそのままホームセンターへ行き、きゅうりの苗と液体肥料を購入。トータルで3,000円ほどかかってしまった。きゅうり何本採れたら元が取れるだろうか。でも、苗以外は来年以降も使えるので、もしベランダ栽培がうまく行けば、来年は苗代だけで育てられるはず!

せっかく自分で育てるのだったら、四葉きゅうり(すうようきゅうり)が育てたい! 四葉きゅうりは表面のイボとしわが特徴で、ものすごく美味しいのだけど、皮が薄くて水分が抜けやすいので日持ちせず、一般のスーパーなどで出回りにくい。

四葉きゅうりはかなり大きくなる品種だけど、品種改良された小ぶりで育てやすい四川きゅうりという品種があるのでそれを育てることに。自分で育てる醍醐味は鮮度もあるけれど、好きな品種を選べるところにもある! もう1つ「たくさん採れる」と謳っている品種の苗も買ってみた。

苗のポットに入っている土は空いているプランターに移して、水で洗い流して根を綺麗にしてから、アクリルボックスに苗をセットして、液肥を混ぜた水を注いで、切ったアルミシートで蓋をする。光が当たると藻が発生して根の成長を妨げてしまうのだ。

もっとDIYぽく、工具とか使って工作したかった気もするけれど、買ったものがあまりにもしっくりといい感じでハマって、あっという間に設置までできてしまった。1カ月ほどできゅうりが食べられるぞー! 食べ切れないほどのきゅうりが採れたらどうしようー! どうやって食べようかなぁ? なぁんて、取らぬ狸の皮算用にワクワクが止まらないのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。