藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

洗濯失敗のニオイ問題に、木村石鹸の洗濯洗剤
2026年6月12日 09:04
菜種梅雨だの穀雨だのといえば雅で美しく感じるものだが、春のある日に我が家の娘たちが相次いで「やべー季節が来たわ」と言いながら帰ってきたことがあった。「昨日今日電車ん中めっちゃくさい」。「わかる。朝も臭い、夜もくさい」「雨降るといきなりくさみ増すのあれ何」「マジの梅雨とかくるの既に憂鬱なんですけど」。
そして、今や関東も梅雨入りしたわけだが、娘たちが「くさい」といっていたのは、洗濯の失敗ないし不足のため発する臭いだろう。以前の三寒四温だった時期には、まだ「冬」だと思っていた人が洗濯頻度低めのシャツやらに汗をかき、乾き、また汗をかき、乾き、皮脂が蓄積する。それらが雨の湿気に蒸らされて一気に臭いが立つ。
酸化した脂となんらかの菌の代謝物的な臭いの「負のマリアージュ」。すすぎ足りない洗剤ないし、使いすぎの柔軟剤の香料が混ざると、さらに破壊的になるやつだ。
「それって、どうしたらいいの?」と娘。「洗濯すりゃいいんだよ、みんな洗濯機が家にあるんだったらさ、別にタライと洗濯板で洗えってわけじゃないんだし…… 」。
「でも、洗濯しすぎも服が傷むって言うじゃん(だって若い女子は1回、3時間の外出で着ただけのスカートやら洗濯に出すんだもん)」「そりゃ傷むけど汚れたら洗うんだよ。傷むのと洗濯して服が綺麗になることは、ある程度トレードオフだよ」「でもどれくらい着たら洗濯必要なのかとか、わかんないよ!」そうか、わかんないか。
つまり、問題は臭いが出る前の段階では汚れが可視化されないことだ。まだ洗わなくていいと判断してしまう、そうした「わかんない」――判断の曖昧さを引き受けてくれるのが、木村石鹸の「asuno(あすの)」だ。
素材が綿かポリエステルかも「わかんない」
汚れているのかどうかも「わかんない」
でも「臭い」と思われるのだけは避けたい。そんな人に向いている洗濯洗剤だ。
とにかくわからないなら、粉末なのに中性洗剤である「asuno」を使って洗濯機洗いすればよろしい。計量のための「大さじ」は自分で用意せねばならないが、100円ショップで買えるもので十分だし、なければペットボトルキャップすり切り2杯で「大さじ1」だと覚えておけばよろしい。
ただ正直、この「asuno」は機械油にまみれた作業着やサッカー少年の泥だらけユニフォームには向かない。向いているのは、汚れてるんだか汚れてないんだかよくわからないけど、洗濯しないでおくと確実に「臭いが育っていく」大人の衣類を、なるたけ傷めずこまめに洗濯するようなケース。
「こまめに」というこの家事的ジャーゴン。要するに「溜めるな」ということだ。
くさみが嫌なら、1週間、2週間分「溜めて」洗濯してはいけない。たとえ一人暮らしでも。そして、溜めて洗った上にすすぎを省いてはいけない。確かにそれは時間的光熱費的「節約」には役立つかもしれないが、その「節約」は容易に衣類の「くさみ」を育てる。
ぎゅうぎゅう詰めの衣類を一度に洗うと明らかに汚れ落ちが悪い上に、ぎゅうぎゅうに干したピンチハンガーでも乾きにくく、そんな乾かない時間は愛ではなく、細菌を育て、その代謝物としての臭いを生んでしまう。
くわえて「asuno」は無香料だ。潔いほど何も香らないので、ちゃんと洗えているかどうかが鼻でわかる。洗い上がりの濡れた状態のシャツやらタオルやらを嗅いでみれば良い。臭わないなら……セーフ。
迷うくらいなら、もう一度洗って干す。それでいい。それだけのシンプルな対処で、洗濯がらみのたいていの問題は回避できるのだから。



