やじうまミニレビュー
手作りシールで手帳を可愛く彩れるプリンター「ひより」
by 川端 衣里(2014/12/2 07:00)
近年では手帳が単なるツールではなく、夢を叶える、なりたい自分になる、などの自己啓発に役立つ重要なアイテムとして注目されています。
そんな手帳をこれ以上ないほど使いこなし、世界に一つだけの特別な存在にしたい。そう考える方にオススメしたいのが、今回ご紹介する「スケジュールシールプリンター ひより」(以下、ひより)。簡単に作れるスケジュールシールで、あなたの手帳を誰よりも可愛くおしゃれにカスタムしちゃいましょう。
メーカー名 | キングジム |
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製品名 | スケジュールシールプリンター ひより |
品番 | MP365 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 6,338円 |
ひよりの本体サイズは145×95×40mm(横×縦×厚さ)で、重さは285g。色はホワイトで、ストライプグリーンのカバーが付いています。
おおまかな使い方としては、あらかじめ専用のマスキングテープを内部に設置した後に、本体のボタンで液晶に文字や記号を入力し、最後にプリントボタンを押して印刷します。初めて使うときは、少し難しく感じますが、説明書を見ながらやれば誰でも簡単に操作できます。
まずは事前準備から。始めに裏面のカバーをはずし、アルカリ乾電池(単四形×4本)をセット。そして、電池横のスペースに専用マスキングテープを設置します。
使用可能なテープは全部で42種類あり、本体価格はすべて380円(税抜)。幅15mm、長さ4mのサイズでさまざまな色や柄が用意されています。
シールのタイプは5つ
ひよりで作れるシールは以下の5種類です。液晶の左隣にボタンがあり、そのどれかを押すと起動して入力が可能になります。
・ICON……小さなイラストと文章の組み合わせ。繰り返しの予定用
・LONG……1mm単位の設定で手帳の枠幅にぴったり。1~7日分の予定用
・CLOCK……入力した時間と時計デザインの組み合わせ。時間管理用
・RANK……本や映画等、好きな物を5段階で評価できる。ランク付け用
・KIMOCHI……日常の様々なシーンに合わせた気持ちを表現。手帳以外の用途にも
意外とサクサク作れる
それでは、いよいよシールを作ります。まずは簡単そうな「ICON」から。キーボードを操作し、「児童館」の文字を入力します。漢字変換は一般のパソコンと同じようにできました。
可愛いパンダのイラストも付け、プリントボタンをプッシュ。すぐに印刷されて上部の排出口から出てくるので、本体側面のピンク色のレバーを押してカット。約2分で完成です。思ったよりも、とっても簡単。
やり始めると楽しくなって、思わずたくさんのシールを作りたくなります。長短様々なシールを作成し、手帳に貼り始めると、その作業がまた楽しい。「歯医者」や「予防接種」などの予定さえも、ついついシールにして手帳を彩りたくなります。
また、「KIMOCHI」では可愛いイラストとともに「召し上がれ」「お願いします」等のメッセージシールが作れるのですが、これが意外と使えそう。たくさん作ってデスクに入れておき、ちょっとしたお菓子などに貼って同僚に渡せば、職場での一服の清涼剤になりそうです。
簡単に作れて可愛いし楽しいひよりですが、シールの色柄を変えるためにいちいち裏面のカバーを外さないといけない、ボタンがちまちましていて文字入力が大変などのデメリットもあります。
そのほかにも、20回に1回ほどの割合で入力した文字がシールの中央からずれたり、2種類選べるフォントのうち、「ゴシックフォント」は線が細くて読みづらいです。
それと、「LONG」モードで作ると文字を2行で書けますが、その他では1行しか入れられず、上下の無駄なスペースが気になります。
メーカーとしては「余ったスペースには手書きで文字が入れられる」とのことですが、そもそも手書きで満足している人は「ひより」は使わないはず……と思ってしまいます。次のモデルでは、5行くらい入れられるように改善を望みたいところです。