男性のトイレ問題……言いにくいからシールでアピール!

テクテクの「男性トイレマナーステッカー」

　今のマンションに引っ越してから夫婦間で決めたのが「座って用を足して」ということ。男性が洋式のトイレで用を足す場合、フタを開けて、便座も上げて、立ったままするというのが一般的だが、その方法、かなり不潔です。というハナシだ。

　一度でもトイレの掃除をしたことがある人ならわかるだろう。尿が床はもちろん、壁や扉にまで飛び散ってしまっていることを。そこを這いつくばりながら掃除をするのはもう嫌! 座ってできるなら、座ってして! とお願い(なかば命令)した。

　その甲斐あって、夫はもっぱら“座り派”になった訳だが、困ったのは夫以外の男性が自宅に遊びに来たとき。義理の弟や、夫の友人、父、義父などに向かって「座ってしてください」とはさすがに言えない……でもッ! その後の掃除は本当に大変なんです!!

　そこで、導入したのが今回紹介するテクテクの「男性トイレマナーステッカー」。言葉で伝えづらいからシールで分かってもらおうというのだ。種類はかなり豊富だが、その中から私が選んだのは座ることを推奨するようなイラストが書かれたものと、「男子も座りションの時代 掃除不要なおトイレにご協力ください Keep clean!」というメッセージが入った2種類。最初は言葉ナシのイラストタイプだけにしようと思っていたのだが、どうも伝わりにくいような気もして、両方購入した。

　ここで問題なのが、シールを貼る場所。これ見よがしに張るのもちょっと気まずいし、かといって気がついてもらえなかったら、意味がない。そこで選んだのは温水便座のリモコンの周りだ。説明書きのようにさりげなく張っておくという作戦だ。

今回購入した2種類

今回選んだ種類以外にも様々なタイプが用意されている

悩んだ末に貼ったのは温水便座のリモコンの周り

　夫の反応はというと、へーという感じだが、母はさっそく剥がせと来た。特に50代の母の世代からすると男性にそんな指示を出すなんて! という意識の方が先に立つらしい。かくいう私も義父が来たときは、剥がしてしまいそうな気もする……男性の同僚に聞いたところ、反応はまちまち。「家に貼ってあったら嫌だ」という声も。

　色々意見がわかれそうな製品ではあるが、座ってして欲しいと思っている女性が多いことは確か。一度剥がしてみたところ、シール跡は残らなかった。「言いたいけど、言えない」という人は一度試してみる価値はあるかも。

トイレに直接貼ったところ

シールの跡は残らなかったので、来客によっては剥がすこともできる