やじうまミニレビュー

レップ「ショッピングカート HEINZ 逆さケチャップ柄」

~週末のまとめ買いにマスト! 缶ビール10本が楽々入るショッピングカート

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

スーパーまで遠くなったので、ショッピングカートを購入!

レップ「ショッピングカート HEINZ 逆さケチャップ柄」

 最近引っ越しをしたところ、スーパーが遠くなってしまった。これまで徒歩10分だったのが、徒歩15分。歩けない距離ではないが、重い荷物を持って歩くにはキツイ距離だ。電動アシスト自転車を買おうか、食材宅配サービスを使おうかと迷っていたところ、母に「ショッピングカートを使えばいいじゃない」と言われた。

 「ショッピングカートってあれ? あの、よくおばあちゃんとかが使っているやつ? 絶対に嫌だよ」と切って捨てたものの、気になって調べたところ、今回紹介するレップ「ショッピングカート HEINZ 逆さケチャップ柄」を見つけた。

メーカー名レップ
製品名ショッピングカート HEINZ 逆さケチャップ柄
希望小売価格5,460円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格5,460円

 ショッピングカートとは、簡単にいえば、キャスターが付いた買い物袋(エコバッグ)のことだ。荷物を持つときの負担が少ないので、高齢の方が多く使っているイメージがあったが、レップの「ショッピングカート HEINZ(ハインツ) 逆さケチャップ柄」はそのイメージを完全に覆している。

 まずは、デザインからして全く違う。アメリカの調味料メーカーHEINZの「トマトケチャップ逆さボトル」をモチーフにしており、ポップで明るくて、持ち運びたくなるようなデザインだ。この製品はHEINZのライセンス製品で、本体自体はレップという会社が作っている。

 次に容量が断然大きい。容量40Lで、耐荷重は10kgまで大丈夫。これなら、週末まとめ買いをする我が家でも大丈夫そうだ。

 さらに、保冷効果のある素材を使っていたり、小さなバッグをかけられるフック、傘を立てられるホルダーなど使い勝手に配慮した様々な工夫が施されている。

製品本体
アメリカの調味料メーカーHEINZの「トマトケチャップ逆さボトル」をモチーフにしている
ショッピングバックの素材には保冷素材を採用

 購入時は、カート部分とショッピングバック部分が別々に梱包されているが、組み立ては至って簡単。バッグの後ろ全面にカートを通す構造になっているので、バッグが故意に外れてしまうなんてこともなく、安定感もよさそうだ。

購入時はカートとショッピングバッグが別々の状態
カート。大きめでしっかりしている
バッグの背面全体にカートを通すので、安定感が高い

缶ビール10本が楽々入った!

 さっそく週末、HEINSのショッピングカートを手に買い物に出かけた。本体容量はたっぷり入るが、本体自体の重さは約1.8kg。片道15分の道のりも全く苦にならない。財布やケータイ、鍵といった荷物は小さいバッグに入れて、外側のフックにかける。さっと取り出せるので、便利だ。

週末の買い出しに出かける
外側のフックに小さなバッグをかけられる

 その日は、夫の友達が自宅に遊びに来るというので、アルコール類やおつまみを大量に買い出し。500mlの缶ビールの6本パックに加えて、サワーなども6本、そのほか、枝豆やウィンナーなどのおつまみ、帰り道で飲む500mlのペットボトル2本、ちょうど切らしていた牛乳に油までかなりの量を買い込んだ。この量を女性1人で、歩いて持って帰るのは絶対無理! というか、持てない! という量だ。

 「さすがに買い込み過ぎたかも……入らなかったらどうしよう」と不安に思いながらも会計を済ませて、ビールを入れてみると思ったスペースがある! 500mlの缶12本がそのまま楽々入ってしまった。買ったもの全部を入れてもまだ余裕があるくらいだ。

バッグの中に500mlの缶ビールを並べて10本以上置ける
買い物後は、紐でしっかり固定する
この日買ったもの。夫の友人が来るので、お酒とおつまみが中心。これだけの量が楽々入ってしまった

家まで1人で持ち帰れた!

 さてさて、買った物が全てバッグに収まったのは良いが、それだけでは普通のショッピングバッグと一緒。ショッピングカートはここからが本領発揮。この量を1人で持ち帰らなければいけないのだ。

 まず平らな道をゴロゴロと動かしてみるとなかなか良い感じ。キャスターのタイヤが大きめなので、重い荷物を入れても本体がよろつくことなく、安定した状態で移動できる。また、グリップ部分がしっかりしているというのも大きなポイント。坂道を上るときは、さすがに腕に負担を感じるが、手のひらにグリップがフィットしているので、指が痛くなったりするようなことはなかった。

 階段や、ちょっとした段差があるときは、側面の持ち手を持って、本体をさっと持ち上げる。信号待ちの時には、バッグから手を離せるというのもショッピングカートならではの利点だ。色々試しながら、歩いているとあっという間に自宅に着いてしまった。ショッピングカートがなければ、絶対に1人では持ち帰れない量なので、ちょっとした感動を覚えてしまったほど。もっと早く使っていれば――と後悔の念すら覚えた。

グリップがしっかりしているので、重いものを入れているときでも移動しやすい
階段や段差があるときは本体側面の持ち手を持つ
玄関に置いたところ。外を転がしていたバッグをそのまま家の中に持ち込む気にはならない

 ただ一点だけ気になったのが、ショッピングカートをキッチンまで運べないということ。いや、厳密には運べるのだが、さっきまで外の道路をコロコロと転がしていたものをそのまま室内に持ち込もうという気にはならない。かといって、ショッピングバッグとカートはしっかり固定されているので、荷物を入れた状態で外すのは大仕事だ。結果、ショッピングカートごと持ち上げて、キッチンまで抱えていくか、玄関で食材をバッグから出してキッチンまで持って行くかのどちらかになる。

 キッチンに勝手口がついているお宅なら問題ないが、我が家のようなマンション住まいにとっては少し気になるところではある。移動時の安定感を優先してこその、バッグが外れにくい構造だということは理解できるが、慣れるまでは違和感を感じていた。今ではあらかじめ別のエコバッグに食材を入れてからショッピングカートに入れることで、問題を解決している。

 今では毎週の買い物に欠かせないマストアイテム。頑丈で、持ち運びが楽というのはもちろん、HEINZならではのデザインも気に入っている。徒歩で買い物に行く人だけでなく、車で買い物に行く人、バスで買い物に行く人にも便利に使える。とにかく大容量なので、週末にまとめ買いする人には強くおすすめしたい。

阿部 夏子