やじうまミニレビュー
サボテンを枯らす福井、トマト栽培に挑戦
2016年12月1日 07:30
部屋にグリーンが欲しいけど、サボテンすら枯らしてしまった私には無理だよね……と思っていたところ、某インテリアショップでポットタイプの栽培キットを発見。息子もモリモリご飯を食べるようになったし、家で採れたトマトなら喜んで食べるに違いない! と、勢いで購入。
果たして、うまく育てられることができたのか!? およそ4カ月に及ぶトマト栽培記をご覧いただきたいと思います。
メーカー名 | 聖新陶芸 |
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製品名 | フレッシュべジ ミニトマト |
実売価格 | 925円 |
まずは製品の確認。土が入っているインナーポットと、その一回り大きい水を保持しておける透明ポットの2つに分かれています。
土入りのポットから不織布のような給水布が伸びており、上から水をあげて余分な水を下に排出し、かつそれを徐々に吸い上げて育ててくれるという、私のような無精者にはこれしかない! と思うような構造。これで枯らしたらよほど、としか言えません……。
パッケージを開けると上記2つのポットと、取扱説明書、種、土が詰まっています。説明書によると発芽が25〜30℃、栽培には20〜30℃が良いとのことなので、丁度暖かくなり始める6月に種を蒔いてみることに。ポットに土を詰めて種を蒔き、軽く押さえて水をまく。うまく発芽するか、ドキドキです。
1日目:全然、何も変わりません
2日目:まだ、変わりがありません
3日目:まだまだ、変わりがありません。少し不安になってきました……
4日目:よーく見るとふわふわとした毛のようなものが見えるような……? まさか、腐らせたのかと激しく不安になります
5日目:出た! 芽が出ました!!
小学生のアサガオ観察日記よろしく毎日土とにらめっこしていましたが、5日目にしてようやく10粒以上蒔いた種の一つから発芽が確認できました! とても小さな芽で、まだ土にも根付いていない様子が見え、なんだかとてもいとおしくなります。このまま育て〜!! と念を送りながら、ほかの種の発芽を待ちます。
この間、上から水をかけて種が流れてもかわいそうと思い、土を入れたインナーポットを持ち上げて透明ポットに水を入れ、給水ひもが垂れているのを確認しながらインナーポットを透明ポットに戻します。生き物を育てている感が出ています。
そこからしばらくすると、気温も上がり、どんどん発芽してきました。説明書には「ある程度の大きさになったら間引く」と書いてあります。ある程度、という基準がいまいちわかりませんが、しっかり自立している茎がポットの中に所せましと生えているので、間引きをすることに。
間引きして新しいポットにも苗をさす
間引いた苗を捨ててしまうのも気が引けるので、100円均一ショップでポットと受け皿を購入。家庭栽培が楽しくなってきました。
しかし、ここで思わぬ情報が入ります。新しく買ったポットに少し土を分けてもらえないかと近所の農家さんにお願いをしに行ってみると、「プチトマトでも大きくなるからそんなポットじゃ小さすぎる。ホームセンターで大きな土の袋を買って、それにさすぐらいがいいよ」とのこと! 確かに、農家さんで育てていらっしゃるトマトを見せてもらうと、大人の背丈よりも大きなものがわさわさと!! これには驚きました。
とは言え、ここで突然の方向転換をするわけにもいかず、間引いた苗は新しいポットにさし、元のポットには3本苗を残して様子を見ることにしました。
ここからは地味な戦いです。なるべく日当たりの良い窓際に置くことを心掛け、また枯らさないように水をやります。地味だけど、家の中に緑があるというのはやはりいいもので、殺風景だった部屋に少し温かみが増したように思います。
しかし、一向に実がなるどころか、花が咲く気配もない……。
そのまま1カ月経ち、2カ月経ち、3カ月経つも、花は咲きません。大変に残念ですが、時々水をやり忘れたのが悪かったのか、花も実もつけないままに4カ月が経ってしまいました。今では部屋を暖かくする緑、のはずがやや茶色寄り……。サボテンすら枯らす私には荷が重かったのか……!