やじうまミニレビュー

粉雪を再現! お菓子作りなどに便利な「粉ふりスプーン」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 キッチンカスタマイズをはじめてみて、新しいキッチン用品を見るのがとても楽しくなってきました。今回は、「粉ふりスプーン」をじっくりと紹介してみたいと思います。

お料理はかどる粉ふりスプーン
メーカー名マーナ
製品名お料理はかどる粉ふりスプーン
実売価格410円

 日ごろ料理をしていると、製菓やお好み焼きなどのようにがっつりではないけど小麦粉を少しだけ使いたいことって、結構ありますよね。肉や魚を焼くときにまぶしたり、卵焼きに少しだけ入れたり……など、ちょっとだけ小麦粉を使う時に、すくってそのまま振りまぶせたら絶対便利だ! と思っていたところ、この「粉ふりスプーン」を見つけ衝動買い。

 大きさは一般的な大さじなどと比べるとずいぶん大きく感じますが、製菓などで使う粉ふるいを考えるととてもコンパクト。スプーンの長さは実寸で8.3cm、一番太い箇所の横幅は6cm、柄の部分は4.3cm、おしりまでの厚みは3.3cm。

かなりこんもりしたフォルムのおしり

 早速使ってみます! 拙宅では小麦粉は大きめのタッパーに移し替えて冷蔵庫保存なのですが、このタッパーにいい具合にフィットします。小麦粉を袋のまま使っている場合にも、粉に刺すイメージで使えば埋もれることもなく使えそうです。

手に持つとこんな感じ
小麦粉のタッパーに刺す

 結構しっかりとした大きさがあるのでたくさんすくおうと思えばかなりすくえます。試しにわさっとすくって振ってみると……下から振り落ちるよりも両脇からどんどん落ちていく……。

 パッケージをよく見てみると「大さじ1程度の量で振るように」との文字。サイズ感的に大さじ1と言われてもピンとこないのですが、よく見るとスプーンの内側に「大さじ1」の目安線がありました。本体と同じ色で文字を少し浮き上がらせているのですが、そのままだととても見えにくい……。

 粉に入れると粉が本体にかかり、文字が少し見えやすくなりますが、「目安線」というだけあり、正確に計るのは難しそう。

よく見ると「大さじ1」の文字

 気を取り直して目安線に合わせて大さじ1程度すくって振ってみます。確かに、先ほどよりは格段に振りやすくなりましたが、それでもどうも横から落ちる。そんな時は、左手でスプーン自体をトントンと叩いてみます。するとかなり良い具合!

 下から落ちる粉は、目が相当細かいようでさらさら、ふわふわと細かく散っていきます。しばらくこうして振っていましたが、目が細かいためトントンしていてもなかなか落ちない……どうも目詰まりも起こしているようで……短気な筆者は業を煮やして結局、小さめのスプーンを取り出して上からごりごりすることに。

クリームシチューにするため鍋にふる
パラパラというより、ぼそぼそ……?
後ろから見ると詰まっている目もわかる

 発想としてはとても素晴らしいのですが、目が細かすぎるためか全面プラスチックであるためか、はたまた目と目の間の柱が結構しっかりしているためか、想像していたよりも落ち方が控えめで、短気さんにはあまり向かないかもしれません……。正直、これなら小型の茶こしを同じように小麦粉に入れておけばいいような気さえしてしまいます。

 ただ、これは小麦粉だからかも! と思い、小麦粉よりも粒の細かい片栗粉でも試してみました。片栗粉を少しスプーンに入れてから振ってみると……これこれ! イメージしていたのはこれです!!

片栗粉で試してみる!
かなりスムーズな振り心地♪
きれいな粉雪!

 片栗粉をスプーンに入れただけですでに下からパラパラと落ちますし、軽く振るだけでかなりきれいに、まさに粉雪のようにはらはらと舞い落ちてくれます! これはいい!! お肉や魚にまぶすには最適ですし、片栗粉がいけるということは粉砂糖も大丈夫でしょう。

 小麦粉をふるうには少し目が細かすぎたようですが、クリスマスやバレンタインなどお菓子作りの機会が多いこれからの冬には、あると便利な一品といえそうです。

福井 彩乃