家電製品ミニレビュー
パワフルからやさしい風まで! 風量を自在に操れる日立のドライヤー「ヘアクリエ プラス+」
by 西村 夢音(2016/3/9 07:00)
速乾性を謳う、大風量のヘアドライヤーが続々と登場している。これまで風量1.5立方m/分前後のモデルが多かったが、最近は1.9立方m/分を実現した製品が増えてきた。
今回紹介する、日立の「ヘアクリエ プラス+」も、同様に1.9立方m/分を実現したヘアドライヤーだ。パワフルな風ですばやく髪を乾かせるという。
メーカー名 | 日立コンシューマ・マーケティング |
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製品名 | ナノイオンドライヤー ヘアクリエ プラス+ |
型番 | HD-NS900 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 24,850円 |
本体を見てまず思ったのは、クールなブラックが印象的ということ。ピンク系など女性向けのデザインが多いドライヤーの中で、ブラックはあまり見ない。このほかプラチナホワイトも用意されているが、こちらも男性も手に取りやすいカラーだ。
大風量を実現したヘアクリエだがもうひとつ特徴的なのは、風量を1.9立方m/分~1.0立方m/分に無段階で調節できること。「風量シームレススイッチ」を搭載しており、好みの風量に細かく調整しながら使うことができる
温度は、「HIGH(105℃)」「MID(90℃)」「LOW(75℃)」「SCALP(60℃)」の4段階から選択可能。風量と温度を自由に組み合わせ、さまざまな使い方ができそうだ。イオン機能には、うるおいを内部にキープする「ナノイオン」を採用している。
みるみる乾く! パワフル大風量であっという間
まずは、風量・温度ともに最大にして乾かしてみた。風量シームレススイッチで、MINからMAXにスライドさせると、風量が一気にアップしたのがわかる。耳元で風を切る音が聞こえてくるほどで、みるみると乾いていった。
温度は最大で105℃。普段使用しているパナソニックのドライヤー「ナノケア EH-NA96」は約125℃なので、ちょっとぬるいかなと感じたが、風量があるので問題なく乾かせた。なお、ナノケアの最大風量は1.3立方m/分なのに対して、ヘアクリエは1.9立方m/分とよりパワフル。その差はしっかり感じられる。
ロングで毛量の多い筆者は、髪を乾かすのにいつも6~7分ほど掛かっていた。しかし、ヘアクリエなら約4分で完全に髪を乾かすことができた。疲れきった1日の最後に、髪を乾かす時間を短縮できるのは、イライラせずに済むので心が軽くなる。
仕上がりも、髪がキレイにまとまって十分。ただし、風量があるので、筆者のような細い髪だと絡まりがちに。その場合は、髪がある程度乾いてきたら風量を落とし、温度も低くして使うのがオススメだ。特に約60℃の「SCALP」モードは、低温で乾かすので髪にやさしい印象。風量も落とせば髪が絡まる心配もない。
髪をいたわるには、最初は「風量MAX・温度HIGH」、途中から「風量MIN・温度SCALP」に変更するのが、髪がしっとりして良かった。風量・温度ともに、細かく調節できるヘアクリエならではの使い方だ。
また、ヘアクリエには付属品が2つ用意されている。髪をセットする際に風を集中的に送れる「セットノズル」と、ハンズフリーで髪を乾かせる「スタンド」が付属。
特にスタンドが便利で、机や洗面台にドライヤーを置いて、両手が空いた状態で髪を乾かすことができる。両手があくので、ブラシを持ってのブローもしやすくなった。使わないときは収納スタンドとしても役立つ。
パワフルな風が魅力のヘアクリエ。もちろんそれだけでなく、細かな風量・温度調節できる点もお気に入りになった。すばやく乾かしたい人、細かく設定を変えて髪をいたわりたい人、どちらにもオススメできる製品だ。