家電製品ミニレビュー
キレイな空気で加湿できる「エアウォッシャー」を使ってみた
2018年1月24日 07:00
寒い日が続き、乾燥に悩まされる時期がやってきた。肌がカサカサになるだけでなく、ウイルスや菌も活発になるため、この時期は風邪を引きやすくなる。加湿器は冬のマストアイテムだが、種類が多くどれを選べばいいのかわからないという人も多いだろう。今回は、空気清浄機能も備えた、BONECO(ボネコ)の「エアウォッシャー W2055A」を紹介しよう。
メーカー名 | アピックスインターナショナル |
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製品名 | BONECO(ボネコ) エアウォッシャー |
品番 | W2055A |
実売価格 | 47,757円 |
加湿方式は気化式で、ファンで吸い込んだ空気を本体内部の水にくぐらせ、湿った空気にして送り出す。本体内部には、ホコリや微粒子をキャッチする独自開発の「自動回転ドラムディスク」と、加湿槽内の雑菌を防ぐ「銀イオンスティック」を搭載。これにより加湿と空気清浄を同時に行なえ、吸い込んだ空気をクリーンにして排出するため、キレイな空気で加湿できるという。
運転モードは、「ノーマル/スリープ」の2つで、空気清浄の単独運転などは非搭載。ノーマルモードは最大出力で運転し、スリープモードはファンとディスクユニットをゆっくり回転させて、動作音を抑えながら加湿する。操作部はダイヤルを回すだけと、シンプルな設計だ。
推奨畳数は約20畳で、タンク容量は約4.5Lと大きい。水タンクが空の状態での本体重量は約5.9kgと重い。今回は13畳のリビングに設置した。
きれいな空気が気持ち良い! 寝起きの喉も痛くない
まずはノーマルモードで使ってみた。電源を入れるとファンが回り出し、側面から湿った空気が出てくる。気化式なので空気はひんやりしているが、空気清浄機能のおかげか、なんとなく清々しさを感じる。
本体から離れているときはそういった清涼感は得られないが、加湿も十分されている。湿度計を見てみると、運転前は28%だったリビングが1時間後には50%に。普段は腕や背中がカサカサになりすぎて痒くなることがあるが、エアウォッシャーを使っているときは痒みもおさまっていた。
ただし、ノーマルモードは最大出力で運転するため、音が結構大きい。家事や食事をしているときは気にならないが、テレビを見ていると音がかき消されてしまう。
運転音が気になるときはスリープモードに切り替えることが多かったが、スリープモードでもきちんと加湿されているようで、湿った空気が吹き出されているのがわかる。運転音もかなり静かだ。
なお、本体内にはアロマコンテナが備えられており、市販のアロマオイルをコットンに染み込ませてセット可能。我が家は猫がいるので使わなかったが、加湿しながら好みの香りも楽しめたらリラックス効果もありそうだ。
本体が重いので基本はリビングに置いて使ったが、何度か寝室でも使ってみた。就寝前にノーマルモードで運転するとやはりうるさかったので、寝室ではスリープモードに。ベッドサイドに置くと、枕元に湿った空気が流れてくる。
音が静かなので眠りの妨げにならず、途中で起きることはなかった。起床時も潤っていて、普段は気になる喉の痛みもない。この時期は寝起きに喉がイガイガしてそのまま風邪を引くことがあるが、そうした心配もせずに済んだ。
手入れは面倒……。乾燥する季節だけ、と思って乗り切る
加湿能力は十分だが、水が溜まる水槽部分は毎日洗う必要があり、手入れはちょっと面倒。まず水槽から、本体や水タンク、自動回転ドラムディスクを外して排水し、水槽を中性洗剤で洗う。毎日行なうのはこれだけだが、本体は重くドラムディスクも大きいので外すのが億劫だった。
また、水槽に水が溜まっている状態で本体ごと動かそうとすると、水槽が傾いたときに水がこぼれるので注意。運ぶ際は、本体やタンクを外して、水槽の中を目視できる状態にした方が、水をこぼすリスクを減らせた。
とはいえ加湿器は手入れが不可欠で、放置するとカビの原因になるし、加湿器を使わずにこの時期を過ごすのも厳しい。乾燥する季節は限られるので、今だけのガマン……! と思って乗り切った。手入れのしにくさはあるが、一番のメリットはキレイな空気で加湿できる点だろう。乾燥対策をしっかりしたい人にオススメできる製品だ。