家電製品ミニレビュー
あえて男性にオススメしたい! 「nobby by TESCOM」のドライヤーはすぐに乾いてパサつかない
2017年12月21日 07:00
いくら家電好きといっても、筆者を含め男性にとってドライヤーは対象外である場合が多い。朝の寝ぐせ直しにしか使わないのに1万円も2万円も出せないし、冬は風呂上がりにも使うが、乾けば何だっていいと思っていた。このテスコムのドライヤーを使うまでは。
メーカー名 | テスコム |
---|---|
製品名 | Nobby by TESCOM プロフェッショナル プロテクトイオン ヘアードライヤー NIB3000 |
価格(編集部調べ) | 18,980円 |
テスコムが、サロンクオリティのヘアケアシリーズとして、テスコムが11月末から展開している「Nobby by TESCOM」。同シリーズの第一弾として発売されたのが、「プロフェッショナル プロテクトイオン ヘアードライヤー NIB3000」だ。
もともとテスコムは、創業時から50年にわたってプロ向けドライヤーの開発に携わっており、同社のプロ用ブランド「Nobby」は約70%というトップシェアを誇る。そのノウハウを活かし、プロ仕様の高い機能を持ちながら、一般ユーザーも使いやすいように作ったのが、このドライヤーとなる。
男性にも好印象なカラーでプロっぽいデザイン
冒頭でも述べた通り、ドライヤーの主なターゲットはやはり女性。そのためピンクやらペールトーンやら、やわらかいイメージでデザインされた製品がほとんど。それに比べて「NIB3000」は、マットブラックで凛々しく、シンプルなデザインに好感が持てる。これなら男性でも欲しくなるはず!
美容室で使われている「Nobby」ドライヤーの最上位モデルをベースに開発されており、業務用と同じパワフルなモーターと遠心ファンを採用。同社の従来機種と比べて風速が約1.5倍アップし、サロン仕上げのスピードドライを実現するという。
ドライヤーの吹き出し口に取り付けるフードが2種類、スタンド、ファン用の交換フィルターが同梱。
円筒形の「ケアドライフード」は、内部で熱の流れを調整し、ムラなく温風を当てるプロのテクニックを再現したというフード。プロはヘアードライの際、熱が一点に集中しないように、ドライヤーを左右に振りながら乾かすが、これと同様の風の流れを作れるという。
すぐに髪が乾く! そのパワーに驚いた
温度設定は3段階あり、持ち手部分のMODEボタンを押すごとに切り替えられる。温度によってLEDの色が変化し、赤は約110℃、紫は約90℃、青は約70℃とわかりやすい。また、COOLボタンを押している間は送風が出る。COOLボタンは押しながら上部にスライドさせることで送風状態をキープできる。
風速も3段階に切り替えられる。弱・中・強の表示ではなく、SET・DRY・SPEEDとなっており、いわゆる「強」の「SPEED」のパワーには特に驚いた。髪の短い男性ならアッという間に乾く。今まで使っていたドライヤーでもそんなに時間はかからなかったが、「NIB3000」は本当に早い。頭全体にサーっと温風を当てるだけで、気が付くと髪が完全に乾いているレベル。時間も手間も全くかからないので、これなら風呂上がりにドライヤーを使おうという気にもなってくる。
風速に驚いているうちに、髪は完全に乾いてしまった。このパワーにはちょっと感動。しかも「ケアドライフード」を付けていたからか、あれだけパワフルな温風でも全く熱いと感じなかった。パワー不足のドライヤーでは、早く乾かしたいがためにドライヤーを髪に近づけすぎ、同じ箇所に温風を当て続けて焦げくさくなったりしたことも。この「NIB3000」なら、そんな失敗はしない。
さらに、静電気を抑制する効果があるプロテクトイオンも備えているためか、乾かした後の髪にツヤがあった。いつもはヘアオイルをつけようかと思うほどパサパサの筆者の髪が、つややかでまとまっている。冬場のセットは、髪がブラシにくっついて困るほどだったが、それもない。静電気を抑えていることがよくわかる。
ただひとつ、ドライヤー自体が重い点が気になった。本体は約800gで、素早く乾くからいいものの、頭より上に持ち続けると腕が結構疲れてしまう。それを解消するため、美容師のように円筒部分を持って使ってみたところ、温風はうまく当てられないが妙に楽しかった(笑)。プロ気分まで味わえる、プロ仕様のドライヤー「NIB3000」をぜひ一度使ってみてほしい。