家電製品ミニレビュー
いつもの椅子で“ながら”マッサージできるドクターエアの3Dマッサージシート
2017年7月5日 07:00
「そういうものがあってもいい年でしょ」という理由で、今年ついに、憧れていたドリームファクトリーの「ドクターエア 3DマッサージシートS」(以下、3DマッサージシートS)を導入しました。
座り仕事がほとんどなので、マッサージチェアがあったらマッサージしながら仕事ができる、マッサージに行く時間と仕事の時間を統合できるから、時間とお金の節約になるかもしれない、と考えたのです。実際買ってみてその機動性の良さと、もみ心地に感動しました。
メーカー名 | ドリームファクトリー |
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製品名 | ドクターエア 3DマッサージシートS |
実勢価格 | 26,322円(Amazon) |
いつもの椅子がマッサージチェアになるコンパクトな家庭用マッサージ器
「3DマッサージシートS」は、コンパクトな見た目からは想像しにくい快適なマッサージ性能を持った家庭用マッサージ器です。
製品そのものがマッサージチェアになっているのではなく、持ち運びやすいシート型というのが大きな特徴。
肩まで背もたれがある椅子に「3DマッサージシートS」をのせるだけで、肩から腰まで45cmにわたってマッサージしてくれる、マッサージチェアに変身するのです。
操作はすべて付属のリモコンで行ないます。2つの自動モードに、もみ、指圧、交互のモードのほか、全身、部分、ポイントのエリア指定もできます。またお尻のあたるシート部分を3段階の強度で振動させることもできます。
待機中のコントローラーの電源ボタンを押すと、自動的に「自動1」がスタート。もみ、交互、指圧をそれぞれ織り交ぜながら、背骨に沿って20分間マッサージをしてくれます。
マッサージしてくれるのは独自の新3D・もみ玉。これが本製品のキモともいえるものです。まるで人の手技かと思うような絶妙な強さでグリグリとマッサージしてくれるのです。
もみ玉はヒーター機能がついているので、じんわりと体を温めながらのマッサージも可能。ヒーターがついているときは赤、ヒーターがオフのときは青にもみ玉が光るところもユニークです。
体に直接、貼付けるタイプのマッサージ器も好きなのですが、どうしても背中に届かない箇所が発生しまうのが難点。しかも、1度貼り付けたら数分間は同じ位置だけ。ピンポイントでほぐしたいときはいいのですが、背骨に沿って全体をほぐすといったことはできません。
その点、温かいもみ玉がグリグリと回転しながら動く「3DマッサージシートS」は、1回スイッチを入れれば広範囲をほぐしてくれますから、疲れが広範囲にわたる場合には効率的です。
おかげで、背中全体がガチガチになって肩こりから腰痛まで発症し、ぎっくり腰は時間の問題ではと思われたときも、「3DマッサージシートS」で入念にマッサージしたところ、なんとか最悪の事態を回避することができました。
いつでもマッサージできる安心感がたまらない!
「3DマッサージシートS」の魅力は、高度なマッサージを“ながら”で味わえるところでしょう。なにせ重さわずか3.98kg。リラックスチェアのみならず、ダイニングの椅子や仕事用の椅子など、あちこち移動させて、本を読みながら、仕事をしながら使えるのは本当に助かります。使わないときは外して部屋の隅に置いておけるので場所もとりません。
温かくなるもみ玉はとても気持ちよく、リラックスチェアで使うと、自動モードが1回終わるころ(20分後)には大抵意識を失ってしまうのですが、それくらい気持ちがいいのです。もしスペースが許すなら、リラックスチェアか、リクライニングできる椅子での利用をおすすめしたいところです。
家庭に気軽に導入できるマッサージ器
「3DマッサージシートS」を持っていないときは、疲労がたまっている間中「マッサージに行きたい。誰かに背中と腰を揉んでもらいたい」と考えてはイライラしていた気がします。しかし、購入後はちょっと辛いと思ったらすぐ使えるのでとても安心です。
もちろん人の手によるマッサージが不要というわけではありません。ただ、マッサージに行くときは、もう辛くてどうしようもなくなってからが多かったため、1回ではほぐし切れず、続けて何回か通うというケースもありました。疲れをため込み過ぎて、マッサージ代がかかりやすかったのです。
ちょっとした疲れや違和感は、すぐ「3DマッサージシートS」でほぐしておくことで、人の手による手技が仕上げとしてより効いてきそうな気がしています。
いつも体が辛いという方、マッサージしてもらいたいけれど、揉んでくれる人がいない、という方には特におすすめです。