家電製品ミニレビュー
1万円で買える自動水拭き&乾拭きロボット「水ブキーナー」がワン! ダフル
2016年7月22日 07:30
夏になると気になるのがフローリングのザラつき感。それまでは靴下を履いていたので気にならないが、夏は裸足になるので砂ぼこりのザラつきが気になってしまう。
毎日掃除機をかけているのに気になるザラつきに効果的なのは、床の水拭き。でも夏の暑い最中の雑巾がけは重労働。そんなときにオススメしたいのが、モップ掛けロボットだ。
メーカー名 | サンコー |
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製品名 | 水ブキーナー 「WATMOPR3」 |
実売価格 | 9,800円 |
部屋のゴミを吸ってくれるロボット掃除機に対して、コイツは床の拭き掃除を専門的にやってくれるというモノ。フローリングの乾拭きはもちろん、ザラつき感が気になるときは水拭きもしてくれる。しかもここで紹介するロボットは、なんと10,000円を割る超お買い得モデル。
きちんと床掃除してくれるかを、実験して確かめてみた。
2時間半の充電で乾拭きなら90分、水拭きなら60分お掃除
ロボット掃除機のような充電台はなく、ACアダプタを本体に差し込むようになっている。充電時間はおよそ2時間半。フル充電の状態で乾拭きなら90分、水拭きなら60分の運転ができる。
モップは水拭きと乾拭き用の2種類が添付されており、用途に応じて使い分けられる。取り付けはマジックテープ式なので付け替えも簡単。また必要に応じて追加で購入もできるから安心だ。
乾拭きの場合は、モップを本体に取り付けるだけでOK。
水拭きの場合は、本体から透明のリングを取り外す。このリング薄型の水タンクになっていて、徐々にモップに水が染み出すようになっている。
ただし充電中など水タンクをつけたままで置いておくと、床がびしょ濡れになってしまうので注意したい。リングに入る水はわずかにしか見えないが、およそ250ccも入るのだ。
走行パターンは全部で3種類! 毎日使えば拭き残しも少なくなる
走行パターンはランダム走行と矩形走行、壁ぎわ走行の3タイプ。これを切り替えて走行するが、部屋の形や自分の居場所を認識しないので、拭き残しができてしまうようだ。この価格なら仕方ないと割り切って、毎日掃除させることで拭き残しを少なくしていくのがいいだろう。
なおロボット掃除機のように吸引しないので、運転音はとても静か。テレビを見ながら運転していてもまったく気にならないほどだ。
なおセンサーは落下防止センサーが本体下に6個ついており、階段から落ちたりする心配はない。
走行スピードは遅いので障害物に当たっても衝撃は少ないが、ロボット掃除機のような壁センサ(バンパースイッチや距離センサ)を持っていないので、ゴミ箱などの軽いものは引きずってしまう。
また障害物センサは、ロボットが直進できるか否かのみを見ているようだ。「駆動輪が動かない=障害物あり」としているようで、左右、中央のどこに障害があって進めないのかは見ていない様子。それゆえ隙間の奥に入り込んでしまうと、なかなか脱出できずに苦しんでいた。
床を拭くためロボット掃除機のように段差は乗り越えられない。床に電線が走っていたりすると、うまく掃除できなかったり、引っかかってしまうこともあるようだ。
なお乾拭きが水拭きより30分長いのは、電池の持ちが違うから(笑)。手で雑巾掛けするのと同様、水拭きの方が重いので、電池の持ちが悪い。また充電台がないため、ロボットは電池の切れたところで行き倒れになる。水拭きで注意したいのは、長時間家を空けておくと、行き倒れになったところが、びしょビショになってしまうので注意したい。とくに畳の水拭きは要注意だ。