家電製品ミニレビュー
襟元の皮脂汚れを浮かして落とす電動ブラシ「音波振動えり・そでブライトII」
2016年7月21日 07:30
いよいよ夏到来。花火大会や海水浴、スポーツ観戦など屋外の行楽が目白押しの季節だ。ただ、一方で悩ましいのが汗。東京のように湿度の高い地域では、外を歩いているだけで汗をかく。体の方はお風呂に入ればすっきりするが、洋服、特に襟元に付いた皮脂でだんだん汚れが溜まってしまう。
そこで、そんな襟元や袖口の皮脂汚れを浮かして落とすという電動ブラシ「ダイヤ 音波振動えり・そでブライトII」を試してみた。
メーカー名 | ダイヤコーポレーション |
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製品名 | 音波振動えり・そでブライトII |
実売価格 | 3,450円 |
えり・そでブライトIIは、大きめの電動歯ブラシのような形状をしており、電源を入れるとブラシが1分間に約34,000回振動。洗濯する前に汚れが気になる部分をこすることで、皮脂汚れを浮かして、洗濯で落ちやすくするという。
製品名に「II」が入っていることからも分かる通り、1つ前の世代の製品があり、新製品は振動数が約4割増えた。また、繊維の奥まで届く「極細2段植毛ブラシ」を採用。極細の毛先が繊維の奥の汚れにも届きやすく、ガンコな皮脂汚れを浮かせるのに適しているという。
使い方の手順は、まず、汚れの気になる場所に襟袖用の液体洗剤を付ける。続いて、その部分を軽く水に浸し、洗剤を生地に馴染ませる。そして、本製品の電源を入れ、円を描くように汚れ部分全体をブラッシングする。2分で自動停止するが、足りない場合は、もう1度電源を入れて継続。後はそのまま普通に洗濯する。
電源ボタンは、一度押すと毎分34,000回振動するパワーモードでオンになり、もう一度押すと振動数28,000回/分で生地に優しいソフトモードになり、もう一度押すと切れる。30秒ごとに「ブブブ」と強く振動して時間経過を教えてくれる。なお、電源は単三形乾電池2本で、製品には付属しない。本体は水洗い可能。
効果のほどを見るため、今回、襟の右側部分だけをブラッシングした。また、皮脂汚れ以外も試してみようと、2カ所にコーヒーを数滴付けて、これも片方だけブラッシングした。
ブラッシング後は、汚れが浮き上がり、そのまま洗濯すると汚れはさっぱりなくなった。しかし、ブラッシングをしていない左側もほとんど汚れが落ちていて、コーヒーの跡も洗濯をすればどちらもきれいに落ちていた。
洗濯後はあまり差が見られなかったが、ブラッシングだけでもそこそこ汚れは落ちる。洗濯をする時間がないときや、うっかり食べ物やコーヒーを服にこぼしてしまったときに、サッと汚れを落とすのには向いていそうだ。
通常の洗濯では落ちない頑固な汚れをきりに落とすことを期待したが、今回試した限りではそのような結果にはならなかった。価格も3,450円ほどなので、あまり過度な期待はしない方がいいのかもしれない。
どちらかと言うと、毎日ワイシャツを着て出勤するサラリーマンや、服を汚しがちな小さな子どもがいる家庭で、毎回洗濯する前に本製品を使うことで、予防的に汚れがこびりつかないようにするという使い方が良さそうだ。