家電レビュー

趣味が捗るポータブル電源をもっと使いたい!! 読者のリアルな楽しさや期待感

「Jackery ポータブル電源 1000 New」を購入した読者夫婦に話を聞いてきました

ポータブル電源ユーザーの方は日々どのような使い方をされていますか? これから購入しようと考えている方はどんな活用法を考えていますか? 防災アイテムとして大容量のポータブル電源を購入し、いざという時の備えはできたものの、「持ち運ぶには重たすぎて置きっぱなし」「購入したものの活用していない」というユーザーも少なからず存在していると聞きます。せっかく高額なポータブル電源を購入したら、日々の生活でも役立てておきたいですよね。

万が一の場面に遭遇した場合、日頃から使いこなしていれば、どの家電製品が活用できるのか、実際にはどれほどのスピードで本体を充電できるのか、を把握しておけばスムーズに使いこなせるとはずです。今回は「防災」目的ではなく「趣味」ツールとしてライフスタイルを充実させるために「Jackery ポータブル電源 1000 New」を購入したリアル読者の活用法をご紹介したいと思います。

こんな室内の趣味でも活躍しているとか

防災面の安心感も得られながら、日常生活が充実する家電と考えて購入

今回は大阪在住の読者・Kuraさんにポータブル電源を購入したきっかけや使い方をお聞きしました。南海トラフ巨大地震の影響が大きい大阪というエリアもあり、ポータブル電源は数年前から興味があったそうです。おそらく同じ気持ちの方も少なくないと思いますが、「いつ来るか分からない」防災アイテムとして考えると、高額なこともあってなかなか購入に踏み切れなかったそうです。

とはいえ、一家に一台あれば安心のアイテムであるのも事実。ならば、毎日の生活や趣味に使う「家電」の位置づけならば「けっして高く」はないと考えました。たとえば日常生活に欠かせない家電が壊れたら買い替えますし、必須アイテムともいえるスマートフォンのハイエンドモデルよりも安いのです。

ただし、ライフスタイルに合っていないと「宝の持ち腐れ」になってしまう可能性もあります。どのモデルが高いコスパを発揮してくれるのか。いろいろ調べていくなかで出会ったのが「Jackery ポータブル電源 1000 New」でした。

昨年夏に購入した「Jackery ポータブル電源 1000 New」

アウトドア趣味が絶対に充実する。夫婦で使いやすいモデルがベスト

Kuraさんは、マラソン、釣り、自転車、キャンプなどアウトドアの多彩な趣味を楽しんでいます。この数年にハマったキャンプに関しては、冬キャンなどもチャレンジしてみたいものの、できるだけ快適に過ごせるようにしたいと考えていました。また、その趣味の大半は奥様も一緒に楽しむために、ポータブル電源を活用することにしました。いずれe-bikeの購入も検討しているので充電にも便利だと。

購入に踏み切れなかったポータブル電源は、実際に購入すると防災面の安心感よりは日常での使い勝手が良くてコスパも高いと感じています。「Jackery ポータブル電源 1000 New」は丸みのあるデザインとオレンジの温かみのあるカラーリングはキャンプ場に合うこと、日本でも実績のあるブランドの安心感が決め手となりました。

2024年夏に初めてのポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 New」を購入。冒頭でも触れたように、あまりにも重量があると活用しにくくなりますが、現実的に持ち運びしやすい大容量モデルです。実際に奥様も持ち運びできて満足だと話してくれました。ジャクリではソーラーパネルも用意されていますが、まずはキャンプで本体のみを使いこなして必要なら追加しようというスタンスです。ちなみに「Jackery ポータブル電源 1000 New」は、従来モデルから50%アップの定格出力1,500Wを実現、ほぼすべての家電が使えます。大容量高出力ながらコンパクトで持ち運びやすく、利用シーンも幅広いのが特徴です。

多趣味なために置き場をどこにするか悩んだそう
持ち運びしやすいため理想の置き場探しも苦ではないとのこと
ちなみに「Jackery ポータブル電源 1000 New」は女性でも持ち運びできる重量
小柄な奥様は両手のほうが安心感あるけど、短い距離なら片手でも大丈夫とのこと

初めてのキャンプフェス、友人家族とのタコパで便利さを実感

2024年の夏に友人夫妻と楽しみにしていたキャンプフェス「NEW ACOUSTIC CAMP 2024」に間に合って「Jackery ポータブル電源 1000 New」を持ち込みました。もともとは現地での奥様用のドライヤーなどに活用したかったそうですが、ちょうど施設にドライヤーもあったためデビューは見送り。それでも今後は違うキャンプ場などで出番があると確信したそうです。

「Jackery ポータブル電源 1000 New」をお供に楽しみにしていたキャンプフェス「NEW ACOUSTIC CAMP 2024」へ
のんびり楽しんでいたら天候が悪化してあまり活用できませんでした

また、2日間にわたるフェスでは初日にテントのライトやスマホなどの充電にも活躍。翌日は悪天候で出番がなかったものの、実際に活用することで使用イメージが沸いてきたと実感します。帰りの車内中央部に「Jackery ポータブル電源 1000 New」を設置し、みんながスマホを充電しながら群馬から大阪までの帰路に活躍したそうです。あんまり出番がなかったとはいえ、この電力なら次は電気ケトルを持って来て「美味しいコーヒー」を淹れたり、暖房面も試してみたいとのこと。

身近を特別にしてみよう! ということで、後日、週末に友人家族と「Jackery ポータブル電源 1000 New」を使って、近所の公園でタコパを開催。18個焼けるプレートで4周し、バッテリーは15%残っていたのでもう1周行けそうな予感がしつつも、みんなのお腹が限界だったとか(笑)。

自転車でやって来た友人家族と設営開始
設営完了
「Jackery ポータブル電源 1000 New」でタコパ開始
完成! 美味しそう
近所の公園でのデイキャンプというよくある光景ですが、ポータブル電源があるとより充実します
サーキュレーターなども回しながらたこ焼き4周。電源容量が尽きる前に満腹になってしまいました

また、来年もキャンプフェスを快適にしたいし、釣りなどのシーンでも活用しようと語っています。ポータブル電源の活用法を体感したことで、アウトドア用ホットプレート購入して、夫婦でベランビング(ベランダでのキャンプ)を試したいと、ますます趣味が盛り上がってしまったようです。

実際の使い勝手は?

最後にKuraさんに使い勝手も聞いてみました。

どんなアイテムでも慣れておかないといけないので、日頃からちょっとずつでも日常生活に取り入れておけば、防災面でも安心して活躍するはずです(出番がないのが理想ですが)。私もスマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリーで十分と思っていましたが、やっぱりポータブル電源は遥かに頼りになります。もっと大容量なモデルも魅力ですが、持ち運びの重要さも実感しました。トリセツはザッと目を通しただけでじっくり読まなくても、シンプルに操作できるので両親にも持ち運びしやすいサイズを用意しておきたいとも考えています。

まだ購入してから半年ほどの時間しか経っていませんが、トラブルもなく満足度も高く、長く使えることを考えたら高い買い物ではないと語ってくれました。実際に友人や知人もポータブル電源への関心が高まっているとのこと。

筆者もe-bike充電メインで「Jackery ポータブル電源 600 Plus」を愛用しています。ポータブル電源は大容量モデルにも注目しがちですが、まずはライフスタイルでの使い勝手を重視したモデルを選んで、必要に応じてソーラーパネルや本体を追加していくのがオススメといえそうです。

清水英行