e-bike試乗レビュー

いろいろなニーズに応えてくれる!! 折りたたみミニベロe-bike「mini Fold16 popular+」

これから自転車通勤を始めたい、クルマに積載して出かけた先でサイクリングを楽しみたい、自宅の駐輪場に空きがない・停めたくない……。そんな人にオススメなのが、昨年末にベネリが発売したミニベロe-bikeの新モデル「mini Fold16 popular+(ポピュラープラス)」。価格は127,200円(税別)。e-bikeとしてはリーズナブルな価格設定となっています。発売前に試乗車を借りることができたので、都内をのんびり走ってみました。あらためて写真とともにご紹介しましょう。

メーカー名ベネリ
製品名mini Fold16 popular+
価格127,200円(税別)

イタリアの老舗オートバイメーカーのベネリは、MTBやクロスバイク、ミニベロなど全部で10車種のe-bikeを展開しています。その中でも特に人気なのがミニベロe-bike。「ZERO N2.0」「mini Fold16」シリーズが用意されており、それぞれラインナップも充実しています。新モデル「mini Fold16 popular+」は、人気の同シリーズでのコンポーネンツが見直されて、内装3段変速が追加されています。

ハンドル周り
シマノ「NEXUS」(内装3段)を搭載
リアハブに変速機を内蔵

【訂正】初出時「リアハブにモーターを内蔵」としていましたが、モーターではなく正しくは「変速機」でした。お詫びして訂正いたします(1月29日)

フロントハブには、ベネリがオリジナルでセッティングしたAKM製のドライブユニットを搭載。以前にシングルスピードの「mini Fold16 popular」も試乗する機会がありましたが、アシストモードの切り替えで走るよりは、内装3段変速があるほうが当然長い距離を走りやすいです。

フロントハブにドライブユニットを搭載

また、前後スプロケットの歯数変更や専用アシストプログラムを開発し、より走行性能を向上させているそうで、1充電あたりの最長走行距離は約70kmに。「mini Fold16 popular」よりも約20km伸びています。バッテリー(36V/5.2Ah)に変更はないので、走行性能へのこだわりが感じられます。

アシスト操作スイッチ。「low」「mid」「high」の3段階で、1充電あたり「low」モードで最長約70km、「high」モードで最長約45kmの走行が可能

【訂正】初出時、モード別の最長走行距離が誤っていました、お詫びして訂正いたします(2月1日)

アシストアップボタンを長押しすると標準装備のフロントライトが点灯
適応身長は145cm~。ハンドルとサドルの高さ調整が可能

そして、折りたたみ機構に魅力を感じる人も多いでしょう。折りたたみ時の移動を考慮しキャスターが標準装備されているので、マンションなどの集合住宅で部屋に運ぶ際の負担も軽減されます。ドライブユニットやバッテリーを装着するe-bikeなので、通常のミニベロよりは重たくなってしまいますが、車体重量は18kgなのでクルマにも無理なく積載できます。輪行用のキャリーバッグもオプション(4,500円・税別)で用意されています。

折りたたみ方法もシンプル
まずはフロントのロックを外す
ハンドル部を折りたたむ
サドル下のリングを引いて前輪と後輪を合わせる
折りたたんだ状態
ペダルも折りたためます
折りたたみ時の移動に便利なキャスターが標準装備
転がして運べます
充電も折りたたんだ状態で行ないます。左上が充電ポート
専用キーでバッテリーを取り外すことも可能
バッテリーを外した状態。充電時間は約4~6時間

車体サイズは1,360×570mm(全長×全幅)、折りたたみ時のサイズは890×450×585mm(全長×全幅×全高)、タイヤサイズは16×2.25インチ、車体重量は18kg。カラーはコズミックレッド、コズミックブルー、コズミックシルバーの3色となっています。

e-bike部