片付け過ぎない片付け術
[片付け過ぎない片付け術86]梅雨前の「プチ衣替え」で寒暖差を乗り切る
2018年 6月 7日 07:00
蒸し暑い日も肌寒い日もある梅雨シーズンは、着る服に困ってクローゼットがゴチャつきがちですね。今回は、このように寒暖差の激しい時季を乗り切るための「プチ衣替え」についてお話します。簡単な衣替えで、半袖も長袖も必要なクローゼットをスッキリ保ち、ジメジメした季節を快適に過ごしましょう。
まずは、「もう着ない冬物」を片付ける。
「まだ肌寒い日もあるから」と思いつつ、出しっぱなしになっている冬物はありませんか。モコモコしたウール素材やフリースなどは、梅雨寒の日に着ても蒸し暑さを感じてしまいますね。「明らかな真冬物」は、この時期までに片付けてしまいましょう。ついでに、昨シーズン1度も着なかった、「次の冬は着ない!」と思う冬物は手放し、迷うものは「手放す候補」として「保留用」の紙袋やボックスを作って入れておきましょう。保留の服は定期的にチェックして、決心がついたら手放したり、次のシーズン始めに再度検討して整理したりするといいでしょう
まだ着る「長袖」は薄手を残し、取り出しやすく収納
雨が降って肌寒い日は、長袖のシャツやカットソーを着たいですね。ただ、起毛素材など厚手の長袖は蒸し暑く感じるため、そろそろ着なくなるのではないでしょうか。サラッとした綿素材など薄手の長袖のみを残し、厚手の長袖は冬物と一緒に片付けましょう。残した長袖は、よく着る物ほど取り出しやすい場所へ収納します。吊るすスペースがあるなら、ハンガーへ掛ける収納にすると出し入れしやすく、洗濯後の片付けも楽ですよ。また、この時期から活躍し始める半袖も、長袖と同様によく着る物ほど取り出しやすく収納するのがいいですしょう。私は、たたんで引き出しの手前側へ立てて入れています。
重ね着に重宝する「ノースリーブ」はコンパクトに
ノースリーブやキャミソールは、真夏だけでなく今の時季でも重ね着のインナーに重宝しますね。袖がないぶん、たたむとコンパクトになるので、小さくたたんで引き出しへ収納するのがおすすめです。今の時季は、まだメイン使いではないのなら、奥の方へまとめておくと邪魔になりません。仕切り用のボックスなどを活用し、省スペースにまとめましょう。ただ、ついつい買い足して枚数が増えてしまうのも、これらのアイテム。収まり切らないほど枚数が多い場合は、同じようなものを複数枚持っていないか、古くなったりサイズが合わなくなっている物がないかなどをチェックし、数を減らしてみましょう。
この時季に欠かせない「羽織りもの」にはチョイ掛けフックを
この時季手放せない「ちょっとした羽織りもの」は、手に取りやすい場所へ掛ける収納にしておくと、着たいときにサッと手に取れます。「この羽織りものにはインナーにこれを合わせる」など組み合わせが決まっている物があれば、一緒に収納しておくと朝着るときに探さなくても済みますよ。また、着る度に洗濯しない服なら、脱いだあとに風を通すための「チョイ掛け」フックを設置しておくと便利です。我が家ではクローゼットの横に設置して、脱いだ上着を半日から1日ほど吊るしておき、湿気が取れたらそのままクローゼットへしまっています。
まとめ
本格的に夏物を出すにはまだ早いけれど、冬物はもう着ない、という梅雨シーズンは、暑い日も寒い日もあり、クローゼットの管理が難しいですね。お天気が良く湿気の少ない日に「プチ衣替え」をしておけば、ジメジメして憂鬱な時季も心地よく過ごせますよ。