片付け過ぎない片付け術

[片付け過ぎない片付け術83]ステキ雑貨が、家でおしゃれに見えない理由

雑貨屋さんで買った「素敵な小物」、家へ飾っても思ったより素敵に見えないことはありませんか。今回は、「家に飾った素敵な雑貨がおしゃれに見えない」ことについて、理由と対策をお話します。せっかく買った雑貨ですから、効果的に飾って、家の中をもっと素敵に、おしゃれに見せちゃいましょう。

 

理由1:お店では「色違い」「シリーズ」で飾られているから

お店で売られている雑貨は、「色違い」「シリーズ」などで揃えて飾られていることが多いので、単品で見るよりもワクワクするし、グッと素敵に見えます。でも、そのまま揃えようとするとお金が掛かってしまうので、単品で買うことが多いですよね。単品だと飾っても、お店のようなワクワク感は半減してしまいがちです。またお店では、その雑貨の「テイスト」が引き立つように空間もディスプレイしていますが、家はそうではないので、部屋の雰囲気に馴染まなければ、その雑貨の魅力を活かせず、思ったよりも素敵に見えないこともあるでしょう。

 

理由2;お店には「生活感」がないから

お店は物を売る場所であり、生活をする場所ではないので、当然「生活感」はありません。でも自分の家は「家族が暮らす」空間ですから、どうしても「生活感」があるものです。お店には存在しないような、雑貨とは釣り合わないものがそばにあると、お店で見たときのイメージとはかけ離れたものになってしまいますね。また部屋が片付いておらず、脱ぎっぱなしの服や出しっぱなしのおもちゃなど、雑貨に合わない物がそばにあると、さらに残念な雰囲気になってしまいます。

解決策1:部屋のイメージに合った雑貨を飾る

部屋に飾るなら「かわいい!」と思った雑貨にしたいと思うものですが、雑貨の雰囲気が部屋のイメージに合っていないと、雑貨だけが浮いてしまって、おしゃれに見えません。できれば、部屋のイメージに合った雑貨を買うように意識してみましょう。そのためには部屋のインテリアを「テイスト」「テーマ」で決めて、把握しておくことが大切です。

 

買い物では、「かわいい」「好き」だけの物は部屋のインテリアに溶け込まない場合がある、ということを心の片隅に留めておきましょう。そして買い物をする前に、1度冷静になって「この雑貨は今の部屋の雰囲気に合うかな?」と考えてみる時間をもつようにしてみてください。その雑貨の雰囲気に合わせて部屋全体を模様替えするという方法もありますが、大掛かりになってしまう場合、あまり現実的ではないですね。

 

解決策2:部屋を片付けるか「雑貨専用スペース」を作る

例えば、モデルルームに飾られた雑貨がおしゃれに見えるのは、そこで生活している様子が感じられないから。言い換えると「余計な物」が見えないからです。つまり、見せたくないものを片付ければ、雑貨が映える部屋が作れるのです。でも、小さい子どもがいたり物が多かったりで思うようにいかない場合は、「雑貨を飾るだけ」のスペースを作ってみるのがおすすめです。出窓や棚の上などをディスプレイコーナーにして、その周りだけは散らからないように気を付けることで、雑貨がおしゃれに見える空間がキープできますよ。

 

まとめ

インテリアのテイストやテーマをはっきりさせておくことは、雑貨だけでなく家具や家電を選ぶときにも役に立ちます。部屋がゴチャゴチャして見えるときは、物のテイストがバラバラになっていないか点検してみましょう。

 

でも、上に書いたように、家は「家族が暮らす、生活する場所」。テイストが完璧に揃っていなくても、家族がそれぞれお気に入りのものを置いたり、好きな物に囲まれて、家族みんなが楽しく活き活きと暮らせる空間も、素敵だと思います。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」