ぷーこの家電日記

第590回

ダイエットの秋。体も家もスッキリさせたい

毎年増収増益の体重。これが会社だったらかなり優良企業の成長株なのだけど、残念ながら体重のことである(笑)。正確に言えばこの2年くらいは高止まりの停滞中ではあるけれど、ストップ高でまたいつ上がり始めるか分からない。さらに最近はストレスが溜まっているのか、食べ物が美味しすぎるのか、夫も目に見えて大きくなっている。

ダイエットしなきゃねと言いつつも、夏の間は体温を保つのにエネルギーを使う必要がないのでカロリー消費するのは難しいし、熱中症の危険性もあって「夏は頑張っても成果が出なくて、辛くて続かず失敗するから、涼しくなったらダイエット始めよう」と、もっともらしい言い訳をしながら先延ばししてきた。

もうずっと夏が終わらないんじゃないかと思うくらいに暑かったけど、とうとう秋がきてしまった。昼はまだ夏のように暑いけれど、日も短くなり、朝晩は涼しい。「あぁ、先延ばしにしてたダイエット、ぼちぼち始めなきゃなぁ」と体と同じくらいに重たい気持ちを持ち上げて、ダイエットを始めようということになったわけだ。

だがしかし、なんといっても食欲の秋。美味しいものが多すぎて困る。食べることが好きすぎるし、我慢は非常に苦手。年々代謝が落ちるので、しっかりダイエットを頑張ろうと思うと、以前と同じ方法ではうまくいかないのは経験済みだ。そして若い頃みたいな無理なダイエットをすると、筋肉や骨へのダメージが大きい。ますます代謝悪くなるし、これから一気に骨密度が減るお年頃なので、変なダイエットをするわけにもいかない。

スレンダーで格好いい容姿への憧れは年々薄くなっているし、夫に関してはどんな姿になろうが自分は格好いいと思える自己肯定感の高さがあるのでお互い危機感に欠けているのも問題だ(笑)。

という訳で、あくまでも目的は「健康のため」で、少し体を絞って、大好きな美味しいものをこれからもたくさん食べるぞー。という緩いダイエット作戦決行である。本気で痩せる気あるのか!? って程に緩い作戦ではあるけど、短期で見ると大きな結果が出なくても、緩く痩せることで、長期的に健康な体を保てる習慣が身につくかもしれない。

そんな緩痩せダイエット計画は「規則正しい生活」である。「いまさら?!」みたいなダイエット以前の当たり前すぎることだけど、やっぱりこれが1番近道で大事なことだと気づいたアラフィフ。でもそんな当たり前が全然できていない。

体内時計は狂いまくって、早寝早起きは超苦手だし、普段の寝不足を解消すべく週末に寝溜めなんてしてしまってますます疲れる。食べたいものを食べたいだけ食べて飲んで、しかもかなり早食い。揚げ物大好きだし、そしてお酒も大好きで毎日飲んじゃう! 運動量もちょっと少なめ。お風呂にゆっくり浸かることもなくシャワーで済ませるし、家事も大嫌いでダラダラゴロゴロ家で過ごすばかり。文字にすると自分でも恥ずかしいくらいの自堕落すぎる生活。ダイエット以前に、どう考えても健康に悪いのだ。

2人だけの生活なので、誰かに迷惑をかけることも咎められることもないまま、ダメな習慣がついてしまっていて、それが我が家の普通になってしまっている。「きちんと暮らそう」をスローガンに、体重だけじゃなくて、生活全体を見直す秋を実行だ。

「今日はやる気出ない。外で食べよう」と、つい外食してしまいがちだったので、「今月は外食をしません」と自炊宣言。「うわー、面倒臭い」とつい毎日思ってしまうけど、宣言した手前、なんとか何かしら作っているし、昼はお弁当も持っていけている。毎日お酒も飲んでいたけど、平日の月~木曜日はお酒を飲まない。そうすることでダラダラ食べることも食べすぎることもなくなるし、睡眠の質も上がるはずだ。

ただの当たり前の生活が、私たちには全然当たり前じゃなくて、まだ慣れないし全然面倒臭い(笑)。そしてダラダラテレビなんて見ちゃって、なかなか早寝ができない。でも、これが当たり前の習慣となった頃、おそらく高止まりの体重も少しは下がり始めるのではないだろうか。運動に関しては、夫はジムに定期的に通っているし、私も自転車通勤と週末の家庭菜園で全く運動していないわけではないので、少し負荷を増やす程度に見直す予定。

無駄で駄目な習慣を断ち切る一環で、断捨離も軽く始めた。我が家は正直、結構ものが多い。そして我が家にはウォークインクローゼットが1つあるのだけど、全然ウォークでインできないほどぎゅうぎゅうにものが詰め込まれていた。「片付けなきゃねー」と言いながら全然片付いていなかったのだけど、よしやるぞ。と思い立ち、この前思い切って実行した。

「痩せたらもう1度着たい」みたいな気持ちで取っておいた服も「その“いつか”はきっと来ないし、着れるようになったら買えばいい」と思い切り捨て、「とりあえず」取ってあった家電の箱なんかも邪魔すぎるので捨てまくる。粗大ゴミもクローゼットの中に置いたままだったりしたので、それも全部搬出してゴミ処理場に持っていけるよう手配を夫に託す。

よくこんなに入ってたなぁと思うゴミ袋の山を前に汗だくの私。断捨離はいいダイエットになる! 断捨離じゃなくても、嫌いでやりたくない日々の家事って結構な運動になるんだろうなぁ。

面倒臭い断捨離のモチベーションとなったのは物欲だ。「捨てたら買える。捨てたらまた入れられる」と呪文のように唱えながらまた増やす気満々の私は全然懲りてない(笑)。Amazonで今日までプライム感謝祭をやってるものだから、ついつい色々見てしまう懲りないリバウンド待ったなしの私なのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。