ぷーこの家電日記

第460回

鍋要らずで袋麺が作れるラーメンどんぶりでランチの楽しみが増えた

あっという間に1月が終わって2月に突入してしまった! 私は2月が誕生月なのだけれど、2月に入った途端に、様々なECサイトやサービスから「お誕生日クーポン」なる販促メールが届き始めた。「お誕生日おめでとうございます!」なんて書きながら、ただ誕生日に乗っかって販促してくる感じが何だか虚しくなってしまう。それでもちょっと物欲湧いたりするので、まんまと販促に乗せられてしまっているのが悲しい(笑)。

さて、現在私はテレワーク少し多めの出社少なめな感じの生活を送っている。テレワークの日のランチは家でチャチャっと作って食べるし、何なら前日の余り物だったり、面倒臭い時は「納豆ご飯でいいやー」なんて適当にやり過ごしたり。ランチ食べた後にはゴロっと横になったりして、昼の時間が1番好き。

それが段々出社が増えてきて週に数日は職場でランチを食べるのだけれど、家でご飯を食べることに慣れてしまったもんだから、毎度千円くらいかかっちゃうランチに「ランチくらい美味しい物食べたい。人が作ったものが食べたい」って気持ちもあるものの、「やっぱりちょっと勿体無いよなぁ」って気持ちになって弁当作って行こうと思い直したり。

冷めた料理があまり好きではないので、「やっぱり温かいもの食べたいし……」と、スープジャーにスープを入れてスープランチに変えたり、「やっぱり外食がいいー!」ってなったりのサイクルをグルグル。朝はギリギリまで寝ていたいので、作るのが面倒というのもある。なので外食率少々高め。でもでもやっぱりとグルグルグルグル。

そんな私にこの度、選択肢が増えた! つい最近「お湯を注ぐだけで袋麺が作れる! 二重構造ラーメンどんぶりBOOK」が宝島社から発売されたのだ。鍋も火も要らず、お湯さえあれば袋ラーメンが食べられるじゃないか!

カップラーメンも好きだし職場でも時々食べるけれど、私にとってカップラーメンはもう少しジャンクな食べ物。袋麺はもう少し素材に近い立ち位置で、野菜なんかの具材をたくさん入れて、ちゃんとした食事として成り立つみたいなイメージ。さらにかなり種類の多い袋麺がランチに食べられたのなら、温かく、コストも抑えられ、弁当作りの煩わしさもないランチが食べられるのではないか? という期待大!

価格は2,739円。安くもないけれど、外食3回か4回分くらいなのですぐに元は取れる気がする。何より使ってみたいの好奇心が勝って、発売当日の昼に早速本屋さんまで行ってゲットしてしまった。大きさは普通のラーメン丼くらいでそんなに大きくもないし重くもない。本屋帰りに袋麺も購入して、早速ランチに食べてみる。

作り方としては麺を入れてお湯を注いで蓋をする。そして5分待つだけなのだけれど、普段スープジャーを使っている時にスープをそのまま入れるのと、ジャー本体を温めてスープを入れるとでは全然温度が違うと実感しているので、このラーメン丼にも先にお湯を注いで本体を温めてからお湯を捨て、そこへ麺とお湯を入れることに。

鍋で3分煮るところを5分放置。ワクワクいざオープン! スープを入れてほぐしていざ実食。「ちゃんと出来てる!」というのが率直な感想。いや、そういう商品だということは分かっているのだけれど、いざ使ってみると結構感動するものだ。

ぐらぐらと沸騰したお湯に入れる時とほんの少しだけ麺の食感が違うけれど、十分許容範囲というか想像以上。スープも全然冷めずに熱々。これくらいかなと適当に入れたお湯の量が多かったみたいでちょっとスープが薄くなってしまったので、一度ちゃんと計量してみた方が良さそう。思ったよりも容量があるということでもある。もやし1袋くらいなら入りそうだ。これなら野菜炒めなどだけ持っていけば熱々の具沢山ラーメンだって食べられそうだし、ランチが非常に捗りそうだ。

おそらくキャンプや車中泊などでお湯さえ沸かせば手軽に食べられるようにという想定だろうか、安定して置く場所がなくても取手がついているので片手で丼を抱えて食べることができるのがまた良い。何よりも丼だけで完結するので洗い物もゴミも少ないのがとても良い!

しばらく袋麺ランチが続きそうである。それにしても久々にバラ売りの袋麺を買ったけれど、「あれ? 袋麺ってもっと安くなかったっけ?」と、昨今の値上がりの波を感じたりもした。とは言え外食に行くことを考えると安い。定番のラーメンからご当地ラーメンまで色々なラーメンを引き出しにストックしておいて、今日は何を食べようかなぁと、密かな楽しみにしたい(笑)。毎日毎食というわけではないけれど、「スープは全部飲み干さない」「野菜もちゃんと食べる」の2つを肝に銘じ、ランチタイムをひっそり楽しもうと思っているのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。