ぷーこの家電日記

第455回

早いもので2022年最後。今年買ってよかったもの

寒い寒いと暖かい布団に包まっている間に気づけばクリスマス、気付けば年末!? あまりの早さと年末感のなさに正直「嘘でしょ!?」とビックリしている。そして本連載も今年は本日で最後。

クリスマスプレゼントの手配にお正月の準備、大掃除なんかもしなくては! といいながら、正月休みも今年は通常の週末+祝日並みに短いもんだから、きっと大掃除は省略されそう(笑)。これから1週間、1日1カ所を綺麗に掃除しようかなぁ。あ、ふるさと納税もしなくては! 毎年「来年こそ計画的に」と思うのだけれど、結局いつも年末ギリギリになってしまう。ら、来年こそは計画的に!!!

今年を振り返ると、個人的には概ね「今年は良い年になったなぁ」と思う。もちろん良いことばかりでもないし、不安や不満がないわけではない。それでも今年はここ数年の中では1番良い年だったなというのが年の瀬に感じることだ。

私の今年を表す漢字は「会」かな。コロナ禍でずっと家に篭って人にも会えなかった数年だったけれど、今年は両親にも会え、姪っ子にも会え、友人との再会も少しずつ始まった。誰かに会うたびに「めちゃくちゃ久しぶり!」と言うのが最初の挨拶の定型文のようになってしまうのだけれど、数年会ってなかった時間を感じないというか、会っただけでその時間が瞬間で埋まるような感じ。そしてやっぱり誰かと会って話すってとても大切なことだなぁと再認識した。

基本的にインドア派だし、1人時間も大好きなので、コロナで一気にテレワークなんかも進んで、家で過ごす時間が増えたこと自体はある意味非常に快適なんだけれど、それでもやっぱり会いたい時に会いたい人に会って、ともに過ごす時間は大切だなと思ってとても嬉しかったので、私の今年の漢字は「会」だな。来年も素敵な出会いと再会に期待したいところ。

そして年末だし、家電日記らしく、私が買って良かったなぁという家電は何だろうかと、振り返ってみた。やっぱり私は調理家電が大好きなんだなと思う。これ買って良かったが1つに絞れなかったので2つ。

1つ目は調理家電ではないけれど、やっぱり食べ物関連の家電「フードシールド JP290」だ。まとめて買う肉や魚や作ったお惣菜、そしてキャットフードや色々合わせたスパイスなどなど何でも真空にして保存している。湿気や乾燥や酸化を防いでくれるので、美味しいものを美味しいまま保存できて非常に重宝している。

食材と調味料を真空パックしてから低温調理器でそのままドボンと調理し、それをそのまま保存もできるしかなり便利だ。集水カップが付いているので、水分があるものもバッチリ真空にすることができる。

食品だけじゃなくて、旅行などの時に下着やタオルなどを真空パックしておくと、清潔にコンパクトに持ち運ぶことができて、これは買って良かったー! と大満足の1台だ。「欲しいけどなくても困らない」という位置付けで、何年か我慢していたけれど、「私は何を躊躇していたんだ?」と思うほどに買って良かった家電である。

そして2つ目は「電動ミンサー HMM-5」だ。私は料理にひき肉をかなり頻繁に使う。スーパーで売り切れていたり、すごい量のドリップが流れ出ているのを見ることが重なって「これは自分で挽いたらいいじゃん!」と思って買ったミンサー。お肉を塊で買っておけば好きな使い方ができるし、やっぱり挽きたてのお肉は非常に美味しい。

鶏胸肉なんかをまとめて挽肉にしてチキンナゲットや鍋のつみれに使ったり、コスパ的にも非常に良いしありがたい。豚は複数の部位の肉を一緒にミンチにすると、脂多め少なめなど、料理や好み、気分に合わせて調節できる。

お手入れはやりやすいとはいえ、少量挽いた後に洗うのは面倒なので、1度に結構な量をミンチにしちゃうのだけれど、そんな時はもちろんフードシールドを使って真空パックにして冷蔵または冷凍保存にする。

そんなに使う頻度は高くないけれど、ソーセージの腸詰めができるアタッチメントも付属しているので、肉を挽いた後に塩やスパイスなどと混ぜてミンサーで詰めると自家製ソーセージも作れてしまう! まだ使っていないけれど、大豆ミンチ用のアタッチメントも付属しているので、来年1月の大寒頃に作る予定の味噌作りにも大活躍しそうだ。こちらもやっぱり買って良かったと大満足の1台だ。

来年で結婚して10年、そして、結婚時期に買った家電も10年を迎えることになる。そろそろ洗濯機や冷蔵庫やエアコンなど大型白物家電にガタが出てきている。新商品に興味がないわけではないのだけれど、何せ高いし、楽しい調理家電ほどウキウキしないし惹かれないんだ。

来年もどうか人間も家電も健やかで過ごせたらいいなぁなんて願っているのだけれど、もしかしたら「今時の冷蔵庫すごーい!」とはしゃいでいるかもしれない(笑)。

はてさて来年はどんな年になることやら。いい年になりますように。それではみなさま本年もお世話になりました。どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。