ぷーこの家電日記

第357回

今年も残すところあと少し! 大好きなお正月が近づいてきた

今年はめっちゃ暖冬過ぎる! とか言ってたのに、今週の寒さは凄い! 家の中にいても底冷え的に寒いし、膝に抱える猫や犬の温かいこと! これぞ冬という感じになってきました。そしてまた猫を撫でると時々バチッと静電気が起きて「痛いじゃないかー!」と猫に怒られる季節の到来でもあります。強力な加湿器2台フル稼働で、しっとり猫撫で生活を過ごしていきたいところであります。

そんな急に冬らしくなった12月中旬、普段なら街中クリスマスムード一色なんだろうけれど、今年はどうなんだろう。街自体を見ていないので、ぜんっぜんクリスマス気分にはなれない私。そして毎年姪っ子家族とクリスマスパーティーをして盛大に盛り上がるのに、今年はその予定も無く夫と2人なもんだから、全然気持ちが盛り上がらない。

大きな鶏1羽だって、みんなで切り分けて食べるから美味しいのであって、中年夫婦2人で鶏の丸焼きとか、全くもって作る気になれない! ということで、とりあえず姪っ子にクリスマスプレゼントを送付したところで、我が家のクリスマス2020は閉店ガラガラでございます。と言いつつも、ちょびっとだけご馳走食べながら2人でクリスマスパーティーしようかな。

そんな私はクリスマスよりもお正月大好き派。今年は早々に帰省しないと決めていたので、家でただダラダラと寝てダラダラと飲んで食べて、一言で言うと「自堕落な冬休み」の予定。「お正月だから」という魔法の言葉でいろいろ許される感じがとても好きだ(笑)。

あと、年末に下着を買い替えて、新しい下着で新年を迎えるというのは、全国共通なしきたりだったりするのだろうか? 我が家の場合、総入れ替えはしないけれど、ここでボロな下着は捨ててしまう。穴が空いた靴下やパンツって、「折角洗濯しちゃったし、あと1回だけ履いて捨てよう」と思い、再び洗濯をしてしまって......。と困ったループについ陥ってしまいがちな私なんだけれど、このループも年越しとともに終了である! ピカピカな2021年を迎えたい(笑)。

今年に限らず帰省せずに東京で年を越すことは何度かあったけれど、そのときは30日にアメ横なんかで年末年始気分を味わい(「テレビで見たことある光景だ!」と何度行ってもおのぼりさん気分です)、帰りに吉池という鮮魚スーパーに寄ってお正月食材を買い、31日には鰹節を削り1年で1番丁寧に出汁を取り、年越しそばとお雑煮を準備し、お正月はお雑煮を啜りつつ刺身三昧に日本酒三昧、元旦の夜くらいに夫が大量にカレーを作ってくれて、お正月料理に早くも飽き始めた2日にカレーを食べる。それが我が家の定番正月だ。

お節料理はそこまで好物じゃないので、軽く作ったり作らなかったり。今年はアメ横&食材買い出しはパスしてネット通販に移行するとして、ほかはあまり変わらない正月になる予定だ。

私たち夫婦は2人とも福岡出身なのだけれど、北九州出身の両親を持つ私と、博多寄りの由来の夫とは、お雑煮もお正月に食べるものも全然違ってとても面白い。私がお正月に絶対に欠かせない食べ物は「赤なまこ」。昔から我が家では年末年始になまこ酢をとにかくよく食べる。酢には橙(だいだい)一択。切ったなまこに橙をギューっと絞ってお醤油をかけて頂く。

東京で赤なまこは買えても橙がどこにも売っていなくて、とてもショックを受けたことがあったので、それ以降は実家から送ってもらっている。それくらい私にとって赤なまこ&橙はお正月に欠かせないものだ。

夫にとってお正月に絶対に欠かせない食材は「鰤(ブリ)」と「ハム」だ。鰤は年末年始にお刺身でもたくさん食べるし、博多雑煮には鰤が入る。福岡のお正月と言えば鰤なのである。鰤とかつお菜が入ったお雑煮は、結婚してから知ったけれど、とても美味しくて私も大好きだ。

そして何故かハム。これは福岡の人にとって欠かせない食材なのではなく、夫にとって欠かせないだけなんじゃないだろうか? といつも思っているけれど、何せお互いの2家族しかサンプルがないもので未だに不明だ。

とにかくお正月になると「お正月にはハム!」と、ウキウキしながらちょっと美味しそうな高級ハムを欲しがるのだ。「お正月だしねぇ」と美味しいハムを用意しつつ、この「お正月にはハム」の謎をいつか解きたいなぁと思っている(笑)。全国津々浦々、全家族それぞれのお正月の定番って何だろうなぁと興味津々なので、暇なお正月はまたSNS徘徊が捗りそうです!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。