ぷーこの家電日記

第298回

両親の上京と、アンパンマンに恋する姪っ子

 とうとう10月を迎えました。軽減税率やらポイント還元やら、数字や仕組みにちょこちょこっと詳しくなった気はするけれど、これまた複雑というよりも頭が痛いインボイス制度とやらにザワザワして参りました。

 なんかもう、明るい話題ってないもんですかねぇと思いながら、とりあえず猫を撫でながら現実逃避に走っております。

 そんな穏やかじゃない気分で10月を迎えたけれど、唯一クリアなのは我が家の空気だけ! 先週書いたように、9月20日に発売されたばかりの最新の空間除菌脱臭機ジアイーノが我が家に導入されたのだ。夜遅くに配達に来てくださった配達員の方が「増税前だからか、年末並みの荷物の多さで遅くなってすみません」なぁんて言っていたので、結構な駆け込み需要はあったみたい。お疲れ様でございます!

 9月最後の週末、福岡に住む私の両親が上京してきた。2人とも70歳を超えているが、父親はまだ現役で働いているし、まだまだ元気でまだまだ忙しい。

 そんな両親は年に1度くらいの頻度で2泊くらいで東京に遊びに来てくれる。1番の目的は私の兄の子である孫に会うためではあるけれど(笑)。姪っ子はまだ2歳に満たないので、夏のお盆シーズンも「こんな人が多くて大変な時期に遠くまで来るのは大変! 私たちが行くから!」と、今回の上京だった訳である。

 両親は毎回航空券の往復とホテルの宿泊が付いたパッケージを利用して来る。「うちに泊まれば?」と言っても「これくらいの方が気楽でいいの!」と我が家にも、もちろん兄の家にも泊まることはない。

 兄が結婚した時から、「何か言ってきたら何でもするけれど、自分からは口も手も出さない」と決めている母と、孫の写真を毎日眺めながら晩酌をするために、タブレットを導入してどんどんITに強くなっていく父。そんな感じで、普段はおそらく意図的に抑えているであろう欲望を、唯一爆発できるであろう、孫フィーバー上京の旅(笑)。

 そんな時は、身軽な私たち夫婦が車で空港まで迎えに行って、それから一緒に兄の家にも遊びに行く。私も普段行き来できない所に住んでいる訳でもないのに、迷惑かけてもなぁと遠慮してしまって、自ら「遊びに行く!」とも言えず、姪っ子に会うのは実に1年ぶりだ。

 写真や動画などはよく送ってくれてたけれど、久々に会う姪っ子は赤ちゃんから幼児になってた。

 めっちゃ可愛い!

 さすがに知らない大人が4人も来て緊張していたけれど、泣くこともなく、ひと通り遊んでからみんなでランチに出かけた。ランチ食べている間もずっとお利口に椅子に座っていて、色々話しているうちに緊張も解けたのか、帰ってからは一層明るくキャッキャと笑いながら一緒に遊び、そろそろお眠かな? お昼寝の時間だねと言うタイミングで兄の家をあとにした。

 一旦両親をホテルへ送り、私たちは家に車を置きに帰る。父は夫と一緒に飲むのもすごく楽しみにしてくれていて、いつも車を置いてからホテルの近くで飲むのであーる。翌日も朝早かったので、そこそこにして(と言っても結構飲んで)解散!

 翌日は、両親と兄夫婦に義姉の両親に私たち夫婦という、何と大人8人に子ども1人の、姪っ子御一行様の大所帯で、横浜にあるアンパンマンミュージアムに出かけた。

 オープン前から目をキラキラ輝かせた子どもと、子どもを抱えて列に並ぶ大人たち。もう世の中の保護者という保護者を心の底から本当に尊敬する。そしてアンパンマンの魅力って本当にすごいのねぇ。どの子も初めて恋い焦がれる相手がアンパンマンで、もう少し大きくなると今度は「アンパンマンが好きだった」ということに触れられるのも恥ずかしくなって、あんなに好きだったアンパンマンをアッサリ振っちゃう(笑)。

 アンパンマンも大変だわぁ……などと思いながら、ひたすらにカメラマンに徹する私たち夫婦。ただでさえ人が多くてカメラを構えづらいのに、良いところで「ばぁ~!」などと母親が目の前に入り込んで来たりするもんだから、全然撮れない(笑)。それでも200枚ほど撮ってたら、数枚はそこそこいい写真があったりして、写真を送ってミッション完了!

 いやぁ、楽しかったけれど、半日でもうクッタクタに疲れた。そんなこんなで、楽しく充実した週末はあっという間に終わってしまったのでありました。私もまた忘れられないうちに姪っ子の所に遊びに行きたいな。

 そしてそして、そんな私たちにずっと付き合ってくれた仏のような夫はというと、帰ってから感謝を伝えると「静岡の試合のチケットがまだ取れそうなんだよね」などと言いだして、「上手いタイミングで言うねぇ! 買っちゃえ! 行っちゃえ!」と、ラグビーW杯と新幹線のチケットをちゃっかりゲットしておりました(笑)。

 めでたしめでたし。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。