ぷーこの家電日記

第240回

スパイスを利かせたカレーが夏の私の食欲を掻き立てる

 暑い。暑すぎる。私は夏が嫌いだ。暑い夏というのが大嫌いだ。先日同僚に「夏と冬どっちが弱い?」と聞かれて、「私は断然夏が弱いんです……」って答えたら、「あら、夏バテとか大丈夫?」と心配された。私胃腸だけは丈夫で、食欲が無くなるとか痩せちゃうって事が全く無いもんで、ちょっと恥ずかしくなりつつ、「夏バテって全くしないんですよねぇ(笑)。胃腸よりも体温調整が苦手なのですぐ熱出すんです」なんて必死の言い訳。アトピーと汗疹もあるのでとにかく夏は苦手なんだけれど、食欲が落ちないのでか弱さは微塵も伝わらない残念な状態(笑)。

 そんな夏が苦手な私なので、通勤以外は基本外出もしないし、日光に当たる生活は避けている。夫はと言えば逆に夏が大好き冬が苦手なので、申し訳ないなとは思いつつ、真夏は別行動。普段私自身も大好きなベランダ飲みも、「うーん、室内でいいかな」なんて真夏は避けちゃってる(笑)。少し涼しくなった夕方以降、いつでもエアコンが効いた部屋に戻れるし、近々ベランダで一緒に飲むかなぁ。アウトドア用のバケツにお水と氷をたっぷり入れて、ビールだとかワインだとかざっくざく入れてると、バーベキュー行かなくてもすんごいアウトドア気分が味わえるので最高なのです。

 そんな活動量がグッと減る夏だというのに、「夏だし」とか「夏バテしちゃダメだし」と、スタミナ料理が食べたくなりがち。全然夏バテしないのに、「ちゃんと食べておかなきゃ!」って気分になるから、がっつりしっかりと食べたくなっちゃうのだ(笑)。

 「さらっと食べられる冷たいものを」よりも「ガツンとスパイシーなお肉!」みたいな感じ。動かない上に食べる。もうヤバい方程式しか成り立たない(笑)。でも、エアコンが効いた部屋で食べる熱々の料理とかって、本当に止められない止まらない。涼しくなったら運動するから! と、心の中で誓いつつ、暴飲暴食万歳なのであります。

 いつでも美味しいけれど、夏も美味しいのはやっぱりカレー。カレー大好き! カレーにも色んな種類があって、市販のカレールウを使ったいわゆる日本のカレーに、ココナッツミルクが美味しいタイカレー、スパイスたっぷりインドカレーなどなど。全部好きなんだけれど、今ハマっているのはインドカレー。

 私が住んでいるのはインド人の方が多く住んでいる地域で、インド人向けのスーパーマーケットのようなお店もある。色んなスパイスを、結構お手軽に安価に揃えることができる。使い方が分からなくても、陽気な店主が教えてくれるのだ! おかげさまでカレーを習いにお邪魔したこともあるし、インドのお酒をご馳走になったこともあるお得意様だ(笑)。色んなスパイスを混ぜながら炒ると、部屋中がスパイス臭にまみれて結構すごいことになるんだけれど、作りながらも胃に直接刺激してくるようにめっちゃ食欲が湧く。

 使うスパイスは、「コリアンダーパウダー」「ターメリックパウダー」等のパウダー系や、「コリアンダーシード」「クミンシード」等の種系、そして「カルダモン」「スターアニス」などの実や木の皮などなど。昔は各スパイスをそのまま使っていたんだけれど、そうすると食べるときに種や木の実などが食べづらく、避けながら食べるのもなかなか面倒臭い。と言うことでミルサーを導入したらめちゃくちゃ快適。

 各スパイスをフライパンでしっかり炒った後に、ミルサーでガガガガーーと挽くと、一気に粉になる。各スパイス硬さが違うので、別々に挽かないと軽いものが挽けないので注意。粉にしたスパイスは全部合わせて混ぜると、見た目も香りも完全にカレー。オリジナルカレースパイスの出来上がりだ。

 しっかり炒めた玉ねぎなどの野菜とお肉の中に、作った特製スパイスを入れて、水を足して煮込むと香り高き本格インドカレーの出来上がり。具材やスパイス分量など変えると無限に広がるガチ美味しいカレー。これで夏バテ知らず間違いなし! (夏バテしないけど笑)

 ちなみに、スパイスの威力って本当にすごくて、ミルサーは洗っても落ちないほどスパイスの香りと色が移ってしまうので、カレー専用にするのが良いかと思われます(笑)。レコルトのソロブレンダーは、スムージーなど作れるコンパクトなブレンダーなんだけれど、オプションでミルキャップが1,500円程度で買えるので、すごくいい! コーヒーなども挽きたい人はミルキャップ2つ用意するのが絶対にオススメであります。コンパクトな本体1つでいいっていうのがいいよね。

 私がカレー好きだと知っている友達に「スパイス作ってから分けて」と言われて夜中にゴリゴリ作ってたら、作りすぎて目までしばしばしてきた(笑)。スパイスの威力って本当にすごい。そしてカレーの美味しさって本当にすごい!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。