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[始めよう薬膳レシピ37]消化力UP「梅雨疲れを和らげる夏野菜のボート」
2018年 6月 15日 18:00
梅雨の時季になると、体の水はけが悪くなるため、体が重く感じます。今回は、胃腸の調子が良くして、余分なものを体外へ排出しやすくする、梅雨疲れを和らげるサラダをご紹介します。胃を元気にしてくれる夏野菜の「オクラ」と、消化力を上げる「アボカド」は、両方とも疲労を和らげるのにも役立つため、美味しくいただいて梅雨の鬱陶しさを吹き飛ばしましょう。アボカドの殻に詰めたボート型のサラダは、見た目も楽しめますよ。
「梅雨疲れを和らげる夏野菜のボート」の食材効果
今回ご紹介するのは、「オクラ」と「アボカド」を組み合わせた、夏野菜のボート型サラダです。
ネバネバ食材の「オクラ」は、胃腸を保護する効果があり、「アボカド」は胃腸の働きを高め、消化や吸収を手助けする作用があります。またどちらの食材も便秘を緩和したり、疲れを癒す力がありますよ。
薬膳では、雨が続き、湿度が上がる梅雨の時季は、体に余分な水分や湿気が溜まるため、だるさや疲労感といった不調を感じやすくなると考えます。
そんなときは、消化を促して体を活性化させ、梅雨の不調とさよならしていきましょう。
「梅雨疲れを和らげる夏野菜のボート」の材料
<材料:2~3人分>
ベーコンまたはハム:200gほど(お好みで増減可)
ローズマリーなどお好みのハーブ:適量(なくても可)
オリーブオイルなどの食用油:少々(ベーコンを炒めるとき使用)
オクラ:5本(お好みで増量可)
アボカド:2~3個
ハーブソルトなどの調味料:適量(塩コショウやマヨネーズでも代用可)
「梅雨疲れを和らげる夏野菜のボート」の作り方
1.ベーコンを約1.5cmの角切りにし、少量のオリーブオイルを熱したフライパンで炒めておきます。(今回はローズマリーと一緒に炒めましたが、なくてもOKです)
2.オクラはまな板の上で塩揉みしてから、熱湯で約2分茹でて取り出して、頭部の固い箇所(ヘタ)を切り落とし、薄い輪切りにしておきましょう
3.アボカドは縦方向に1周、種の表面をなぞるようにして切り込みを入れ、片側ずつ手で持ち、それぞれ逆方向に回すと2つに割れます。種は包丁の刃の一番下の直角になった部分(アゴ)を刺して軽く動かすと外れます。実をスプーンなどで取り出して、約1.5cmの角切りにします
4.ボウルか大き目のお皿で、1.、2.、3.とハーブソルトを混ぜ合わせ、味を調えたら出来上がりです。ベーコンに塩気があるので、塩分が強くなりすぎないように気を付けましょう
5.アボカドの皮の中に具材を入れ、取り分けておいたオクラを最後に飾って、いただきましょう。
オクラの下処理が気になったら、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
◇【調理の下処理17】口当たり良く、水っぽくならない「オクラ」の下処理法
薬効1「オクラ」
「オクラ」は、特有のネバネバ成分が胃腸の粘膜を保護したり、「食物繊維」が豊富なため、便秘改善に役立つ野菜です。消化力が上がるので、栄養素の吸収が良くなるうえ、「ビタミン」や「ミネラル」が豊富なので、疲労も回復しやすい食材です。