調理の下処理
【調理の下処理17】口当たり良く、水っぽくならない「オクラ」の下処理法
2017年 5月 9日 07:30
オクラは夏が旬の野菜で、サラダや和え物などによく使われますね。今回は、口当たりを良くして、水っぽくならない「オクラ」の下処理方法をご紹介します。オクラは、緑が濃くてヘタが黒ずんでいないものが新鮮です。暑くなると食べたくなるオクラ、美味しくいただいてみませんか。
【下処理1】ガクとヘタを取り除く
オクラのヘタとガクは堅く、食べると口に残りやすい部分です。オクラを水洗いしたあと、包丁でヘタの先端を2mmほど切り取り、ガクを薄くそぎ取るようにします。オクラのガクを切り落とす方法だと、種が入っている穴が剥き出しになり、下茹でしたときに穴へ水が入ってしまいます。すると仕上がりが水っぽくなってしまうので注意しましょう。
【下処理2】塩で産毛を取り除く
オクラの表面には産毛が生えていて、残っていると口当たりが悪くなります。オクラの表面に塩をまぶして指先の腹を使ってこすり、産毛を取り除きましょう。そのほかの方法には、まな板の上へオクラを並べ、塩をたっぷり振り掛け、両手で押さえながら前後に転がす方法もあります。炒め物など加熱する場合は塩を洗い流して、キッチンペーパーで水気を拭き取ってから調理しましょう。
【下処理3】熱湯で茹でて冷水に取る
サラダや和え物にする場合、オクラを下茹でします。鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩が付いたままのオクラを入れます。茹で時間は1分30秒が目安です。茹で上がったら冷水に付けて粗熱を取り、ザルで水気を切ります。キッチンペーパーで水気を拭き取り、料理に合わせた大きさに切り分けましょう。