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【折り紙とハサミで切り絵27】モチーフをつなげて作る「風に舞うモミジ」
2017年 11月 9日 07:30
紅葉の季節にぴったりのモチーフと言えば「モミジ」。今回は、大きさの違うモミジのモチーフをつなげて切って、風に舞うように仕上げる切り絵の作り方をご紹介します。つなぎ目を目立たせずに、3枚連なったモミジを切るコツをマスターしましょう。最初にモミジの型紙を作り、配置を自由に変化させながら、自分スタイルのアート作品を作ります。ぜひトライしてみませんか?
ウォームアップ:葉脈を切り抜く練習をしましょう
用意するものは、折り紙とハサミです。折り紙は、100円ショップなどで購入できる一般的な15cm四方のものを使いましょう。まずは、ハサミ使いのウォームアップとして、葉っぱと葉脈を切る練習をします。葉っぱの大きさや形は、好きなように切って構いません。葉脈は、葉の形に添って切り込み線を1本入れ、少し紙をずらして、もう1本、線を切り入れて、細い眉を切り抜くようなイメージで作ります。この練習を何回もしておくと、作品作りに生かせますよ。
作り方1:モミジの型紙を作りましょう
最初にモミジの型紙を大小2種類作りましょう。まず、折り紙を半分に折って縦に置きます。折り紙の「輪」を中心線に縦半分のモミジの絵を鉛筆で描きましょう。大きい方のモミジの大きさは、写真の緑色の点線を参考に、紙の縦横それぞれ1/2の大きさを目安にします。小さいサイズのモミジは、写真のピンクの点線が参考に、折り紙の縦横1/3を目安にして描きす。下絵ができたら、線に沿って、葉のてっぺんからハサミで切っていきます。広げると、左右対称に7枚の葉が広がりますね。茎は広げたときに2~3mmの幅になるように作りましょう。
作り方2:図柄をデザインしましょう
今回のモミジのモチーフは、紅葉の雰囲気が出る、赤や黄色の折り紙を使って作りましょう。下絵は折り紙の裏の白い面へ描くので、裏面が上に来るように折り紙を縦半分に折り、「輪」を右にして置きます。まずは紙の下半分のスペースに、大きなモミジの型紙を置いて周囲をなぞって形を写し取ります。右下の大きな葉の先が、「輪」の部分で下の紙とつながるようにしましょう。次に、小さいモミジの型紙を、大きいモミジの上側へ置きます。このとき、葉と葉が微かにタッチし合うように配置します。最後にもう1度、小さい型紙を2つ目のモミジの上側へ置いて、葉の一部がタッチするように写し取りましょう。モミジの向きやタッチする部分は、写真を参考にお好みで配置してみましょう。
作り方3:モミジを切り抜きましょう
では、いよいよ3つの葉をつなげて切り抜きます。1番下の大きなモミジの右端、折り紙の輪にモミジの葉先がつながっている部分からスタートして、一筆書きのように、3枚の葉の輪郭を続けて切っていきます。茎の部分は型紙では直線でしたが、できれば少しカーブを付けて、先端を右や左へ曲げて切ると、風に吹かれているような動きが出ますよ。
作り方4:ポイントは、葉同士のつなぎ目
今回のテクニックポイントは、モミジの葉同士のつなぎ目です。1つのモミジの葉先から隣のモミジの葉先へと切り進めるときは、紙を動かしながらハサミの方向をはっきりと変えて、なるべく小さな点で葉同士がタッチし合うように切りましょう。ここは、ハサミの刃先を使うと、切り落としてしまうことがあるので、刃元に紙を挟んで丁寧に切り進めるようにします。つなぎ目が小さければ小さいほど、連なったモミジが美しく、完成度がぐんと上がります。
作り方5:葉脈を作って仕上げましょう
切り始めの「輪」まで戻ったら、大きなモミジの葉の一部をつなげたまま、切り終えましょう。この部分をつなげておいた方が、葉脈を作るときに紙が剥がれにくくて切りやすくなります。そして次に葉脈の下絵を書きます。茎から伸びた中央の長い筋と、両脇の大きな葉の筋を、鉛筆で下書きしましょう。それからハサミで下書きに沿って切って行きます。緩やかなカーブを描くように切ると、立体感が出ますよ。詳しい切り方については、【折り紙とハサミで切り絵12】も参考にしてくださいね。
◇【折り紙とハサミで切り絵12】テクニック編:表情豊かな「葉っぱ」作ろう
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162528.html
「風に舞うもみじ」の完成!
最後に紙を広げ、大きなモミジがつながっている部分を切り離して、2つの切り絵に分けましょう。大きなモミジを下にして、2つの切り絵を少しづつずらして並べると、モミジが舞い落ちてくる雰囲気が表現できますね。画用紙に貼って額に入れたら立派なアートの完成です。
応用編:デザインをアレンジしてみましょう
今回作った型紙を使って、モミジの向きや接続する位置、大小サイズの並べ方などを変えて、どんどんアレンジしてみましょう。色や配置を換えて何枚かをコラージュして、1つの作品に仕上げるのも、おすすめです。また、柄がプリントされているクラフト折り紙も使うと、お洒落な雰囲気を演出できますよ!