10分こそうじ
靴や帽子が洗濯機で洗える! 便利グッズと知っておきたい洗濯知識
2024年5月16日 08:05
新年度がスタートして早1カ月。4月から進学や就職などで新生活を始めた方も多いことでしょう。中には初めてのひとり暮らしで、慣れない家事に挑戦している人もいるかもしれません。
洗濯は優秀な洗濯機が自動でやってくれますが、使い方を間違えると大惨事になる恐れもあります。今回は、意外と面倒な身の回り品の「お洗濯」について、知っておくと役立つこと、持っておくと便利なアイテムをご紹介します。
洗濯機に入れてはいけないものも 知っておきたい洗濯知識
衣類のタグには洗濯方法について細かな表示がされています。この洗濯表示は、「家庭での洗濯の仕方」「漂白の仕方」「乾燥の仕方」「アイロンのかけ方」「クリーニングの種類」の5つの基本記号からなり、そこにプラスして洗濯の「強さ」やアイロンの「温度」、「禁止事項」などを表す記号や数字が記載されています。
クリーニング店に出すしかない……と思っていた衣類が意外と自宅で洗えるなど、知っておくとコスト面で嬉しいことも。洋服を購入する時にも、自宅で手入れできるかどうかは大きなポイントになりますね。
衣類用洗剤にも様々な種類があります。使い勝手や汚れの種類、汚れ度合いに合わせて選びます。
液体洗剤 主に中性。溶け残りが少なく使いやすい。計量不要のジェルボールタイプもある
粉末洗剤 主に弱アルカリ性。溶け残りの可能性がある。油汚れなどに対する洗浄力が高い
おしゃれ着洗剤 主に中性。繊維への刺激が少なくデリケートな衣類に適している。ただし家庭洗濯NG表記の衣類は洗えない
固形石鹸 弱アルカリ性。襟そで汚れやシミなど部分洗いに適している
酸素系漂白剤(液体) 弱酸性。落ちにくいシミを集中的に落とす。色柄物にも使える。塩素系洗剤とは混ぜないこと
実は洗濯機に入れてはいけないものもあるんです。
例えば熱いお湯。50℃以上のお湯は部品の変形や傷みによる感電・漏電のおそれがあるため、入れないようにしましょう。洗濯機によっては「お湯洗いコース」などを備えている機種もありますが、その場合も同様にお湯は入れてはいけません。
また、一度油がついた衣類は、洗濯後でも絶対に乾燥しないようにしましょう。発火のおそれがあります。美容オイル(ボディオイル)、食用油、動物系油、機械油、ドライクリーニング油、ベンジン、シンナー、ガソリンなどがその対象です。
このほか、レインコート、サウナスーツ、ウェットスーツ、おむつカバー、スキーウェアといった防水性の衣類やシートなどは脱水してはいけません。防水性の素材は水を通さないため、脱水できずに洗濯槽に水が残ったままになってしまいます。脱水しようとすると洗濯機が激しく揺れ、バランスを崩して転倒や破損・水漏れの恐れがあります。
靴、布団、帽子も自宅で洗える! 便利な洗濯グッズ
洗濯に便利なアイテムその1は、水洗い可能な靴が洗える洗濯ネット。靴はゴシゴシ手洗いでしょ!! と洗濯機洗いを否定していた筆者も手放せないアイテムとなりました。
上履き・室内履き・スリッパを中心に洗っていますが、スニーカーを洗う時は、砂やゴミなどしっかり取り除いてから洗います。洗濯中の音も気にならず、入れたまま物干しに干せるデザインも使い勝手がいいです。
続いて、スラックス・スカート用の洗濯ネット。丈の長いスラックスやスカート、マフラーなど、水洗いOKのおしゃれ着洗いに使えます。クッションポールの芯に洗いたい衣類を巻きつけてネットに入れることで、シワや型崩れを防止します。
汚れやすいキャップは型崩れや縮みが心配なこともあり、意外と洗濯が難しいもの。そんな悩みを解消してくれたのがキャップウォッシャーです。
キャップをガッチリ固定されたプラスチック製の枠に入れて、洗濯機へ(筆者は、さらにネットに入れて洗います)。水洗いOKの運動用キャップにおすすめします。
人は、寝ている間に200mlの汗をかくといわれています。寝汗が染み込んだ寝具を頻繁に、さらに簡単に洗いたい。ただ、そのまま洗濯槽に入れると傷みも気になるし、脱水時に偏ってしまい、エラーとなることもしばしば。
そんな時は、大きな洗濯ネットが便利です。布団を筒状に丸めて、すっぽり洗濯槽に入れられます。脱水時のトラブルも減りました。じゃばら式のデザインで、使わない時にスマートに収納できるのも◎。
以上のような便利アイテムを使えば、デリケートな寝具や衣類、小物など、洗いたいけれど面倒だったものも、ご自宅の洗濯機の手洗いモードやドライモードを使って、気軽に洗えるようになります。気になるアイテムがあれば、ぜひ一度試してみてください。