藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム
心配性のカゼ対策グッズその1 ~携帯式ハンドスプレー
2019年10月29日 06:00
今年は、9月のうちからインフルエンザA型が猛威を振るっているのだそうだ。嫌すぎる。そんな流行にはおいそれと乗りたくない。
ところで、無くて七癖。無意識の時に自分がどういう所作をしているか、把握している人というのは、どれくらいいるものだろう。カメラを仕事机などのどこかにしかけておいて、自分の様子を録画でもしない限り分からないのではないだろうか。
筆者の場合は自覚している範囲で、かなりしょっちゅう頬杖をついている。肘をテーブルや机につき、手の甲で左右を問わず、ほっぺたから顎の辺りをさすっている。あと鼻の下を擦ることも多い。人がいるところで鼻をほじることはしないが、無意識下では如何だろう。自信はない。
だが、こういうことをしていると、手に付いてしまっている細菌、そしてインフルエンザ含むウイルスを、顔の周りにわざわざ塗りたくっているようなものらしい。そのまま粘膜に「ピッ」とくっつければダイレクトイン。伝染することになる。これはかなりやばい癖なのである。
とかく「手は、相当に汚い」という話を昨今あちらこちらで聞く。いわゆる「うがい手洗い」の「手洗い」行為の意義を思い知る。
とはいえ我々、近代的衛生的なオフィスにいるなどして、頻繁に手を洗える環境にでもない限り、案外「手洗い」できる場所というのは少ないことに気づくのだ。出先、特に公園や公衆トイレなどでは、その水道自体の衛生状態に疑念が生じてしまう事もある。
でも時と場所を選ばず、手の衛生状態を整えたい。そこで、このハンドスプレーのお出ましとなる。こちらは、既存のジェルタイプと異なりサラッとした水状なので、手のひらや指の股に行きわたるのが早く、ベタベタ残らないのが、なかなか具合良い。
メーカー名 | 大幸薬品 |
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製品名 | クレベ&アンド ハンドスプレー 20ml |
実売価格 | 550円 |
スプレーなので、さっと除菌したい場所、出先のトイレの便座などのチョイ掃除にも使いやすい。かなり汚いと噂の、スマホの画面拭きにもいける。
スタイリッシュデザイン(!)かつ、邪魔にならない小さいサイズ感なのだが、この20ml量でもだいたい150回使えるそうだ。1日3回でも2カ月弱、結構長くもつんだなと思う。
集団生活をしている中高生の娘たちも、カゼ予防に使いたいというので持たせているのだが、「臭い上履きの内部」に吹き付ければ除菌となり、下駄箱にこもるニオイ対策になるのだそうだ。
ふうむ。なにげにかしこい使い方である。だがやはりそれは持ち帰って自分で洗え、と母は思った。