藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム
トイレの「汚れ」と「臭い」が気になる人に、ぜひ試してみてほしい一品
2018年8月31日 07:00
GWに子どもたちを連れて実家に帰った。実家には要介護1の父が独居しており、そこここでヘルパーさんの助けを借りながら、なんとかかんとか暮らしを続けている。
エアコンのあるリビングに、かつて私が使っていたベッドを持ち込み、テレビやテーブル、ソファを配置してワンルーム体制を築いて暮らしている父の周辺は、綺麗に片付いて整理されている。
しっちゃかめっちゃかな我が家と比べ「おじいちゃんって意外とキレイに生活してるんだねえ!」なんて感心していた娘たちだったのだが、トイレを借りて出てくると皆一様に微妙な表情を浮かべていたのである。
帰りの電車内で……。
「おかあさん。私、お母さんが普段から、すっごい、うちのトイレのお掃除を頑張っていることを、今日はじめて分かった」と、小6の次女がまじめな顔をして言った。
「ああ。おじいちゃんとこ、トイレが臭かったんでしょ」と応えると「うん……」と頷く。「ちょっと、びっくりした。見た目はすごくキレイなのに、便器も汚れてないのに、あれ、なんであんなに臭うの? あのトイレ、おじいちゃん一人しか使ってないのに」
それにくらべてウチは5人がメチャクチャ使ってるのに、あんまり臭わないっていうか、くさいって感じたことないんだよね? と首をかしげている。
あれはねえ……。壁と床の、掃除の頻度によるんだよねー……、と、ちょっと独り言のように私は答えた。といっても、「そこまで」ヘルパーさんに頼むのも、父本人に拭けというのも躊躇われる。なので、私が帰る際に、いつもザッと拭いてくるのが習いだった。でもその程度の頻度ではまあ焼け石に水だ。
娘「トイレってなんで臭うもんなの?」
母「うーん、理由はそのトイレ、トイレで微妙に違ったりはするんだけど、だいたいは出したものの影響で臭うよね。おしっこや、うんち。便器の中に落ちた分は、そりゃー、水洗で流しちゃえば無くなるから、臭うハズもないんだけど」
娘「流れないのもあるの?」
母「あるよー。特に男の人が立っておしっこすると、バチャバチャ飛ぶでしょ。まあ、お母さんもその場面を目撃したことがあるわけじゃないんだけどさ……男の人が立ちションを……1日に7回おしっこしたら、便器の周りの床に2,300滴もおしっこが飛び散ってた、って、わざわざ実験してわからせてくれた会社があってね……(※)」
娘「へえ……。その情報、役に立つけど、なんだか、嫌だねえ」
母「そうだねえ……」
娘「知りたくなかった、っていうか……」
母「そうだねえ……」
日々の汚れはごく微量なのだ。散っても乾いてしまえばどこが汚れたかも分からない。目に見えてわかる汚れではない。でも、だからこそ「蓄積」した末の存在感の厚みに、ひどく驚かされるのだろう。
トイレの「床拭き」というのが体勢的にも億劫な掃除であること、便器の中などと比べるとインパクトにも欠けるし意識して掃除し続けにくい箇所であること、雑巾を使うべきか使い捨てシートにするべきか、ランニングコスト面を含め掃除道具の選定にも迷いがちな場所であることはよく分かる。
しかし、その頻度が「たまに」であるほど、掃除に使用する道具の質が問われる。「道具」と位置付けると微妙に違和感があるかもしれないが、「使い捨て掃除シート(洗浄成分含む)」というのは、洗剤である側面はあるものの立派な「掃除道具」である。
メーカー名 | 花王 |
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製品名 | トイレクイックル 消臭ストロング 容器入 10枚 |
実売価格 | 332円 |
その商品群、あまた巷に溢れる中で、私が今一番「強力!」と傅いているのが「トイレクイックル消臭ストロング」である。介護利用を想定し、決して少なくない「粗相」の処理に耐えるヘビーデューティーなシートのサイズや厚み、高い除菌効果、尿臭や便臭のブロック機能、などなど、他製品の追随を許さない。
普段からトイレの飛び散り汚れに悩んでいる人、来客前など特に神経質になっている人など、トイレの「汚れ」と「臭い」が気になる人には、ぜひ試してみてほしいと思っている。