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腕時計代わりにスマートウォッチはどう? 健康管理に使わなくても便利だった
2025年1月24日 09:05
これまで腕時計を身に着ける習慣はありませんでしたが、ビジネスシーンではスマホを取り出しにくい場面も多く、時間を確認するために腕時計が必要だと感じるようになりました。ただ、安い腕時計は信用を失う可能性がある一方で、高級時計を購入するまでの決断には至らず、スマートウォッチを買うことに。
健康管理機能には興味がなく、スマホの操作が手元でできることにもメリットを感じていなかったので、使用しなくなる可能性を考え、なるべく手頃な価格のモデルを探しました。その中でも、ビジネスシーンに馴染むデザインのモデルを検討した結果、昨年8月に「Xiaomi Watch S3」(購入価格17,800円)を購入。
実際に使ってみると便利な機能が豊富で、今では日常生活に欠かせないアイテムになっています。今回はスマートウォッチデビューをした筆者が、4カ月間使ってみて便利だと感じた点を中心にレビューしたいと思います。
手元の通知確認が思いのほか便利
とくに便利だったのは、通知機能。手首に振動で知らせてくれるため、通知を見逃すことが少なくなりました。また、周囲で通知音やバイブが鳴って、自分のスマホの通知と勘違いして確認することも減ったのは、地味ながら助かっています。
一度に表示される文章量は限られますが、ざっくりとした内容を手早く把握するには十分でした。確認しても、メールは開封済みにならず、LINEにも既読がつかない点も便利です。
目上の人との会食や混雑した電車内など、スマホを取り出しにくい場面でも、手元でさりげなく通知を確認することができ、通知が来ているのに内容を確認できず「誰からの連絡だろう」とヤキモキすることもなくなりました。
通知を受け取れることを利用して、筆者はテレワーク中はスマホをバッグにしまい、代わりにスマートウォッチを出しておくような使い方もしています。スマホで通知を確認すると、ついつい他のアプリを開いてしまい仕事が中断されがちですが、機能が限られたスマートウォッチなら通知の確認だけで済むため、テレワーク中の業務効率の向上にもつながりました。
場所を選ばず使える「アラーム」が便利
頻繁に使う機能が、アラーム機能です。
周囲に迷惑をかけることなく手首の振動で自分だけが通知に気付けるため、何分後かにカフェを出ないといけない状況や終電の確認の時などに気軽にアラームをセットしています。テレワーク中に30分間集中したい時にも活用しています。
タイマー機能はジムでのセット間の休憩時間を測るのに重宝しています。邪魔になりがちなスマホを所持する必要が減り、トレーニングに集中しやすくなりました。
なお、サイドのボタンには任意のショートカットを割り当てることができるので、筆者は下側のボタンで「アラーム」を呼び出せるように設定しています。
軽量で装着感も◎
使い勝手もよかったです。非常に軽量で装着感も違和感がなく、腕時計の着用に抵抗があった筆者にも馴染みました。
バッテリー持続時間も優れており、通常使用で14.5〜15日間、常時画面表示(AOD)でも5日間持続します。さらに、わずか5分の充電で最大2日間使用できる仕様。週1回程度充電していますが、これまで一度も電池切れの心配なく使用できています。
ワイヤレス充電には対応していませんが、専用クレードルに置くだけなので、充電も簡単。
ディスプレイとバンドの隙間には埃がたまりやすいものの、5ATM防水等級(水深50m相当)に対応しているため、簡単に水で洗い流すことができます。ただし、温水シャワー、サウナ、ダイビングでの使用は推奨されていないので注意が必要です。
デザインはややカジュアル
丸い形状のスマートウォッチは従来の腕時計のような雰囲気で、周囲からは好評でした。
筆者は取材といったお仕事の際にも着用していますが、標準のフッ素ゴムストラップはフォーマルな場面では少しカジュアルすぎる印象です。使用シーンや職種によっては、着用を躊躇するようなこともありそうです。
ベゼル(画面の縁)とストラップは交換可能で、デザインのカスタマイズ性が高く、好みのファッションにも合わせやすいです。そこそこ高額なので、気分を変えたくなったら買うのもいいかなと思っています。
スマートウォッチは健康管理機能を使わなくても、生活に役立つアイテムでした。「Xiaomi Watch S3」は手頃な価格のため、スマートウォッチが自分のライフスタイルに合うかを検討する場合にもおすすめです。使っていると、Suicaなどの決済機能は搭載されていないことが気になってきました。今は、自分好みの機能を搭載したモデルにアップデートすることも検討しています。