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ニトリのハンディファン、風だけじゃなく冷却プレートも気持ちいい!

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
充電式 首掛け冷却プレートハンディファン「MW04NC」

まだ梅雨入り前なのに、外に出ると暑さを感じるようになってきた。本格的な夏の暑さが来る前に、早くUSB扇風機を決めなければ! ということで、ニトリの「充電式 首掛け冷却プレートハンディファン MW04NC」を購入した。価格は2,990円。

本体の正面
本体の側面。充電用のUSB Type-Cポートが配置されている

同機の特徴については製品名を読めば一目瞭然だが、充電式で、首掛けして使えるうえに、冷却プレートを搭載している。さらに本体をポキっと曲げられるので、卓上のUSB扇風機としても使える。

電源ボタンをカチカチッと2回押すと、風量が一番弱い「弱」モードで起動する。さらにボタンを1回短押しするごとに「中→強」と風量が切り替えられて、もう1回短押しすると電源がオフになる。

2回の短押しで起動というのは、現在手元にあるUSB扇風機4機種のうちで唯一。他機種はいずれも長押しのため、おそらく長押しで起動というモデルが多いように感じる。そのため、例えばシーズンが終わって半年くらい使わずにいると、筆者だけかもしれないが、起動方法を忘れてしまいそうだ。

起動するには、本体に上下2つ並んでいる上のボタンを2回押す。ちなみに下のボタンは、冷却プレートのオン/オフ用

気温が30℃近くある外で使ってみると、風量が少し弱いように感じる。これは最大風量にしても、それほど変わらず「もうちょっと強力に吹いてほしいなぁ……」と思ってしまうのが正直なところだ。

風量を勘案すると、同機はスポーツなどの汗が吹き出していて「少しでも強い風をくれ!」という状態で使うのには適していない。むしろ暑い日に外を歩いている時に、常時、電源をオンにして風を感じるというのが、正しいというか向いているだろう。

そのために、首に掛けて使えるよう、本体が折れるようになっているし、ちょうど良い長さで首掛けできるストラップも付属している。

そのほか、テーブルやデスクに置いて卓上のUSB扇風機として使うのにも良い。本体を折ってテーブルなどに置くと、ボタン部分が隠れてしまって風量の切り替えは面倒になるが、USBケーブルを挿した状態でも使えるので充電の心配はない。

首掛けストラップが付属する
卓上のUSB扇風機としても使いやすい

風で涼むという方法のほかに、冷却プレートで涼むこともできる。これは電気を流すと片面が吸熱(冷却)し、もう片面が放熱されるペルチェ素子を使っている。電源ボタンの下の「冷却スイッチ」を押すと、この冷却プレートが徐々に冷えていき、頬や首筋などに当てると、ひんやりとする。

何度か同様の冷却プレートを体験している筆者は「まぁこんなだよね」という感じだったが、初体験の小学4年生の息子が試すと「わぁ! なにこれぇ!!」と、少し興奮していたし「気持ちいい! 普通に気持ちいいよ」と喜んでいた。

ただし、扇風機をオフにして冷却プレートだけを使いたい……ということもあるだろうが、扇風機をオフにすると冷却プレートもオフになってしまう仕様。大丈夫だとは思うが、首筋やおでこなどを冷却プレートで冷やす際には、髪の毛が巻き込まれないよう注意しておいた方が良いだろう。

扇風機の中央の銀色のプレートが冷却され、肌に当てるとひんやりとする
汗だくで帰宅した息子に冷却プレートを使わせたら「気持ちいい!」と喜んでいた
首筋などに当てると、ひんやりとして気持ちが良い

扇風機の最大風量が若干弱い点が残念ではあるけれど、冷却プレートについては、首筋などの一部を一気に冷やすのには有効だ。USB扇風機も欲しいし、冷却プレートも欲しいという人に、おすすめできる1台だ。

現在、タイプの異なる4機種のUSB扇風機を使い比べている。それぞれ、どんな人に適しているかを、今後の記事でまとめていきたい。

現在、使い比べている4機種のUSB扇風機
河原塚 英信