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ジェットな強力風のハンディ扇風機が気持ちいい!

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
ジェットハンディファン JFSZ-01B

これからもっと暑くなりそうな夏。超強力かつコンパクトなUSB扇風機を使ってみたいと思い、ドウシシャの「ジェットハンディファン JFSZ-01B」を取り寄せた。価格は5,980円。

送られてきた本機を手に取ると、想像していた以上に小さかった。本体サイズは40×85×145mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは230g。「こんな小さくて、本当に大風量を出せるのか?」と思ったほどだ。

正面
側面

電源ボタンを長押しすると、ぶひぃ〜ん! と少し甲高い音を立てながら風が送られてくる。風の指向性がとにかく高いので、顔に当てると目を開けていられないほど。外観が、航空機のジェットエンジンのような形なこともあり、ジェットモードと命名されたのも分かる。

電源ボタンを長押しすると「ジェット」モードで起動する

息子と公園に遊びに行った時に持っていくと、すこぶる使い勝手が良い。一般的なUSB扇風機よりもコンパクトで持ち運びやすく、それでいて、汗でベッタリと頭に貼り付いた髪の毛も吹き飛ばしてくれる。さらにシャツの裾から風を送ると、一気に風が吹き抜けて、すこぶる気持ちが良い。

風量が強いので、風呂上がりに使うのもおすすめだ。ドライヤーのように、髪の毛を乾かすまでには相当の時間がかかりそうだが、風が頭皮にまで届いて気持ち良いのだ。

大風量が気持ちいい!

ブロワーのように使うのにも良い。窓のサッシに風を当てると、溜まったホコリが一気に外に吹き飛んでいく。本体が小さいから扱いやすく、ブロワー機能を備えた一部の掃除機で掃除するよりも、気軽に使える。

試してはいないが、BBQなどで炭火をおこす時にも便利そうだ。種火に、ふぅふぅと口で風を送るのは少々のテクニックが必要だが、本機を使えば長く強い風が送れるので、良いのではないだろうか。

指向性の高い風を送り出す

起動するのに使ったボタンを短押しすると、風量は徐々に下がる。起動時は「ジェット」で、ボタンを押すごとに「強→中→弱」と風量が4段階で調節できる。起動している状態で長押しすると電源がオフになる。

使用時間の目安は、最大の「ジェット」モードで約30分。これは、実際にジェットモードで試してみたが、30分弱で使い続けられた。さらに「強」だと約1時間、「中」では約2時間、「弱」では約4時間となっている。

本体底部に配置されたUSB Type-Cポートから充電が可能。なお、USBケーブルを差し込んだ状態では使えなかった。

本体底部の、充電用のUSB Type-Cポート。ほかにストラップ穴がある

音に関しては、少し高音域なこともあり、室内で「ジェット」や「強」モードにして使うと、妻に「うるさい!」と怒られる程度。「中」や「弱」モードであれば、それほどでもない。

本体は自立させられるが、風の指向性がとても高いので、テーブルなどに置いて、長時間体に風を当てるのには向いていない。あくまでも細く長い風を、一気に送り出すのに特化したUSB扇風機。

現在、4機種のUSB扇風機を使い比べているが、筆者はこの「ジェットハンディファン JFSZ-01B」がとても気に入ったし、今年の夏は常用することになりそうだ。

現在、使っている最新USB扇風機の4機種
河原塚 英信