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ニトリの取っ手が取れるセパレートパンは2品同時に作れて忙しい朝に便利

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
ニトリ「IH・ガス火 しっかり仕切りのセパレートパン」。サイズは19.1×20.4×4.4cm(幅×奥行き×高さ)、重さは約470g。素材はアルミニウム合金、食洗機使用不可、金属ヘラは使用可。取っ手は別売

何かと忙しい朝の時間帯は、朝食作りはなるべく手早く済ませたいもの。複数のおかずを調理する時に、フライパンを2つ使ったり、一品作る度に洗ったりする作業をまどろっこしく感じていました。

そこで目をつけたのが、ニトリの「IH・ガス火 しっかり仕切りのセパレートパン」。中央に仕切りがあり、2品同時に調理することが可能。取っ手が取れるため、収納やお手入れがしやすいのも特徴です。直販価格は1,490円。別売の取っ手は1,190円です(3月22日現在)。

実際に使ってみたところ、朝食をササっと作る用途には便利だと感じました。また、スペースが小さいため、卵1個で卵焼きが作りやすいという意外な発見もありました。

2品同時に調理可能。取っ手が取れるセパレートパン

ニトリ「IH・ガス火 しっかり仕切りのセパレートパン」は、累計100万個を販売した「TORERU」シリーズの商品。

同シリーズにはフライパン、鍋、卵焼き器などがあります。「セパレートパン」は、中央に仕切りがついている角型のフライパン。2品同時に調理できるため、朝の忙しい時間にお弁当やおかず作りをスピーディーにできます。

TORERUシリーズ専用 着脱ハンドル TORERU2。サイズは5×18×3.5cm(幅×奥行き×高さ)、重さは約160g

仕切りつきのフライパンは各社販売していますが、取っ手が取れる商品は多くありません。

TORERUシリーズは取っ手が外れるため、重ねて収納することができるのが魅力。セパレートパンは形状が角型で仕切りがあるため重ねにくいですが、ひとつの取っ手を使い回せるので、シリーズで揃えればすっきりと収納しやすくなりそうです。

取っ手の着脱方法は、まずレバーを回してロックを解除。ボタンを押すとクリップが広がるので、フライパンに取り付け、レバーを回して固定します。

レバーを回し、ロックを解除状態にしてからプレスボタンを押す
クリップが広がるので、セパレートパンに取り付けて、レバーを回して固定する

取っ手はしっかりとホールドされ、ガタつきがなく安定感があるため、使い心地はよいです。シリコン塗装がされており、触り心地も◎。滑りにくくしっかり握れます。取っ手を外せば、お皿に移すことなくそのまま食卓に出すことも可能です。

内面はマーブル(大理石)コーティング加工が施してあり、焦げ付きにくく、こびりつきにくいです。取っ手が外せるので、狭いシンクでもお手入れしやすく優秀。四角い形状で洗いにくいかと思いましたが、枠に沿って力を入れやすくて、汚れも落としやすかったです。なお、ハンドルは丸洗いできないため、汚れがひどい時は台所用中性洗剤を含ませた布で拭き取る必要があります。

狭いシンクでも洗いやすいです

手軽に時短調理を実現。卵1個の卵焼きも作りやすい

同時調理ができると朝食の準備が早いです

目玉焼きとソーセージを同時に作ってみました。普段は、目玉焼きを作った後に同じフライパンでソーセージを焼くか、別のフライパンを使って調理していましたが、やはり同時に調理できると早い。目玉焼きが完成する頃にはソーセージも焼き上がり、時短調理が実現できました。

ただ、各スペースの幅が狭いため、フライ返しをスムーズには動かしにくいように感じました。また、目玉焼きを丸く作るのは難しく、やや四角く仕上がる場合も。

スペースが狭いためフライ返しを動かしにくい

前モデルでは中央の仕切りの高さが約2cmでしたが、新モデルは約3.5cmにリニューアルされました。仕切りの高さは十分で、卵焼きを作るときも、隣のスペースに卵液が侵入することなく作りやすかったです。スペースが小さいため、1個の卵で小さな卵焼きを簡単に作れるのは便利でした。

卵1個でも卵焼きが作りやすいです

異なる食材を同時に調理するため火加減が難しい、フライパンのスペースが狭いため調理できる量が少ないという点はありますが、目玉焼きと同時にベーコンやウィンナーを焼くような簡単な用途であれば、それほど気にならないでしょう。価格もお手頃で、朝食やお弁当作りを時短するのに役立つアイテムでした。

福永 太郎

フリーランスの編集者・ライター。ライフスタイル系メディアの家電記事の担当を経て独立。現在は複数のWebメディアに寄稿。