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「まんまるわたあめ」おうちで作れる!? 縁日気分で楽しい
2024年2月9日 08:05
縁日やお祭りの屋台の定番メニューといえば「わたあめ」。英語で「コットンキャンディ(cotton candy)」というように、綿(コットン)のようにふわふわ、モコモコしたルックスと、口に入れた瞬間、溶けてなくなるような不思議な食感が魅力です。
パッケージ入りのわたあめは市販されているものの、やはり食べたいと思うのは、専用の機械で作る大きなサイズ。家庭用のわたあめ機があれば、縁日やお祭りに行かなくても、自宅で好きな時に作りたてのわたあめを楽しめます。
そこで、ライソンの「わたあめメーカー スイートマルーン KDCC-008P」を借りて、わたあめ作りに挑戦してみることに。子供たちと一緒にできたてを食べるのはもちろん、作ること自体も楽しめました。
使い方&組み立て簡単な家庭用わたあめ機
筆者が使用した「スイートマルーン」は、巨大なスイーツカップのような見た目がかわいい家庭用わたあめ機です。直販価格は6,980円。
使い方はとても簡単です。パーツを組み立てたら、中央の回転皿の中にあめ玉またはザラメを入れて、本体下部の電源スイッチをONにします。電源を入れると回転皿が高速で回り、材料が加熱される仕組み。
1~2分経つと回転皿から糸状のわたあめが出てくるので、付属のロリポップ型スティック(全長24cmくらい)を使って、絡め取るように巻きつけます。わたあめがスティックになじまない場合は、あらかじめスティックに霧吹きで水を吹きかけて濡らしておくのがおすすめ。
ちなみに、20分以上の連続調理、ソーダ粉末・リキッド入り・ミルク入りのあめ玉、ソフトキャンディの使用はNGです。
数分経過し、わたあめが出なくなったらスイッチをOFFにしましょう。
なお、本機の構成は本体、回転皿、受け皿(上部・下部)、付属品(スティック3本・さじ1本)。本体以外のパーツはすべて丸洗いできるので、使用のたびにお手入れできます。本体は水洗いできないので、濡らした布巾、やわらかい布などで汚れを拭き取りましょう。
本機は組み立て方もとても簡単。受け皿上部(クリアカラー)と受け皿下部(ピンク)を重ね合わせて、回転皿を乗せた本体に通して固定するだけでセット完了です。
なお、回転皿を乗せる際は、本体上部のヒーターの中央にある突起部分に、回転皿軸の凹部を合わせて取り付けましょう。正しく取り付けないと皿がきちんと回らず、パーツ破損や変形の原因となるので注意が必要です。
本機を収納する際は、受け皿(上部・下部)を取り外し、ひっくり返して下部(ピンク)が上側になった状態で本体に通すとコンパクトなサイズになります。
まん丸“わたあめ”を作るにはコツが必要
ライソンのわたあめメーカー「スイートマルーン」の最大の特徴は、付属のロリポップ型スティックを使って、まん丸のわたあめが作れること。スティックの先端が丸くなっていることにより、わたあめを絡めていくだけで自然にまん丸になるのだとか。
それならばカラフルなわたあめをいろいろ作ってみようと、色つきのザラメや、子供たちが好きなフレーバーのあめ玉をたくさん用意しました。
材料を揃えてワクワクしていたのですが、結論からいうと、筆者はあまり上手に作れませんでした(泣)。
1番最初はあめ玉3個を使い、スティックを少し水で濡らしてからチャレンジしましたが、うまく巻きつけられず、わたあめが受け皿に落下。
あめ玉1粒のサイズが小さかったこともあってか、わたあめはミニミニサイズでした。
スティックから落ちてしまったわたあめは、グラスに盛り付けるとかわいいです。
次に、あめ玉の量を5個に増やして作ったところ、何とかスティックに巻きつけることができて、サイズも大きくなりましたが、まん丸にならず、見た目も残念でした。
これはもしや私の腕が悪いのでは? と思い、子供にバトンタッチし、材料もザラメを使ってみることに。なお、ザラメを回転皿に入れる時は、付属のさじを使うと投入しやすいです。
「わたあめ作りたい!」とはりきっていた小学4年生の息子にやらせてみたところ、筆者よりはるかに上手でした。まん丸とはいかないまでも、丸みのあるふわふわのおいしそうなわたあめを作っていたんです。
さじ1杯分のザラメだと小さめだったので、もう2杯追加したところ、子供の顔が隠れるくらい大きなわたあめが完成しました。
息子に上手に作るコツを聞いたところ、スティックを両手で持ち、一定の速度で一定方向に回してわたあめを絡めていくのだとか。
そのアドバイスにしたがって再度挑戦したところ、不器用な筆者でもそこそこ丸いわたあめが作れたので感激しました。
このわたあめ作りの様子を見ていた高校生の息子も作りたいと言い出したので、任せてみることに。どんなわたあめができることやらと思っていたら、なんと、その日いろいろ作った中で一番大きくて一番形が良いわたあめを完成させました。
高校生の息子にも上手に作る秘訣を尋ねたところ、「最初が肝心」と言っていました。はじめにうまくスティックに巻きつけられれば、自然と丸くなっていくということが言いたかった様子。
高校生の息子が作った丸いわたあめは見た目も良く、ふわふわでとても美味しかったです。
受け皿に残ったあめは捨てないで!
ここで、わたあめをきれいに作るコツをもう1つ。
本機でわたあめを続けて作っていると、細かい材料の破片や糸状のわたあめが受け皿に残ってかたまります。これを放置したまま作り続けると、わたあめをうまくスティックに巻きつけられないことがわかりました。
形の良いわたあめを作りたい時は、手間でもその都度受け皿をきれいにしてから使うのがおすすめです。
受け皿に付着したあめは、固まるときれいに剥がせます。なお、調理直後は受け皿内に残ったあめ(わた状のものも含む)はかなり熱くなっており、さわるとヤケドをする可能性があるので注意が必要です。そのため、冷めてから取り去るようにしましょう。
この残ったあめは、屋台などでは廃棄されてしまうと思いますが、家庭では捨てずに、ぜひ食べてください。
筆者も当初どう処理するかに迷い、ひとまず残ったあめをお皿に取っておきました。わたあめを作り終えてから、ふとそのお皿に目をやるとアート作品やあめ細工のようにきれいだったので、そのまま捨てるのはしのびなく、手で割って小さくして食べることに。
とはいえ、さすがに一度には全部食べ切れず、後日少しずつ消費しました。この残ったあめもけっこうおいしいので、やはり捨てずに食べた方がいいなと思いました。あるいは、料理やスイーツの材料に活用してもいいのではないでしょうか。
本機は、最初からまん丸にするのはややハードルが高いものの、コツをつかめばきれいな形を作れるわたあめメーカーです。
不格好なわたあめも、ご愛敬。家族や友人たちとワイワイ楽しめるので、パーティーやおもてなしのシーンにうってつけのアイテムだと思いました。