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ワークマンの「多機能ハサミ」キャンプで活躍! キッチンにも便利な1本8役
2023年11月27日 07:05
頻繁には使わないのだけど、「ないと困る」または「あれば便利」といったキッチンツールは意外と多いもの。筆者には、栓抜きや殻割りなどが当てはまります。
こうした細々としたキッチンツールを1つずつ揃えると、収納スペースを圧迫したり、引き出しの中で迷子になったりしがちなので、数を増やしたくない人も多いのでは?
そんな時に便利なのが、1本で8通りに使える、高儀「Multifunctional Scissors(マルチシザース/多機能ハサミ)」。近年、アウトドア用品の開発・販売にも力を入れている、作業服でおなじみのワークマンの店頭および公式オンラインストアにて、780円で販売されています。
左右のハサミを分離して8通りに使える!
高儀「多機能ハサミ」は、ハサミのほかに、ナイフ、皮むき、栓抜き、殻割り、骨切り、うろことり、缶開けの、合わせて8通りの使い方ができるアウトドア向けのキッチンツールです。
一見、一般的なキッチンバサミのようですが、よく見ると刃の形状が左右で異なっていたり、持ち手部分に突起が付いていたりなど、様々な特徴があります。
最大の特徴は、左右のハサミをセパレートできる点。左右のハサミを分離して独立させることにより、幅広い使い方を可能にしています。
加えて、左右のハサミが分離した状態で洗浄すると、片方ずつ隅々までお手入れできるのもうれしいポイント。ステンレス製なので丸洗いできます。
なお、ハサミを分離したり、元に戻したりするのも簡単です。ハサミの一方には突起部があり、他方には穴があいているので、それぞれの形を合わせて取り外し・取り付けを行ないます。
ハサミの切れ味がバツグン! 包丁代わりに使える
本品はハサミの切れ味がバツグンです。食品のパッケージをスムーズかつきれいにカットできるほか、厚みのある鶏肉のそぎ切りも簡単でした。なお、ハサミは骨切りにも使用できます。
食材をハサミでカットすると、包丁とまな板を使う必要がないので、洗い物を減らしたい時やアウトドアにも便利。
ハサミ以外の使い方については、コツが必要だったり、食材によっては使いづらい場合もあるといった印象。
ナイフとして使う場合、刃に厚みがあるので、硬いものは切れません。ニンジンのカットを試みましたが、刃が最後まで入りきりませんでした。ちなみに、ベーコンやハムなどはスッと刃が入り、カットしやすかったです。
また、皮むきもナイフと同様で、一般的なピーラーのように、野菜の皮がスーッとむけませんでした。単体のピーラーに慣れていると使いづらさを感じますが、まったく皮むきができないわけではなく、鉛筆を削るように、手前から奥に向かって刃を滑らせるようにすると少しずつ皮をむけます。
さらに、使うのにコツが必要だと思ったのは殻割りです。断面のハート形がかわいい姫くるみ割りに挑戦したところ、片手ではとても割れませんでした。姫くるみを殻割り部分ではさみながらハンドル部分を卓上に垂直に立て、上からもう片方の手で押さえつけたら、何とか割ることに成功。硬いくるみも割れることが分かったものの、作業にあたってはコツと力が必要だと思いました。
栓抜き、缶開けは、ハンドル部分に付いています。
栓抜きは一般的な栓抜きと異なり、作用点となる部分が王冠に引っかかりにくく、やや使いづらさを感じたものの、たまに瓶1~2本の栓を抜く程度であれば許容範囲だと思いました。
一方の缶開けは、缶入りのベーキングパウダーやカレー粉などの蓋が、いとも簡単に開けられて驚きました。多少きつく閉めても、あまり力を入れずに開けられます。
こうした缶の蓋をきつく閉めると、次から開けづらくなってしまいがち。そのため、食材の保管にはよろしくないと思いつつ、少し緩めに蓋を閉めていた筆者ですが、この缶開けのおかげできっちり閉めるようになりました。
本品には、そのほかに、うろことり用の刃も装備されています。残念ながら、生魚を扱うのが苦手な筆者は使うことがないであろう機能ですが、釣った魚をその場でさばいて食べる時などに便利そうですね。