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サンコーの1万円台の全自動コーヒーメーカーがお一人様にぴったり!

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
サンコーの「俺のバリスタ2」。タンブラー(600ml)、計量スプーン(6g)が付属

在宅ワークをしていると、1日に何杯もコーヒーを飲みます。ハンドドリップで淹れる挽きたてのコーヒーが好きですが、淹れる作業が億劫で……。最近はドリップバッグのコーヒーを飲むことも多くなりました。

全自動コーヒーメーカーがあれば、好きな豆で手軽に挽きたてのコーヒーが淹れられるとは思いつつも、価格や設置スペースがネックで、長らく購入をためらっていました。

そんななか見つけたのが今回ご紹介する、サンコーの「お一人様全自動コーヒーメーカー 俺のバリスタ2」。14,800円というリーズナブルな価格と、スリムなサイズが特徴です。マグカップに直接抽出できる機能付きで、ラクに使えそうな印象でした。

なお、粗挽き・細挽きが選択可能で、コーヒー粉モードも搭載。保温機能はありませんが、保温性の高い蓋つきタンブラーが付属しています。

スリムなデザインで、狭いスペースに置きやすい

実物を見ると、36cmと高さはあるものの、スリムで場所をあまり取らない印象。15.5×24cm(幅×奥行き)で、リビングのテーブルの上に出しっぱなしにしやすいです。

シルバーを基調としたスタイリッシュなデザインですが、ゴツい印象は受けないため、どんなインテリアにも馴染みやすそう。

使い方は簡単でした。コンセントに差し込んで、水と豆を入れてスイッチを押すだけ。1杯分は3分程度でドリップが完了するので、忙しい朝でもパパッと淹れられます。

水を注ぐときは計量カップを使うのがおすすめ。給水タンクに入れた水はすべて使い切る方式なので、水の量は正確に計るとよいでしょう。

水の量は最小300ml、最大600ml
豆の量はマグカップ1杯分ならスプーン3杯半、2杯分なら5杯弱が目安
操作部。左から細挽き、粗挽き、コーヒー粉モード、電源ボタン
抽出中のようす

豆を挽くときの音は大きめ。集合住宅で夜遅くに使用するには抵抗がありますが、20秒程度で挽き終わるため、朝に使用する分にはあまり気にならない印象です。

マグカップに直接抽出OK。やはり挽きたては格別

本機は、カップに直接抽出できるのも魅力です。コーヒーサーバーのセットが不要で、洗い物が減るのでラク。カップ容量は最低でも300ml必要ですが、普段350mlくらいのマグカップを利用している人にとっては便利な機能です。

カップを使用する場合は、受け皿のメッシュプレートのツメを取付穴に差し込むだけ

実際に飲んでみると、軽めのさっぱり寄りの味わいに抽出される印象。豆の個性や酸味も感じられ、挽きたてのおいしさを堪能できました。個人的には苦味が強いほうが好みなので、豆を多めに入れるスタイルがお気に入り。

豆はカルディの「マンデリン」を使用。水量300ml、細挽きで淹れました

なお、ミルはプロペラ式で、挽き方の調整幅は2段階まで。そのため、味にこだわりがある人よりも、挽きたてを飲めれば十分という人が満足しやすそうです。

お手入れは簡単で、使い終わった後はいくつかのパーツを水洗いして乾かすだけでOK。パーツは複雑ではなく、大きなものもないため、慣れると数分で完了します。

ただ、ドリップ後に注ぎ口から液体がしばらく垂れ続けるので、受け皿も毎回洗う必要がありそうですね。なお、フィルターにはメッシュフィルターを採用し、丸洗い可能です。

水洗いが必要なパーツ。左から「蒸気蓋」「フィルターケース」「コーヒーフィルター」「水フィルター」「受け皿(メッシュプレート・トレイ)」

「俺のバリスタ2」は、シンプルで使いやすいコーヒーメーカーでした。場所もあまり取らないため、一度に1〜2杯分のコーヒーを作れればよい人にはぴったり。価格も1万円台なので、全自動コーヒーメーカー入門用には向いている一台ですよ。

福永 太郎

フリーランスの編集者・ライター。ライフスタイル系メディアの家電記事の担当を経て独立。現在は複数のWebメディアに寄稿。