2018年3月2日 06:00
和歌山県東牟婁郡北山村は、花粉症に対して「じゃばら」の果皮粉末に効用があるのか調べるモニター調査の参加者1000名を3月7日(水)まで募集中です。モニターとなった人には、3月中旬に北山村の「じゃばら」の果皮粉末が送られてきます。これを毎日3~4g程度摂取し、簡単なアンケートで花粉症への効用を回答するというもの。
「じゃばら」は、昔から北山村に自生していた自然雑種で、北山村の宝として大切に育てられた果実。じゃばらの名前は「邪気を払う」に由来し、とても縁起の良い柑橘とされてるそうです。ゆずやかぼすのような酸っぱい香酸柑橘の果実ですが、果汁が豊富で種もなく、風味が独特で、近年では花粉症緩和の期待から春先に人気を博しているとのこと。
2008年には岐阜大学医学部より、「じゃばら」で花粉症の諸症状(くしゃみ、鼻づまりなど)が改善されたとの学会発表が行われています。また、ほかの柑橘に比べてナリルチンという成分が多く含まれており、花粉症への緩和にこの成分が特に注目されているそうです。2001年に北山村がモニター調査をしたところ、1000人中48%の人がなにかしらの効果があったという結果も出ているそうです。
健康にもよい果実で、花粉症の症状が少しでも緩和されたら嬉しいですね。花粉症に悩んでいる人は応募してみてはいかがでしょうか。モニター募集の詳細はこちら。